杉花粉が少なく、春の気配が味わえる山はと ネット検索し、千葉県の方の　「鋸南町　味わいハイキングクラブの「頼朝桜ハイキング」に初参加」HPを見つけ、この方の踏跡コースに国土地理院地図の山道も加味したコースを設定して、晴天予報の金曜日の出発を決めた。

なお、今回のコースは最高点の山が無名のため、山行記タイトルは山頂下の「��ヶ峰神社」とし、さらに、「��」という漢字が見慣れない文字なので、ネット検索すると下記記事がヒット。

「��（雨冠に鶴）」の字は、早稲田大学の漢字研究者::笹原助教授により清代の地方誌にあることが調査されており、中国由来の異体字ではないかと考えられます。読み方はツル。　　　http://jitenfeti.jugem.jp/?eid=128

◇所要時間:　4時間18分
◇難度(犬として):　易＋＋▼＋＋難
◇マロンの日記:　後半の予定コースは「立入り禁止」ゲートで阻まれ、3kmほどの県道歩きになりました。国土地理院地図の山道コースには迷い箇所が数か所あり、GPSに助けられたとおとーさんが言っていました。

3時40分、出発。 「多摩沿線道路」を使い、「浮島IC」から「東京湾アクアライン(800円)」を抜けて房州に渡り、5時34分に「鋸南保田IC」を下りると残距離は1.6km。 「Googleストリートビュー」で見つけた、保田川沿いの「鶴ヶ浜八幡神社」を目指し、予定通り、神社境内に駐車。 天気は快晴で気温は２度。境内には土筆が伸びていた。 5時53分、川沿いに西へスタート。草道沿いに河津桜や菜の花が華やか。

300m先で「富津館山道路」下を通過し、その先で県道に合流。さらに川沿い進むと道脇に「保田川・頼朝桜さくら道」の看板。 6時13分、四差路を左折して保田川を渡り、次の三叉路を左折すると、道脇に「江月・水仙の里」看板があり、ここから東へ「水仙ロード」を歩く。

1.1km先で再び「富津館山道路」下を通過。朝日を受け、舗装路を緩く上っていくと道脇に猫柳、梅、花桃、ボケが花を見せた。 6時37分、道脇に「デーデッポの足跡」看板があり・・、 ・・昔、デーデッポという富士山に腰を下ろし、うち海(今の東京湾)で顔を洗ったというこの巨人が房州にわたり、・・(中略)・・その時できたといわれるデーデッポの足跡が・・(後略)。 　と記され、右下の窪地にそれらしい足型??が見えた。

6時44分、「水仙広場」横を通過。その先400mの坂を上りきった地点の道脇に「馬つなぎ石」看板があり、 ・・・源頼朝に献上された名馬池月がつながれていた石がこの馬つなぎ石です。 と記されており、図示の道に進んだが、それらしい石や看板が見当たらず・・看板地点に戻り、図を再確認して夫婦別行動で再探索を開始。

妻は道先の森、私は右の小山へ上ってみたが、古い祠があっただけで二人とも目的未達で結局、25分のロス。(森のさらに先にあったらしい。) 7時14分、看板地点に戻り、潔く諦めることにして先に進む。 7時20分、「地蔵堂」前に「絶景富士山」の看板。　西を見ると、山間に霞んだ富士山が見えた。 その先170mの三分岐で「水仙ロード」と分かれ、私たちはHPで知った「��ヶ峰神社」に立ち寄ろうと、左折前進。　道脇に房桜が咲いていた。

	7時30分、300m先の石鳥居を潜り、石階段を上ると苔むした境内に質素ながら落ち着いた小神社。 扁額には「��ヶ峯山神宮」の文字が読み取れた。 (千葉県の偏平足氏の下記HPには、背後の高さ230mの山を「鶴ヶ峰山」と呼んでいると記されていた。)
http://blog.goo.ne.jp/bosatu2014/e/4f6843c1f50498bb4c0e285af1a82e38

予想通り、境内の左に背後の尾根への山道があり、高度差30mほどを上って尾根を北に進む。 7時44分、30mほど上ってピークへ着くと、山道が北へ伸びていたが、予定進路の東への踏み跡が??で、・・・北への道がその先で山を巻いて東に下るものと推測し、50mほど進んでみたが、右下へ下る様子がなく・・・、ピークに戻り、思い切って東斜面へ下ると赤テープ発見!!。 20mほど高度を下げると、左から山道が合流してきた。先ほどの北への道が折り返してきたのかも・・??。　その先はよく踏まれた山道を気楽に上っていく。

石祠(龕)の地蔵前を通過し、道なりに進むと左が今日のコースの最高点らしい。 →山頂に立とうと山腹を直登。 8時8分、ピークに「三等三角点」を見つけ、ザックを下ろして一休み。 樹間から西に東京湾がチラリ。東へ下って幅広山道に合流して先へ進む。

8時27分、山中に三分岐。私たちは国土地理院地図の山道に進むべく左への尾根へ進む。 200mほど先からは下草のない常緑樹の気持ちの良い尾根道が北へ伸びていた。 気持ちよくこれに進むと、GPSの予定ルートと外れ始め、・・・、戻って「地滑り防止区域」標柱が立っていた地点で赤と青テープを見つけた。

踏跡は薄いが、左下へ伸びた尾根へ下る。やがて、踏み跡もテープもなくなったが、GPSを頼って下る。 高度差100mほどを下って、墓後ろから小広場に降り、電気牧柵を乗り越し、人家前の舗装路に降り、東へ進む。

450m先に五差路。 左の人家方向に進むと、庭に入りそうなので戻り、左下への道へ進んで廃屋先を通過すると竹藪の中に赤テープ。 強引に先へ抜けると、右から踏み跡。人家前を通過する道がここへ伸びていたらしい。

その先の谷地地形へ進むと、水仙や蕗の薹が群生。ここで小休止し、ムスビでエネルギー補給して先へ進む。 9時25分、森の出口に張られた電気牧柵が通電されているらしく、パチパチと音を立てていた。 マロンを抱いて、強引に乗り越す。350mほど丘陵地帯を横切り・・・、

車道に出て左の橋を渡り、左折して再び山に入ろうと、100mほど舗装路を進むと・・・、 「日本メサライト工業KK」の岩石採取場のゲートに「立入り禁止」看板。 9時37分、仕方なく、残距離3kmを県道34で駐車場を目指すことにし、舗装路を西へ進む。

	「保田川」沿いに河津桜が断続して続き、舗装路歩きの単調さを紛らわせてくれた。 10時11分、車に戻る。 12時50分、無事帰宅。