前日、関東地方の山間部に降雪の報道。明日は一日晴れとの予報で、雪の影響が少なそうな里山を物色。青梅街道沿いの高水三山(高水山、岩茸石山、惣丈山)をターゲットに設定。念のため、軽アイゼンもザックに入れる。

所要時間: 4時間32
難度(犬として): 易++▼++難
マロンの日記: 惣岳山々頂への岩と木の根の急坂だけチョッと助けてもらいましたが、全体的に楽に歩けるコースでした。

 

535分、家を出る。冬至は過ぎたのに星が沢山瞬いている。吉野街道沿いの軍畑(いくさばた)大橋の付け根で右折し細い舗装路を北に上る。高源寺を50mほど過ぎた道路のふくらみスペースに駐車。

 

76分、青空の下、支度を整え出発。心配した雪は全然見あたらない。先ずは高源寺への分かれ道まで戻る。「高水山登山道入口」看板を確認し、舗装路の坂道を登る。高源寺先に一合目の石碑。

717分、舗装車道の行き止りに釣堀。前方の大きな堰堤は脇に設置された丸太階段を登って通過。

 

山道は杉林に入る。背後から朝日が杉木立を抜けて水平に差し込み辺りを赤く染める。左手から沢の音。風は無い。三回ほど小さな沢を渡りながら杉や檜林の中を登っていく。

938分、暗い杉檜林の中の金網に囲まれた神社の中に「惣岳山・青渭神社」の記載を見つける。

 

740分、尾根に出るとわずかに冷たい風を感じる。六合目の石碑、古びたテーブル個所を通過。この辺りの杉檜林は下草、下枝が払われスッキリ伸びていて人工林でも気持ちよく歩けた。

755分、「軍畑駅」「高水山、岩茸石山」「白岩、北小曾木」の標識の立つ分岐点を通過。

 

89分、常福院(智証大師の開いたという真言宗の名刹)の横を通って裏山の尾根に出る。南に少し見晴らしがあるので地図を広げ、あたりの山名を確認。マロンが登った「日の出山、御岳山、大岳山、御前山」が近くに見えた。

818分、高水山 (標高759m)に到着。ベンチはあるが展望は北側にわずか。休まず先に進む。

山頂先は急な下りで梯子もあるとの記事も見ていて、マロン用のバックも用意していたが左程の難所でなく、マロンは余裕で通過。(北側に巻き道あり。)緩やかで幅広のよく踏まれた山道を進む。

 

844分、「岩茸石山」に登り付く。マロンに水を飲ませながら小休止。山頂からは落葉を終えた広葉樹林越しに北に川苔山、棒ノ折山、南西にこれから訪ねる惣岳山、その後ろに御前山、日の出山、東の靄の上には新宿の高層ビルまでが展望できた。

99分、山頂を通過し惣岳山に向かう。一段下ると巻き道と合流。陽だまりに「関東ふれあいの道」の道標も見られた。

 

 

高低差の少ない檜と杉の混交林を進む。山道は大きく左にカーブし、振り返ると先ほど通過した「岩茸石山」が全貌を見せてくれる。

928分、林を抜けた尾根先に惣岳山が姿を見せる。

「惣岳山(sogakusan)山頂0.1km」標識の先から木の根や岩の急登が始まる。マロンは自力では無理と感じたか、素直におとーさんの助けを待つ。

 

通常、高水三山の登山者はここから御岳駅へ下山するのが普通らしいが、私達は最初の「高水山」の下に車が待っているので往路を戻り始める。

(地図には山頂から軍畑駅に向かう点線が記載されており、山頂の杉林の中にそれらしい踏み跡と赤テープを見つけたが、駅から車まで舗装路を登ることになるので今回は往路で戻ることにした。)

 

942分、下山開始。途中の二山は山頂には登らず「巻き道」を使う。北斜面の巻道にはうっすらと雪が残っていた。寒々しい北斜面でも竹の緑が美しかった。

1038分、「高水山」山頂近くの常福院横の東屋で早めの昼食を摂る。マロンも相伴できて山に来た甲斐があったと満足顔。

1138分、車に戻る。本日出会った登山者は四人。

145分、無事帰宅。