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「梅の里から伝説の峠を経て毛無山塊南端の山へ」との謳い文句でガイド書に紹介されていた「白水山」(富士山の西南西約22km)を訪ねることにした。 このコースは梅の盛期に訪ねたかったが、コースの大半が杉・檜林で今年は特に杉花粉の影響が大きいとのことなので梅花目当としては少し早そうだが、月曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 3時間23分 <新稲子温泉ユートリオ・・・ふるさと創生事業で掘削され、平成2年にオープンした新しい温泉で、「お湯」「ゆとり」「遊」の3つと「内風呂」「露天風呂」「温水プール」の3つのトリオから名付けられた日帰り温泉とのこと。> |
4時、出発。 国立・府中ICから中央高速に乗り、河口湖ICを降りて国道139で富士山を西に回り込み、田貫湖先の県道75経由で国道469に移り、山越え。ガイド書は北ヶ谷戸のユートリオ温泉駐車場を始点にしていたが、山を下った先のT字路脇に手ごろな空き地を見つけ駐車。気温は2度。 6時52分、国道398号線を北にスタート。稲子川沿い車道の対岸に梅林が見られたが、花が咲いている様には見えなかった。 |
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7時18分、「天子湖入口」バス停先で「←白水山登山道」看板を見つけ左折し、茶畑沿いの山道に進む。竹藪を通過し、窪んだ山道を登っていくと東斜面の梅の古木林にも梅花は見られず、観梅には1ヶ月ほど早かった感じ。 7時42分、廃屋や無人の人家横を通過した先で道が二分岐。標識は無いが、左に進む。(○)。背後から朝日が差し込み始めた。 8時1分、山道が尾根と山腹に二分岐。「白水山」は左に見えているので山腹道に進む。(○)。 |
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8時3分、幅広・砂利林道の「石神峠」に合流。峠には「ギフチョウ保護の町」看板と「林道石神峠線」解説板、山腹には数基の石仏が祀られていた。 「林道石神峠線」看板には・・・石神峠は、日蓮宗の本山である身延山へ・・・・参拝に訪れる多くの人々の通行を見守ってまいりました。起源は・・室町時代に上佐野の・・親子が・・・人馬の通れるように作った道と言われています。その後、甲・駿の境に石神を建立し、・・石神峠と名付けられたと伝えられています。・・また、戦国時代には、武田軍も度々この峠を越え、駿河の今川軍に奇襲をかけた・・(以下略)
と記されていた。 |
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8時6分、尾根道に進み、アオキが混じる檜林を緩く上っていく。 8時30分、尾根幅が広がり、どこでも歩けそうな檜林は白や黄色テープが適宜、コースをガイドしてくれる。 左右ともに視界は得られず、見ものの無い山道が続くので、フィトンチットの豊富な森林浴だと考えながら歩く。この山に獣は少ないらしく、マロンは道を外さず上っていく。 |
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8時47分、西に若干の視界が得られる地点に「見晴台」看板。 北西近くに「思親山」が大きく見え、その左肩に「七面山のガレ」が確認できた。その左は「八紘嶺」かも。 先に進むと林床にクマザサが見られるようになった。 |
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9時2分、「白水山812m」山頂に到着。 杉や檜に囲まれた静かな山頂にはしっかりした手作り看板と三等三角点、苔むした木株の腰掛があった。ザックを下し、ムスビを食べながら小休止。 9時14分、「至 芝川町上稲子(ユー・トリオ)→」標識に従い、クマザサ道を東南に下る。 |
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9時29分、南に延びる尾根筋が虎縞ロープで遮断され、 9時49分、山頂から400mほど高度を下げ、「NHKアンテナ」横を通過し、更に破砕石の山道を下る。 |
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山腹道で高度を下げながらGPSを見ると、地図ルートは沢筋に下っていくのに私たちは幅広尾根を下っているのに気づく。 10時12分、眼下に人家が見える高さまで降り、1分ほどで人家の間を抜けて村道に出た。歩きやすい道だったが、途中に登山標識類は見当たらなかった。 |
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10時15分、駐車場所の正面で国道に合流し、車に戻る。 往路と同じ国道369号線で山越えし、東に雪を纏って大きく聳える富士山を眺めながら戻る。 1時30分、無事帰宅。 |
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