|
前山行で紅葉前線が群馬県の標高1000mあたりまで南下と知り、次は榛名湖・北の「高田山」を訪ねることにした。 地図から読み取れる「コース断面図」では累積標高は670mなので簡単に歩ける山らしいと気楽な気持ちで出発した・・が、・・・・ ◇所要時間: 4時間21分 |
|
3時、出発。 圏央道・関越自動車道と繋ぎ、5時15分、渋川伊香保ICを下り、国道17、353で西進。中之条町から四万川沿いに11kmほど北上し、「駒岩集落」への道に分岐して駒岩公民館の「高田山・石尊山 登山者駐車場」に車を入れ、出発準備。気温は4度。 6時9分、駐車場から国道に上り、コンクリート壁の「石尊山・高田山登山道入口」看板に従い「岡田石材店」前に進むと「登山記録ノート」があり、「山ビル注意」看板下には忌避剤として「10%の食塩水入りスプレー」が設置されていた。 |
|
|
既に蛭シーズンは終わった筈だが、念のためマロンの足にもスプレーし、簡易舗装路を100mほど登った先で「鹿柵扉」を通過。杉林に進み、涸れ沢を回り込んで山斜面を緩く上る。 |
||
|
6時39分、「石鳥居」を通過。その先は紅葉した自然林で朝日が差し込み俄然、明るい雰囲気。モミジが綺麗に色づいた東斜面を九十九折で上っていく。高度を上げるのに従い、山腹を折り返すピッチが短くなる。 7時、下界から時報を知らせるチャイム。尾根を直登するようになった。 |
|
7時4分、緩い山斜面に「獅子井戸の水場」標識が立っていたが、大石の下に流水の気配は無かった。 右に方向を変え、東斜面を朝日を浴びながら上る。落ち葉の堆積場所はコースが分かりづらい。今日のコースにテープ標識は無く、木の幹に付けられた赤ペンキを探しながら登る。東斜面に回りこむと逆光で紅葉が綺麗。 7時14分、鋭角で左折し、尾根筋を上る。 |
|
|
7時20分、ピーク上り着くと「石尊山」が西に聳えて見えた。 尾根筋を南西に登る。モミジが木立の間を朱色〜黄葉で彩り、青空に映える。コースに露岩が混じり始めて尾根が痩せ始めた。 太陽を浴びて西に上るようになると木立越し左右に展望が利き、南には西上州の山並みが見えた。 |
|
|
7時34分、岩や木の根の露出する急斜面を息を弾ませ、ピークの北側を回りこみ登る。 7時36分、石祠のある「石尊山」に到着。狭い山頂だが好展望。 南に榛名山、南西には煙を見せる浅間山、その手前に前回訪ねた菅峰と高ボッチ。その左に浅間隠山。南眼下には四万湖、その先に岩櫃山その左に嵩山。 これから目指す「高田山」は尾根続きの感じで西に鎮座。 |
|
|
7時43分、マロンを後ろに付け、高度差20mの急坂を慎重に下る。 幅狭尾根を渡り、岩混じり痩せ尾根を上り返す。痩せ尾根は足元を両側から抉られているようで、下を覗く気は起こらない。 その先は尾根幅は広がったが、岩や潅木を避けながらなので気が抜けない。 |
|
|
7時59分、17mほどの下りの急坂。紐付きマロンを後ろに従え、足元を見極めて慎重に下る。 2分ほどで下りきり、急坂を上り返してピークに着いたが、目指す「高田山」はまだ先に聳えていた。歩き易い道を僅か進むと又、18mの下り急坂が待っていた。 8時8分、下り終え、いよいよ最後の上りと願いながら上りを始め・・ 8時11分、ピークに着くと又10m程の下りが待っていた。 |
|
|
8時13分、下りきった地点で水飲み休憩し、残高度65mの上り開始。紐付きマロンを先頭に、全メンバー、息を弾ませ上る。 8時23分、一等三角点のある「高田山1212m」に到着。 岩稜のアップ・ダウンの厳しいコース先がススキと木立で囲まれた穏やかな山頂だったのには驚いた。 視界の得られる場所を探して山頂周りを歩いたが、ススキと木立に遮られ南にしか展望は得られなかった。 |
|
|
8時42分、下山開始。 往路と逆のダウン・アップを繰り返して下っていくが、復路では先の様子が分かっているので精神的に楽。 9時15分、「石尊山」に戻り一息つく。ここまで下れば安心だと二度目の展望を楽しみ、下山再開。北に広がる山波の上に流れ雲の影が動くので面白い。 |
|
|
標高1000m辺りまで下り、モミジの綺麗なところで小休止してムスビを食べる。下山継続。 9時52分、「獅子井戸の水場」通過。自然林を下り終えて鳥居を通過すると10人ほどの団体登山者と交差。 10時21分、「鹿柵扉」を通過し簡易舗装路に出た。 |
|
「岡田石材店」前で奥さんに挨拶すると「登山記録ノート」への記帳を勧められ、この山での行方不明犬の話などを聞き、「県指定天然記念物の駒岩のヒイラギ」場所を教わり立ち寄る。 10時30分、車に戻る。車は6台に増えていた。 13時40分、無帰宅事。 |
||