スギ花粉はピークを過ぎたらしい。不老山で挫いたマロンのおかーさんの足も2時間程度の山歩きに耐えられるまで回復。・・で、今週も無理せず短時間で登れそうな山を手持候補の中から物色。

結果、先日の「伊豆ヶ岳」下山時、道脇に道標を見つけた「武川岳」が条件に合致していることを地図で確認し、マロンの70番目の山が決まる。

所要時間: 2時間25
難度(犬として): 易▼++++難
マロンの日記: おとーさんたちは花も芽吹きも見られず登り甲斐がなかったと話していましたが、マロンには歩きやすくて良い山でした。

 

3時過ぎ目覚める。少し早すぎるかとも思ったが4時には車で家を出る。

前回同様、青梅秩父線(県道53)で名栗湖横を通過し「名栗少年自然の家」の300mほど手前の舗装路わきの路肩スペース(チェーン着脱場?)に車をとめる。

540分、マロンにダニ忌避剤をスプレーし舗装車道で出発。「名栗少年自然の家」100mほど手前で分岐する舗装林道脇で「武川岳→」標識を確認し、オーグリ入沢沿いの緩やかな舗装林道を西に登る。

63分、舗装林道を右に外れて、砂利林道を進む。

610分、新設林道を交差し更に砂利林道を登る。

 

3分ほど進んだ地点で「武川岳登山口」標識を見つけ、右斜面の暗い杉林に入り、山道を登り始める。

このあたりの杉林は下枝が払われていて雄花は左程目立たない。気温は予想外に低く、花粉対策のマスクを掛けたまま登っていける。

624分、尾根に登りつくと山道は檜林を直登するようになる。

 

 

634分、三叉路の小ピーク地点に着く。標識は「名栗少年自然の家2.0km 武川岳2.0km」とあるので早くも半分登ったことになる。

山頂に向う尾根の山道は冷たい北風を直接受けて思いのほか寒い。霜柱が34cmに伸びている。ザクザクと靴音を立てて落葉した自然林と檜林の間を上っていく。

650分、傾斜が緩む辺りで岩の小ピーク通過。山頂近くになると枯れ木のような雑木林の枝越しに周りの山々が望めるようになる。

地図には山頂あたりに「カタクリ」と書かれていたので花が見られるかもと期待してきたが、山頂近くは完全に冬の様相。背中に朝日を浴びて山頂を目指す。

 

658分、「武川岳」 (1052m)に到着。

小広い山頂は雑木に囲まれ、南に僅かに展望。ベンチはあったが風が冷たく、周りの山名確認も簡単に済ませて直ぐ下山にかかる。

下山は「山伏峠 2.8km」標識に従い、南東に下る。道脇に何本かの桜の樹があったが、蕾どころではなく、完全に枯れ木状態。

 

717分、「前武川岳 1003m」地点で小休止。この分岐地点には「山伏峠2km 武川岳0.7km 天狗岩コース(上級者向け)」の標識があった。冷たい風が止まないがスギ花粉の飛来は左程感じない。山道は檜林と自然林の間を下っていく。

736分、「山伏峠1km」標識辺りから見晴らしの無い檜林をただ下る。途中の小休止時、マロンの頭にダニが一匹乗っていた。この寒さの中でのダニの頑張りに感心。やがて舗装車道が下に見えてきた。

85分、車に戻る。今日出合った登山者はなし。

往路を使い帰路に着く。名栗村まで下りると桜は蕾がほころび始めていた。
10
10分、無事帰宅。マロンの体を調べたがダニは見当たらなかった。