前回の高畑山登山は予想外の展開で目的を果たせなかったので快晴予報の木曜日に再挑戦することにした。
雛鶴峠経由コースの概要は前回でおおよそ判ったので、今回は穴路沢沿いコースを選定。こちらはかなり歩き安そうなコースなので、高畑山を訪ねた後に昔、初代マロンと訪ねた「倉岳山」にも立ち寄ることにした。

 

◇所要時間: 3時間30
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 上り始めは杉の伐採枝の散乱山道や、岩のころがる沢通過がありましましたが、その先は二山とも段差が無くて歩き易い山でした。

 

430分、出発。夜空には星が瞬き、晴れ上がっていた。

前回同様、相模湖を吉野橋で横切り、県道35号線に出て西進。倉岳山南の「赤倉岳バス停」の先で右に分岐する舗装林道を見つけ、その角の「穴路峠→」標識に従い一車線林道に進む。

杉林を5分ほど上り、一軒の空屋(別荘?)前の路肩に2台分の空きスペースを見つけ、駐車。気温はマイナス5度と低いが幸い無風。

 

630分、準備を整え、僅かに雪が残る簡易舗装路を「穴路峠」に向かって上っていく。

200mほど先で沢を通過し舗装路は砂利林道に代わる。橋横の「峠道文化の道」解説板横に1台分の駐車余地があった。

636分、林道は荒れはじめ、沢に岩が敷き詰められたような場所を30mほど通過。進路方向の山の上に朝日が差し込み始めた。

 

640分、また沢に堆積する岩上を通過。道脇に立つ大月市のガイド標識には、「エレー道だ!!この先良くなるよ!! この辺、蛇多し。注意」なる小奇麗な手づくり看板が吊るされていた。

下枝の払われた杉林を上る。林床に散乱した伐採枝を踏み越えて登る。

7時、杉林を九十九折で上っていくと「穴路峠→8分」標識。朝日の差し込む地点にまで上りつき、気分も高揚。

 

自然林の山腹で朝日を受けて水飲み休憩。無風で春うららの雰囲気。休憩後、尾根を回り込んだら峠は眼前。

714分、「穴路峠」着。峠から四方に「←高畑山 倉岳山→」、「←鳥沢 秋山村→」標識。峠越し西方には大菩薩嶺を含む小金沢連嶺が見えた。先ずは「←高畑山」標識に従い南西への尾根筋を登る。北斜面の山道の落ち葉の下は凍っていた。

725分、小高いピークには「天神山」標識が立ち、西〜北に視界が得られ「百蔵山」、「扇山」が同定できた。

 

西に方向を代え、進むに従い勾配がきつくなる。山頂かと思える地点に上りついたら「←雛鶴峠」分岐だった。暗い檜林に進む。

749分、「大月市秀麗富岳十二景 9番山頂 高畑山(981.9m」解説板のある「高畑山」に到着。

山頂周りの木立は富士山方向だけが伐採され展望はイマイチだが、乾燥した冬晴れ空をバックに、雪の富士山が綺麗な姿を見せてくれた。

 

87分、往路で「穴路峠」に下山開始。

 

下るに従い、東の樹間に「倉岳山」が姿を見せた。朝日を反射して煌く霜柱を踏みしめ下る。森の中に啄木鳥の連打音が響く。

836分、日当たりの良い「穴路峠」に戻る。マロンはここでも枯葉に顔を突っ込み何かを探している。

倉岳山に向かう。朝日を受けた倉岳山への尾根道は春山の雰囲気。15分ほど上り、左上に山頂らしい地形が見えたあたりで小休止。マロンはここでも地中の??探索に夢中。山斜面を登り尾根を目指す。赤松が増え始めた。

 

859分、尾根に上りついたが山頂は平坦尾根の先だった。

 

92分、朝日を浴びて静かな「倉岳山山頂」に到着。この山頂にも「大月市秀麗富岳十二景 9番山頂倉岳山(980.1m」の解説板があった。

 

山頂広場の南と北は木立が払われ、「富士山」、「御正体山」、「小金沢連嶺」、「百蔵山」、「扇山」が綺麗に見えた。

ミカンを食べながら冬姿の秀麗な富士山を堪能。

 

917分、下山開始。尾根の北斜面には雪が残っていた。

 

932分、「穴路峠」に戻り、下山続行。今日は少し花粉が飛び始めたらしく、妻はマスクを着用。

5人連れの家族登山者が登ってきて「両山、登られたんですか、早いですね」と挨拶。「お気をつけて」と返して交差。

岩のゴロつく沢を下ると紐先マロンの動きが激しい。沢脇の石積みの穴から色黒の小鳥が飛びだした。マロンはやはり鳥猟犬だと評価された。

955分、朝、「峠道文化の道」解説板を見たところに4駆車が駐車していた。先の家族連れの車らしい。

10時、車に戻る。

 

 

220分、無事帰宅。

 

 

(左図は当日のGPS軌跡。)