朝夕は涼風の吹く季節到来。

二人と一匹の体力は少しずつ回復の模様。で、一寸遠出して秋の気分を味わおうと一泊(車泊)二日の山歩きを計画。

 

例により、参考資料で対象の山を物色。結果、以前登った蓼科山近くの麦草峠に車をとめ、当日は「縞枯山」に登った後、駐車場で車泊、翌日は「丸山」を訪ねて帰宅の計画が完成。

 

 

所要時間: 6時間14(マジメに歩けば5時間程度のコースです。)
難度(犬として): 易+++▼+難
マロンの日記: 何故か、急な山道には大石がゴロゴロ。短足マロンには歩きづらいコースでした。

 

540分、涼風を肌に感じながら車で家を出発。中央高速道を走り、「諏訪IC」を下りる。

152号線、299号線と進み、9時過ぎには「麦草峠」の無料駐車場(60台程度駐車可、トイレあり)に到着。祝日とあって既に40台ほど駐車していた。

914分、準備を整え、麦草ヒュッテ前で左折し、先ずは大石峠に向かう。泥んこ道に霜柱が残っていた。大石がゴロゴロしている荒れた山道を進む。

930分、大石峠を通過。その先も更にゴロゴロと岩の多い山道を前進。

 

948分、八ヶ岳や南アルプスの展望が得られる「中小島」のピークに到着。

マロンの期待に応えてパンを与えながらの小休止。この先は登り傾斜がキツクなり、マロンの全身運動の頻度が増す。

1023分、全然、展望の利かない林の中の茶臼山(2283m)山頂に到着。少し先に展望台があるとの表示を見て林の中を5分ほど進む。

屹立した岩の展望台地点に出る。数人の登山者が前方に広がる景色を楽しんでいた。私達も山々を眺めながらコンビニ弁当を半食。全天、雲ひとつ見当たらない快晴。

 

 

1050分、茶臼山山頂に戻り、10分ほど急坂を下る。山名に採用されている縞状に枯れた林を通過して行くと、緩やかな上り坂となる。

1119分、三叉路の分岐点に到着。標識に従い縞枯山の展望台を目指す。道脇にはシラタマノキやゴゼンタチバナが白と赤の実をつけていた。

1125分、大岩の重なる展望台へはマロンを抱えて到着。マロンを岩陰に休ませながら弁当の残りで昼食。

1144分、三叉路分岐に戻り更に前進。

 

1155分、山道に山頂標識が立っているだけの「縞枯山」山頂(2402m)に到着。展望は全然なし。記念写真を撮り、そのまま下山開始。

1216分、急坂を下りきると十字路の「雨池峠」。小休止の後、私達は東に向かう。大岩とキツイ段差多い、歩きづらい下り道が続く。おとーさんのマロンへのサポートが増える。

1時、平坦な林道へ下りきって、右折。幅広の砂利林道脇のハハコグサ群落の上に赤トンボが多い。ナナカマド、ダケカンバの色付きはわずか。

114分、「雨池」への分岐標識を見つけ、笹薮を掻き分けて森の中の山道を下る。

121分、広く静まった「雨池」に着く。トンボが水中に卵を産んでいた。マロンは水に入り体を冷やす。マロンのために暫時休憩。

141分、分岐点に戻り、砂利道を緩やかに下る。
1
58分、「麦草峠・白駒池」の標識を見つけて右手の森の中に続く山道に入る。樹林帯の中の上りが続く。

252分、出発地点に近い「茶水の池」に到着。

 

今日は麦草峠の駐車場で車泊の予定。予想外に早く戻ったので、時間つぶしにこの池に渡された木道に座ってのんびりと時間を過ごす。マロンは疲れが出たのか少し眠る。

324分、車に戻る。

 

のんびりと車キャンプの準備。車内レイアウトを車泊タイプに変更し終える。

マロンの夕方の散歩がてら、明日の登山予定の「丸山」への登り口確認のため、麦草ヒュッテ前に出向いて標識を探す。と・・・・標識横の別の看板に「ペットの入山はご遠慮願う・・・XX森林組合」との文面を見つけ大いに驚く。

 

急遽、車に戻り、対応策を相談。持参した「クルマで出かける山歩き(実業の日本社)」に蓼科山近くに「双子山」が紹介されているので、ペット禁止で無ければこれに目標を変えることにして急遽、車内レイアウトを走行タイプに戻して下山開始。

下山途中で電話ボックスを見つけ、「双子山」コース入り口にある「大河原ヒュッテ」にペット禁止かを確認。特に規制ない筈との返事に喜んで、蓼科山中腹を回る周遊道路にクルマを走らせる。途中の有料道路「夢の平スカイライン」が通過出来るのか心配したが、夜間は管理者不在でゲートが開放されており、無料通過できた。ラッキー。

19時。「大河原峠」駐車場にたどり着く。ヒュッテにも駐車場にも人気なし。夜空は満天の星。下界の町の灯りを見ながら車内レイアウトを再度、車泊タイプに変更。習熟度が上がり、結構、手早く変更出来た。

1930分、寝袋に入り、クルマの窓越しに星を眺めていると直ぐにマロンが寝息。久しぶりに天の川を眺めながら眠りに落ちる。