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群馬と埼玉の県境に位置する「父不見山」を訪ねることにした。 また山名由来は・●平将門が戦死し、その子がまだ見ぬ父を慕って嘆いたと云う伝説による。(角川日本地名大辞典)の他、 ◇所要時間: 2時間28分 |
3時、出発。 入間ICで圏央道に乗り、4時40分、関越自動車道・本庄児玉ICを降りて国道462で神流湖北岸を通過し、神流川沿いに西進し、約10km先の生利集落で左折し、県道71号線で南に高度を上げる。 |
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5時51分、「土坂隧道」を抜けた先を右折し、「林道西秩父線」で山腹を西進。路面に残雪があり、気温は−5度に下がっていたので勾配やカーブ地点は特に慎重に通過。約6km先の林道脇に「杉ノ峠→」登山標識を見つけ、路肩に駐車。 6時28分、スギ花粉飛散シーズンに入ったので、杉林は朝のうちに通過しようとコースを時計周りすることにし、舗装林道に出発。 |
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少し先の「治山事業施工地」看板には「この山は平成12年2月の山林火災により・・山腹の緑化を早めるため、・・スギ・ヒノキのほかトチやカツラなどの広葉樹も植栽し・・・埼玉県秩父農林振興センター」と書かれていた。 |
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6時51分、「長久保ノ頭」へ上る「登り口」を探しながら尾根先端へ進んだが「登り口」が見当たらず、更に舗装林道を250mほど進んでみたが踏跡、標識、リボン類も見当たらず戻る。 7時1分、尾根先端の林道三分岐へ戻ると、タイミング良く、南から土地の人が上って来たので「摩利支天への登り口は?」と聞くと・・「この先の斜面の崩れ個所」との答え。 70mほど先の山斜面の崩れ個所から山腹に上り、尾根筋に進むと残雪の林床に山道らしい跡を見つけ、これを辿る。 |
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これでコースに乗れたと一安心してマロンに水を与え、私たちは薄着になり、ブッシュの煩わしい杉林を上る。 7時17分、踏跡の無い雪道を辿っていくといつの間にか尾根の東斜面を進んでいた。・・??。GPSを見ると、尾根は右にカーブし、私たちの進路に近づいてくるのが分かったのでそのまま進む。 |
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7時26分、尾根筋が近づくと雪道も右にカーブし始めたので、この地点から尾根を目指す。3分ほどで尾根筋に上るとそこは既に「摩利支天」を通過した地点で尾根にはコースを示すビニール紐が張られていた。 歩きやすい檜林の山道を登る。道脇に「小鹿野町・町有林」の標柱。 |
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7時37分、急斜面を登りきると東に僅かに展望。檜林を緩く上り、小ピークを2度通過。 7時51分、二等三角点の「長久保ノ頭1065.7m」に到着。 朝日が差し込む山頂に残雪は僅か。東〜南に視界が得られ、城峰山や武甲山が望めた。 小休止後、東に高度差で90mほど下り、65mを上り返す。 |
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振り返ると先程歩いた「長久保ノ頭」への稜線が良く見えた。 8時13分、「父不見山1048m」に到着。 南斜面は山火事後の植林檜が5mほどに成長して視界を遮り、北は木立越しの展望になり、東御荷鉾山、西御荷鉾山、赤久縄山が同定できた程度。 |
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冷風で寒くなり、山頂を後にして南に下ると南に展望が開け、陽だまりで展望を楽しむ。 下山続行。 |
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8時40分、南の展望に恵まれた「杉ノ峠」に到着。峠の標識には 「←父不見山Mt.Tetemiezu1km 万場町生利Shori4.5km→」と彫られていたので、「父不見山」の現地の公式の呼び方は「ててみえず山」と判明。 |
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峠の石祠横の大木も黒く焦げていた。檜の植林帯を九十九折で下る。 8時56分、車に戻る。 帰宅路は土坂隧道口から県道71を南に好調に下り、一般道を使って秩父市経由コースで戻る。 12時25分、無事帰宅。 |
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