福島県の「志津倉山」は |
第1日目>自宅〜志津倉山・登山〜蒲生岳登山口で車泊。第2日目>蒲生岳登山〜自宅。 |
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10月下旬に至り、やっと連続の好天予報が得られ、現地の紅葉も見ごろを迎えたらしいので、金〜土の2日を使っての遠征山行を実施することにした。 <ガイド書に書かれていた「志津倉山」伝説とは・・ 猫啼岩には 齢1000年を経たカシャ猫が棲み、葬式の時に死体をさらいに来るというし、狗ひん様が棲んでいて「空木がえし」という不気味な音が聞こえたり、・・中略・・また、日照りが続いた時には、雨乞岩に村人が集まって祈れば、たちどころに雨が・後略> ◇所要時間: 4時間1分 |
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3時、出発。 首都高速〜東北自動車道〜磐越自動車道と乗り継ぎ、6時52分に「会津坂下IC」を下りると、残距離は31km。国道252を南下し、会津宮下駅先を左折して、県道59を3.5kmほど南下して県道153に右折。 1車線舗装路を8.5km南下し、「←志津倉登山口」標識に従い左折して1車線林道を2.5km進み「志津倉山登山口」に到着。気温は8度で青空に流れ雲。 7時45分、準備を整えて「大沢」沿いに出発。 |
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山道脇の「志津倉の鐘」横に「登山者カード箱」があったが、用紙切れ。 200m先の「↑大沢コース」と「細ヒドコース→」標識地点は大沢コースに進み、流水を渡って登っていく。 沢と離れると林床は一面のシダ。幅広山道を進む。 8時2分、沢横に下り、大沢横を辿る。 |
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登山口から100mほど標高を上げると、正面右に「雨乞い岩」の白い岩壁。 岩壁下へ「雨乞い岩コース」があるらしいが、私たちは「大沢コース」を維持して、左山腹での小さなアップダウンを続け、高度を上げていく。 8時46分、標高940mの「水場」標識地点で沢左岸山腹への急坂上り開始。 |
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標高995m辺りの2mほどの岩壁に鎖が垂らされていた。 マロンはこの岩に取り付けず、戸惑ったので私が鎖を頼りに先に上り、「上!!」の掛け声と共に引っ張り上げ、通過。 その先は手も使って、岩と木の根の急坂を上る。紐先マロンは積極的に先行を続ける。 急坂途中の木に「←シャクナゲ坂」標識。花の季節には、シャクナゲのトンネルになるらしい。 |
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9時5分、標高1020mに「屏風岩」標識。右下を覗きこむと・・・殆ど垂直の岩壁でゾッ!!。 ザックを下して、マロンに水を与え、ゆっくり休む。 この地点からは北に視界が得られ、近くの山腹に伝説の「猫啼岩」も望めた。 その先の痩せ尾根も慎重に登っていく。 |
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9時27分、小平坦地に「三本松」標識。痩せ尾根に進むとブナの大木が増えた。 9時52分、標高1210mで尾根に上り、「山頂→」標識に従って右に曲がる。苔むした木にキノコ!!。典型的な「ヒラタケ」と見て、3株ほど採取。 「ブナ平」は斜面のブナが色づいて、キレイ。また、右に曲がる尾根を辿る。 |
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10時5分、「志津倉山1234m」に到着。 記念写真を撮ろうとしたら、雲間から太陽が覗いた。 |
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北と南に視界が開け、北西の山並みの中に「御神楽岳」。南は霞に霞んで展望は得られなかった。 ガイド書には 北遥かに「飯豊山塊」が見えると書かれていたが霞の中。 10時21分、穏やかな景色を楽しみ、西へ緩く下山開始。 ブナの大木や林床の小灌木が綺麗な色づきを見せてくれた。 |
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尾根を緩く下り、標高1150m地点から右山腹への下り開始。 急激に高度を下げ、更にきつくなった急坂を注意して下っていくと下から沢音。 急斜面にロープが垂らされていた。いよいよ、細ヒドコースの急坂下り。 昨日の雨で濡れて滑る急坂をロープに助けられ、マロンを後ろに従え、慎重に下っていく。 |
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10時59分、標高1000mの急な岩肌に小滝があり、「糸滝」の標識。 地図を見ると、このあたりは等高線の密集地点で、こんな急斜面によくも道を付けたものだと感心。 その後もロープ場を通過。ブナの大木が黄色に色づいて美しい。 標高900mまで下ると、やっと傾斜が緩み始めた。ブナの黄葉の美林を下って流水の沢を横切る。 |
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11時42分、朝の往路に合流し、ホッと一安心。 11時46分、車に戻る。今日も誰にも出遭わない山行だった。 |
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翌日の「蒲生岳登山」の為、車で往路を戻って国道252を左折し、「会津蒲生駅」を目指す。 時間に余裕がありすぎるので、途中の「道の駅」に寄り道しながら、国道252を40kmほど西進し、「蒲生岳登山口」先で「登山者用駐車場」に立ち寄り、北に聳えて見える「蒲生岳」をカメラに納め、駐車場・対面に「トイレ(二階は集会所とのこと)」のあるのを確認の上・・・、 |
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車泊前に温泉に立ち寄ることにし、更に国道を西進して只見町の「只見温泉保養センター」に着き、ここで入浴と夕食することと、ここの駐車場での車泊を決め、暗くなるまで只見駅まで散策。 この町にコンビニ店が見当たらず、翌日の朝食用に菓子屋でパンを購入し、センターに戻って湯に入り、夕食を終え、7時頃から寝袋に入る。 |
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