<コースと標準時間>
田口→(4.4km 1:30)大名倉→(8.7km 3:30)段戸裏谷→(7.5km 3:05)寧比曾岳(ねびそだけ)(6.0km 2:40)金蔵連峠(こんぞうれとうげ) (5.2km 2:00)平勝寺→(6.0km 2:50)安実京(あじきょう)→(3.1km 1:00)香嵐渓→(2.0km 0:45)小原橋→(0.7km 0:20)白鷺温泉・・・・・総距離43.6km

梅雨入り直前、「二日続きの晴天」予報を見て車泊とテント泊による「寧比曾岳」通過の旅を決める。

5月30日(土)

11時、家を出る。前回同様、「東名・浜松西IC」を下り、国道25732号線で「設楽町・田口」へ15時頃に到着し、バスセンター前の駐車場に車を置く。

15時、水とカメラ以外は車に置いて前回コースの最終ポイント、「(田口)役場400m、田口1.1km 20分 岩古谷山6.5 km 2:45」の標識地点に赴き、歩き始める。「福田(ふくでん)寺」直前の山道では、左に分岐する舗装路に自然に誘い込まれてその後の進路が分からなくなった。土地の人に聞いて自然歩道に復帰。このミスポイントは「山道を直進」の標識があって然るべき場所である。

1620分、「福田寺」に到着。(武田信玄が病に冒され帰国途中に療養したとの解説板あり。)池の鯉にもムスビのご飯をおすそ分け。池脇に案内板あり。

17時、田口バスセンターに戻り、町外れの私道で車キャンプ。19時には寝袋に入ったが21時頃までスポーツ公園からテニスに興じる人の声が耳に付き眠れず。車窓からは明日の天気を約束する北極星。

5月31日(日)

 

340分、田口バス停前の休憩所(きれいなトイレあり)の駐車場に車を移す。

星空の下、ヘッドランプを点けて田口を通過する自然歩道コースに復帰して勇躍スタート。舗装路と山道が交互する進路を足元に気を配りながら下る。

45分、「松戸橋」を渡る。「大名倉2.7km 55分」の標識より「寒狭川」沿いに歩く。ハンゲショウの葉が目をひく。

420分、松戸クリーンセンター前を通過。ごみ焼却の臭い。「大名倉2.1km 45分」(大阪まで596km、 東京まで408km)の標識地点より車道を外れ、鉄階段や橋を下りる。朝焼けの光が苔の道に差し込む。「大名倉1.3km 25分」の所で川越しに集落が見え、やがて日当たりの良い水の豊かなお茶畑へ出た。

 

5時、大名倉着。標識は「段戸裏谷8.7km 3:30」。 「段戸裏谷8.2km 3:20」地点より森林軌道敷跡(昭和14年より36年まで稼動)に入る。苔むしたコンクリートの柵や丸太階段を通過し、朽ちた丸木橋を眺めて歩き、いかにも自然歩道の雰囲気。

545分、(清流公園0.2km つり橋あり)「段戸裏谷6.7km 2:50」。6時のチャイムが遠方より聞こえる。紅葉いちごを見付け味見する。水が豊かで大きなマスの養殖池がある集落(宇連?)が木の間越しに見える。滑りやすい黒い丸太の橋をいくつか渡る。杉林の中に「精英樹」(種子を採取する)の標識。

651分、「裏谷高原3.8km 1:15」標識地点あたりから流水の多い山道を鶯の声を聞きながらジリジリ上がる。

722分、林道に出る。現場に地図板と「段戸国有林」の標識あり。手持ちの地図と比べるが現在地が読み取れない。現地標識に従って山道に進む。

 

740分、林道に出ると涼しい風。「段戸高原2.3km 40分」地点で林に入り分水嶺(東側が豊川水系、西側が矢作川水系)を越える。「段戸高原1.6km 30分」で太い道路に出る。田峯小学校あり。「寧比曾岳7.5km 3:05」より沢沿いを歩く。珍しいC型をした葉の草を撮影。

822分、「段戸湖」に到着。

釣り人多く、広場にはコンクリートの東屋とトイレあり。「モリアオガエル」「段戸風景林」の解説板と案内板があった。

835分、「段戸湖」出発。「原生林」標示のある森の中を進む。木々に名札が付けられているが覚えきれない。

917分、「裏谷高原」の標識あるが森の中で高原の感じは無い。遠くでチェーンソーの音。近づくと立ち木伐採中でその先に「工事期間は通行止め」の標示があった。知らずに通過してホットする。(設楽305)標示杭地点で沢の水を汲む。

103分、「寧比曾(ねびそ)岳3.1km 1:20」。(設楽318)ポイントの水場で先ほどの水を汲みかえ先に進む。見晴らしのよい休憩ポイントに出る。中年登山者夫婦と挨拶。

111分、「富士見峠」着。「寧比曾岳0.5km 10分」地点にトイレあり。

1115分、「寧比曾岳(1121m)」に到着。ここは恵那コースとの分岐点。木造東屋があり登山者多数。我々はレトルト五目飯と赤飯を暖めて昼食。

1153分、「金蔵連(こんぞうれ)峠」へ向け寧比曾岳山頂を出発。木漏れ日のカクレミノ林の中を風がさわやかに吹き抜ける。

1233分、「金蔵連峠3.9km 1:45」標識を右折。
12
57分、「筈ヶ岳」登り口を右手に見送り下り続ける。

1311分、テントを張るのに良さそうな林道脇の木陰で小休止。
13
30分、林に入る。「金蔵連峠1.9km 40分」標識。

1410分、「金蔵連峠」到着。その先で県道とクロス。トイレあり。「綾渡集落5.2km 2:00」の標識通過。

1434分、「綾渡集落4.2km 1:25」。進路の山道と平行して地図に表示のない林道あり。今夜のキャンプに良さそうな場所を探しつつ前進。

1522分、前方が急に開け、眼下50m位のところに広い林道工事の現場があった。白い鉄柵の階段を下りきると、人の気配は無くキャンプに良さそうな地形。

1528分、少し早いが林道横の平坦地にテントを張る。やがて一組の下山者が通過した後は人気が絶えて静かな夕闇に包まれた。夕食を済ませてテントに潜る。

6月1日(月)

425分、朝食のパンをかじり、東の空の一部分だけ紫紅色に焼けたおどろおどろしい朝焼けを見ながら出発。

「綾渡集落1.7km 30分」標識を過ぎると山道はじきに森を外れる。田植え後の田圃に朝日が射し込む。 林道は舗装道路にかわり農家からは犬の吠え声。

455分、平勝寺(聖観音像は重要文化財)前を通過。犬が二匹、吠えながら付いてくるのでステッキで脅かし石を投げると丸くなって逃げていった。「安実京5.5 km 2:35」標識を過ぎ、サツキの咲く坂道から竹薮の山道を登り、方向を西に変えて尾根を進む。

526分、尾根の途中で一時森が切れて視界が開ける。背後より朝日が昇る。

535分、「安実京(あじきょう)4.1 km 2:00」の標識より林に入る。杉や桧の人工林を下り、ぬかるみの山道から太い舗装道路に出てこれをたどる。早朝でも汗ばむ道。「ササユリ取ってはいけません」の立て看板がやたら目に付く。

68分、「安実京1.9km 50分」標識で左折し坂を登る。舗装路をくねくね曲がり集落に出る。水場と樹齢1000年のサワラの木があった。

640分、安実京(あじきょう)着。橋の下には泡立つ清流。

香嵐渓3 km 55分」標識より巴川の渓谷の紅葉、イチョウ、桜の木の林道を歩く。流れの先に飯盛山が見える。

713分、香嵐渓に到着。平日で時間も早い為、観光地ながらひっそりしている。

732分、準備中のビジターセンターを見学しトイレを借用。

750分、香嵐渓を出発。川沿いに高校、警察、病院、浴場スケートセンター前の車道を歩く。キビキビした通勤、通学者があふれ始めて、ザックを背負いラフ姿の我々が景色から浮いていた。

810分、「白鷺温泉0.7 km 15分」標識で帰りの為のバス停を対岸の車道で確認の上、次回の為の駐車できそうな場所を自然歩道沿いに探す。結局、白鷺温泉まで歩いたが適地無し。で、次回に懸案を残し今回の自然歩道歩きは白鷺温泉で終了とする。

1017分の稲武行きバスに乗り1122分、稲武着。急ぎ蕎麦で昼食を済ませ、12時発の田口行きバスに乗る。田口で待機の車で13時出発し1715分、無事帰宅。

高速料金 48002
バス代 香嵐渓スケートセンター→稲武 10902
稲武→田口 9402
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