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<山行二日目>・・深夜目覚め、福島の星空を眺めようと車外に出ると、辺りは深い霧。この3日間の天気予報は全国的に高気圧に覆われ、晴天予報だったのに・・??・・ 早朝目覚めると、地上の霧は消えていたが全天に雲。周囲の山は山裾だけが見える。4時半に起きて朝食後、車を「蒲生岳登山口」の駐車場に移し、道を挟んで対面の「(集会所下)さわやかトイレ」を借用。 肝心の <只見のマッターホルン>「蒲生岳」は・・上半分がガスの中。気温は8度。 ◇所要時間: 3時間19分 |
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5時47分、出発。 国道のカーブ地点の「←蒲生岳登山口200m」標識に従い、「会津蒲生駅(現在は会津川口〜蒲生〜只見間は不通状態)」横を通過し、その先の「蒲生岳登山口」標識地点(標高は360m位)から山を目指す。 森の入口は「蒲生かたくり公園」。 |
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薄暗い森を右に巻きながら登っていくと、麓から6時を知らせる「牧場の朝」の曲が聞こえてきた。湿った急坂を上る。 6時12分、標高450mまで上ると、岩盤斜面にロープ。岩にステップが切られていたので歩きやすい。 上るのに従い、周りがガスに覆われてきた。 |
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岩道は標高540mあたりまで続き、その先は木の根を踏みしめて上るようになった。 6時34分、標高585m辺りに「夫婦松」と「山頂まで550m」標識。 その先は再び、露岩の岩場。ガスで前方の様子が判らず、心配しながら登っていく。 標高610mあたりで岩場を抜け、松林を通過すると、先行マロンの足元から山鳥が飛びだした。頭上の松の木から雨粒のような水滴が落ちてくる。 |
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6時49分、標高670mあたりから ロープと鎖が続くようになったが、頼らずに登っていく。 麓から「明日は福島県の選挙と放射線調査」の町内放送が聞こえてきた。 6時50分、標高680mの岩峰群の基部に |
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(ゆるやかな道)と書かれていたが、傾いた岩壁を渡る個所もあり、気を引き締めて進むが、紐先マロンは意外に平気で、コースを外さずに先行していく。 7時4分、標高740mのコース右の岩穴に「鼻毛通し」看板。(・・ガイド書に依れば・・・岩穴から突出した立木が、鼻毛のように見え・・と記されていた。) コースに戻って更に上を目指すと、岩道は山腹を東へ巻き始めた。 |
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幅狭岩道を左手でロープ、右手のリールで先行マロンを御しながら慎重に進む。 ガスが薄まり始めたが、気の許せない斜面のトラバースが先へ続く。 7時15分、等高での前進が終わり、岩と木の根の張り出した道で上に向かう。 |
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7時17分、小平坦地に「風穴」標識。 傍らの岩壁の穴を覗くと、深い穴があり、解説板に依ると・・、地元の人が30mほど下まで調査したがそれより先は不明と書かれていた。 山頂への残高度は50mほど。小灌木の紅葉を楽しみながら、岩斜面をロープと木の根に助けられ、ほぼ、直登で上っていく。 |
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7時28分、「蒲生岳828m」に到着。 好タイミングで上空のガスが切れ、朝日が差し込んだ。 山頂の石祠(二荒山神社)にお礼参りして記念写真を残す。 山頂の「蒲生岳山頂からのパノラマ」看板には・・ |
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<眼下に蒲生の集落と、只見線を走るディーゼルカーが精密な鉄道模型のように走るのが見渡せる。 また、ゆったりと蛇行する只見川と対岸の鷲が倉山・柴倉山が堂々と聳えており、遠くには会津朝日岳・越後駒ケ岳・浅草岳などの会越国境の名山が確認できる。>と記されていた・・・ ・・が、今日はガスの上に「柴倉山」と「鷲ヶ倉山」の山頂部だけ。 7時40分、二荒山神社に今度は、安全下山をお願いし、下山開始。 |
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標高570m辺りまで下って今日初めての登山者と交差。 ロープ場を下り終えてから数組の登山者と交差。 季節外れのツツジが咲いていた。 |
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ほぼ、半分を下り終えた辺りで、眼下に蒲生の町と只見川が見えるようになった。 9時6分、無事に車に戻る。車は10台ほどに増え。10人ほどの団体登山者が出発していった。 |
自宅への帰路は 「関越自動車道」を使うことにし、国道252で「小出IC」を目指す。 途中、「田子倉湖」北岸を通過すると・・、多くのカメラマン達が「紅葉と鬼ヶ面山と浅草岳」撮影を楽しんでいた。 「小出IC」から高速に乗り、渋滞にも出合わずに14時30分、無事帰宅。 |
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