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奥多摩の「御前山」でカタクリが咲き始めたらしい。この山はこれまでに西と北から上っているので、今回は湖畔の「小河内ダム駐車場」からの直登コースで訪ねることにした。 ◇所要時間: 5時間13分 |
3時15分、出発。 一般道を使い、青梅市経由で多摩川沿いに西進し、奥多摩湖東端の「小河内ダム」駐車場に車を入れる。ダム脇の湖畔は藤棚やアズマヤが設置された綺麗な園地だった。 気温は8度で曇天。駐車場の標高は535m位。 5時12分、東の朝焼けを見ながらダム堰堤へスタートすると、湖上をツバメが飛び交っていた。 |
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堰堤先の広場東の階段脇で「御前山→」標識を見つけ、登山開始。新緑の中の露岩の幅狭尾根を登っていく。 登山口から150mほど高度を上げるとロープが張られた急坂。木の根と破砕石の急坂を上っていくとミツバツツジが花を見せた。 5時53分、小ピーク通過。段差のある幅狭尾根が続く。横走りの無駄な動きが多い紐先マロンが息を荒げて腹這いしたので水飲み休憩。 |
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6時25分、「サス沢山」に近づいたあたりの西斜面に満開のミツバツツジを見つけ、春霞に包まれた奥多摩湖をバックに写真に収める。 6時30分、緩く下り始め、「サス沢山」を通過していたのに気づく。山頂標識は見当たらなかった。檜林の緩い上りの先はまた急坂。紐先マロンにあまり負荷をかけないよう、息を弾ませて追従していく。 標高1000m辺りの落ち葉の間にトリカブトやカタクリの葉っぱが増え、やがてカタクリの花も見られるようになったが早朝で、まだ開花していない。 露岩尾根のミツバツツジにカメラを向けていると、単独登山者が勢いよく、先行していった。 |
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標高1050mあたりの「三分岐」地点の右斜面へ微かな踏跡を見送り、幅狭の露岩尾根を登る。 標高1120mあたりから尾根幅が広がり、前方に惣岳山が大きな姿を見せる。雲が消え始め、遠くの山に朝日が当たり始めた。 7時12分、標高1200mからのキツイ上りをこなすと、左斜面は一面のバイケイソウ群落。ハシリドコロも紫の花を見せた。 また高度差50mほどの急斜面を上る。 |
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7時35分、休憩テーブルのある「惣岳山1348.5m」に着いたが、展望は得られない。 この辺りから、植生保護目的でコース両側にロープ柵が張られており、カタクリやハシリドコロが花を見せる。 7時40分、標高1320mあたりで「←境80分」標識の東への分岐を通過。 |
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7時49分、標高1400mあたりで南西に富士山の望める地点に着いたが、今日の富士山は霞んでいた。 7時58分、三等三角点の「御前山1405m」に到着。木立で囲まれていて、展望はよくなく、印象に残らない山頂。 8時3分、下山開始。 |
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日当たり斜面ではカタクリが綺麗に開いていた。見映えの良い花を探し、撮影しながら下る。 7時25分、「惣岳山」を通過。岩稜の岩の隙間に咲くエイザンスミレを見つけ撮影。 |
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奇妙な植物(ウツボグサのなれの果て??)を見つけ、カメラに収める。 9時23分、「サス沢山」先のアンテナ施設のある裸地に壊れた「サス沢山の三角点」。この地点から奥多摩湖がきれいに見下せた。 下山を続行して団体登山者と交差。 |
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10時6分、登山口への残高度50m辺りで「←頂上広場」標識を見つけ、展望台があるのでは と石階段を上ってみると、小広場に休憩テーブルが設置されていたが、灌木に取り囲まれて展望は今一。 登山口まで下って堰堤を渡る。駐車場先に聳える倉戸山の山肌は若葉や桜で沸き立つよう。 10時25分、車に戻る。 12時30分、無事帰宅。 |