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茨城県日立市近くの「御岩山」でイワウチワが花期を迎えているらしいので、これを眺めた上、その先の多賀山地の最高峰:高鈴山」を訪ね、余力があれば尾根続きの「神峰山」へも足を延ばすことにして、水曜日の出発を決める。

 

◇所要時間: 5時間15
◇難度(犬として): 易++++▼難

         (
岩場を迂回できればレベル4)
◇マロンの日記: 岩場は少し、押し上げてもらい通過。
今日のコースは距離:13km、累積標高:1000mほどにもなったので、神峰山へは足を延ばすことはなかったとおとーさん達が話していました。

 

 

3時、出発。

首都高経由で常磐自動車道に抜け、510分に日立中央ICを下り、日立有料道路経由で県道368kmほど北西に進む。

本山トンネル先の県道脇で「御岩神社・駐車場」看板の立てられた駐車場を見つけ入場。気温は10度で曇り空。

535分、道先の「常陸最古の霊山 御岩神社→」看板に従い、出発。

 

100m先を左折した地点の「参拝者用駐車場」(ここに停めれば良かった)横を通過し、大きな石鳥居を潜る。

150m先で推定年齢500年と記された樹高50mの「三本杉」を眺め、参拝道を先に進むと、道脇の清流に若葉を大きく成長させた水芭蕉が花を見せてくれた。

 

参道脇には見頃のシャクナゲが咲いていた。

本殿で参拝し、左の清流沿いの表参道へ進むと道脇に「賀毗礼の峰→」標識。

本殿から高度差130mほど上の「賀毗礼神宮」に着くと、神社前の注連縄の張られた岩にイワウチワが群生。間に合ったかと、喜んで写真に収める。

 

 

620分、「賀毗礼ノ峰→」標識に従って神社右へ上り、「姥神様」前の「←賀毗礼の峰」標識に従うと、直ぐ先の三分岐に左:「←向陽台・賀毘礼ノ峰」、直進:「賀毘礼ノ峰↑」標識。

直進路には「この先岩注意」看板が付けられていたので、どちらのコースで上るかは、岩場を見てから決めることにし・・

 

636分、岩場前へ上り、正面の岩の中段まで上って岩表面を観察すると、マロンには足がかりが悪そう。・・で、右奥の様子を探ると登路が2経路。

中の経路ならマロンも上れるとみて、マロンを先に登らせ、これに従う。岩壁途中にイワウチワが群生していたのでカメラに収める。

 

一段上ってみると、岩場は更に先に続いていた。

小さな平坦地で妻とマロンに待機してもらい、私が空荷で上の様子を確認しに上る。

途中の1ヶ所だけ、マロンをサポートすれば後は全員、問題なく上れそうだと目途を付けて戻り、先ずはマロンと私で岩場を登りきってマロンを木に繋ぎ待機させ、妻の所へ戻ってザックを背負い、妻と共にマロンの待機場所まで上る。

656分、全員、無事に岩場を通過して尾根道に合流して小休止。

 

アセビの幅狭尾根を130mほど進むと (・・この間に気づかずに「御岩山」山頂を通過??) アセビ林の中の進路が二分岐。

尾根筋を辿れば問題なかろうと、上の道に進んでみると・・・50mほど先で行き詰り、GPSを見てコース外れを確認して戻る。

712分、山腹道に進むとその先で又、進路が三分岐。上二つの道には進入禁止を意味する木の枝が置いてあった。
尾根と山腹に道が並列しているらしいが、山腹道が幅広で正規路らしい。

 

「玉簾ノ滝」分岐は左に進み、その先のアズマヤのある小ピーク近くで舗装林道に合流。

736分、一等三角点のある「高鈴山623.3m」山頂に到着。

山頂は上下2段の広場に分かれ、上の見晴台の脇に「高鈴山623.3m」「高鈴県立自然公園」「花の百名山 随筆家・田中澄江選」」の三本標柱。

下の広場にはトイレ、レーダー雨量観測の巨大塔や電波中継塔が目立つ。

ガイド書に依れば、見晴台からは東に太平洋、北西に奥久慈男体山、生瀬富士、その先に八溝山が見えるらしいが、曇天のせいか、茨城の山の特徴の少なさの為か、同定はできなかった。

745分、「向陽台→」標識に従い、往路を戻る方向に下山開始。

「玉垂ノ滝」分岐を通過した先からは、一面のアセビ林を潜っていく。

 

810分、左上へ「←賀毗礼ノ峰」標識。「御岩山」山頂は往路で通過した筈だとこれは見送り、「向陽台→」標識に従うと、北東に「神峰山」が裾野を引いた穏やかな姿を見せた。

816分、左:「←御岩神社」標識の三分岐」に着いたが、「神峰山」が前方近くに見えたので、足を延ばすことにして「向陽台→」標識に従う。

 

823分、後続する妻の呼び声に戻ってみると、・・左山腹にショウジョウバカマの群落が綺麗な花を見せてくれた。

林床はアオキが多く、ウグイスカグラ、サンショウイバラ、マムシ草等も見られた。

831分、林道へ下り、僅か先で右に分岐する山道に「神峰山→」標識を見つけ、よく踏まれた山道を緩く上っていく。

 

842分、尾根を横切って通過すると、「神峰山」が近くに見えた・・が、進路が大きくうねっているので、なかなか近づけない。

97分、GPS地図が左上のピークに三角点が表示されているので立ち寄ってみると「四等三角点」標識。展望は得られず、現地標識の示す「神峰山」を目指す。

 

911分、「神峰神社」の先の小広場に「神峰山598m」標識。

東だけに視界が開け、日立市街の先に太平洋が望め、山頂標識脇には「日立大煙突記念碑」。
西斜面にフキノトウが残っていたので数株を採取。

 

926分、往路で下山開始。

1011分、「御岩神社→」標識に従い、三分岐を右へ下り、朝の往路に合流し、「賀毘礼神宮」へ下って再度、イワウチワを撮影して下山続行。

 

1036分、「御岩神社」を通過し、「参拝者用駐車場」を覗くと、小池に水芭蕉、入口脇にカタクリ、ショウジョウバカマが綺麗に咲いていたのでカメラに収める。

1050分、車に戻る。

 

120分、無事帰宅。

 

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