85分、「横尾山」から信州峠に戻り、全メンバーに体力・気力の残っているのを確認した上で北隣にある「高登谷山」にも登ることにした。

◇所要時間: 3時間8
◇難度(マロンとして): 易++()++難
◇マロンの日記:
<天狗岩は1.5mほどの垂直登りなので山犬度が低いワンコには手助けが必要です。>
上りは急斜面ですが段差は少なくて歩きやすいのですが、下りは破砕石の坂道なので少し足に厳しいかも。

 

813分、信州峠から車で北に下る。3kmほど先の路肩に大きな「三鷹市川上郷自然の村」看板を見つけ右折。
別荘地域に入ろうとすると、別荘地入口横に…「関係者以外の入場はお断り〜」看板が立てられていて、前進を躊躇。……・・しかし、古い看板だし、地図やガイド書には「高登谷山」登山ルートはこの先の駐車場からスタートしているし…・と、別荘地内に車を乗り入れ屋外ステージなるものを探す。

 

830分、屋外ステージ横に駐車エリア(10台くらいは駐車可)を見つけて駐車。

車を降りて辺りを探したが、高登谷山登山口への標識は見当たらない。兎に角、北に進めば登山口に出られるだろうと別荘地内の「7号支線」、「6号支線」に進んでみたが、何れも行き止まり。

結局、駐車エリアより僅か戻った「5-9号支線」標識の下に朽ち掛けたような「←高登谷山入口」看板を見つけ、舗装路を北に進む。

 

辺りに「無用のもの立ち入り禁止」看板が立っているのが気になるが、これは森の中の分譲地を意味していると判断して先に進む。

855分、舗装路から右の山斜面を指して「高登谷山→」標識、山斜面に「登山道」看板を見つけて山に入る。

10月も中旬というのにコナラやミズナラの林は朝日を浴びて瑞々しく、初夏の新緑の中を登るよう。

 

912分、単調に尾根筋を直登していく。林床に下草は少なく、マロンは私達と50m程の距離範囲を維持しながら山中を遊びながら登っている。

919分、山道に岩がゴロゴロ、木の根の張り出しが目立つ。相変わらず、ミズナラの林の中で、回りに視界は得られない。唯唯、息を弾ませ登っていく。

 

930分、先行のマロンが山道に伏せして待っていた。体温が上がった様子。私達も二山目の山登りで少し疲れを感じ、ザックを下ろして十分に水分を補給。8分ほど休んで出発。

941分、山道にまた岩が現れ始めた。道脇にトリカブトの残り花が一輪。

948分、山頂が近いのか、コナラ、ミズナラが姿を消して潅木の林を登るようになってきた。路肩には竜ノウ菊が白花を見せる。

 

954分、写真を撮っている間に先行していった妻から「山頂になっちゃった〜」の声。

956分、「高登谷山」山頂に到着。

西に八ヶ岳が大きい。南アルプスの山塊から北岳が一段高く見える。南の富士山は樹間からチラリ。北は林で視界なし。

 

全天360度、雲ひとつなく、これほどの快晴に山頂に立つのは初めて。マロンとパンを分け合って食べ、10分ほど休んで次のピークに向かう。潅木帯を100mほど進むと、前方に次のピークが見えた。高度で30mほど下り、50mほど登り返す。

1013分、尾根筋の潅木帯を通過中。山道沿いに錆びた有刺鉄線が張られていた。ガイド書に牧場の境界柵と記されていたのを思い出してマロンに注意。

 

 

1020分、日を浴びた無名ピークに到着。

南に金峰山が近い。狭い裸の山頂に太陽光が厳しく、長居は無用と「わらび山荘→」標識に従い下山を開始。

下山道は潅木帯の中、かなりの急坂で破砕石に滑らないよう、慎重に下る。途中、マロンが木陰で腹ばいして休んだので、全員小休止。

 

1035分、森の中、下山コースの正面に大岩があり、「天狗岩」と判断。

メンバー代表でおとーさんが様子見に登り、大岩先端から下界と西方を展望していると「マロンも上ってしまった!!」と妻の叫び声。

ならばと妻も呼びよせて皆で岩上からの秋の景色を楽しむ。

全員、岩下に戻り、下山を続けようとルートを探したが見つからない。下山ルートは天狗岩経由なのかも・・・マタマタおとーさんが斥候役。ルートは岩峰先端の左にあった。

 

再び全メンバーが「天狗岩」に登り、下山を続行。この下山道も破砕石ガラガラの急坂で、注意して下る。

119分、森の中で小休止。こちらのコナラ林は枯葉混じりの黄葉で秋の雰囲気。

1123分、下山路は尾根から山腹に移り、九十九折で下る。

1127分、山頂に向かって「高登谷山登山口 (中沢新道経由)」標識が立っている地点で山道は林道に代わった。別荘区域に入ったらしく森の中に建物が点在しはじめた。

1134分、メインの舗装路に出て、駐車エリア目指して右折。

1138分、車に戻る。

1430分、無事帰宅。