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筏ベースのヨット製作 (その2)

 

初回テストの問題点と対策

問題1 船体パイプ材に浸水

テスト終了後、船底パイプ1本から水が垂れ出た。→パイプ継ぎ目の接着不良。

→対策 不良個所を再接着すると共に、船体後部の20度の曲げ角度を船首と同じ30度に変更し、船底材端面は常に水面上に位置するよう改良した。

( 船尾のパイプ材の立ち上げ角度を30度にしたことで、ラダーの支持部品も角度変更を余儀なくされた。→接着し直し個所の強度低下が心配。)

 

    問題2 ヨットとしては船体が左右に不安定。

→対策 ヨットとして使うときは、船の左右にアウトリガー(張出し浮体)を付属することにした。

左右各3本の浮体を2本の管で連結したアウトリガーを作製し、ヨットとして使用する時はアウトリガーを本体に乗せ、帯紐で緊縛して一体化 

 

● 問題3 マストが左右に不安定。←マスト左右の支索下端が幅狭船幅で支持されているため、横への耐力が不足し、僅かな風でもグラつく。

対策 アウトリガーを連結するアルミ管両端にマスト支索の幅広支点を作り、これでマストの安定支持を図った。

 

問題点3 乗員二人の役割が不明確でもたついた。

→対策 操縦者は船体後部をホームポジションとし、センターボード、ラダー、セール操作を担当し、

補助者はマストの前に腰を下ろし、 マスト・セールの着脱、入・出航時のパドルでの操船、船体の安定性確保を主役割と定めた。

 

問題4 浅瀬からの出・入航時、センターボードをタイムリーに装・脱着できなかった。

→対策 センターボード挿入穴にクサビ型の発泡材を付加し、どの位置でもボードが自然に固定されるようにした。

(水底の障害物にぶつかった時にはボードは自然に回転して持ち上がる構造。)

 

筏ベースのヨット製作 (その3)

 (106() 本栖湖で第2回目のテスト実施)

 

アウトリガー&本体の積載と搬送

●積載 最初にアウトリガーを車横から車キャリアに積載し、本体は前回同様、車後部から弥次郎兵衛方式で車キャリアーに乗せ、アウトリガーと一体化させて帯紐で緊縛。

結果 高速道を100km/時でも問題なく走行できた。

 

新規テスト場

                       ● 前回は湖畔の水深が浅く、離岸後になかなかセンターボードを下せない状況でもたついたので、今回は前回の南に新テスト場所を探し・・数人がカヌーを準備していた湖畔を見つけた。

                       ここは駐車場所と水際間に岩の障害物があり、船体を2人で抱えての搬入になったが、湖畔先の水深は前回よりも良好だった。

 

改造艇の準備

水際でアウトリガーと本体を一体化させ、幅広になった船体を進水させ・・・

 センターボート、ラダーを装着。

更に リグ(マスト、セール)一式を装着。

 

帆走テストと問題点

問題点1  ブームの動きに伴い、マストが風下方向に傾く。
← ウインドサーフィンのマストはブームと固定されているので、風を受けるとマストも回転し、マストに取り付けた前横3本の支索支点部品がマストと共に回転することになり、マストは支索に引かれて風下側に傾くことになった。

問題点2  風を受けてヨットが自走を始めると間もなく、ラダー取り付け部品の樹脂部分の再接着部分が強度不足で剥がされ、次いで連結部品の破損に至った。

 

2回目のテストでは上記問題が発生したが、上記に対処できれば、ヨットとして使えそうな感じ。

カヌーとしてはアウトリガー付きでも軽く漕げ、問題なさそう。

 

筏ベースのヨット製作 (その4)

 (2回目テストの問題点と対策)

問題1 マストの回転に伴い、マストが強制的に左右に引かれて傾いてしまい、風の有効利用を阻害。

対策 3方向からのマスト支索がマスト軸に向くよう、支索取り付け金具を従来の支点金具に追加。

問題2 ラダー支持部品の破損。

対策 ラダー軸受部および直角接合部を鉄芯入り塩ビパイプで強度アップすると共に、舵軸とハンドルの接合部をアルミ板で補強した。

 

以上の対策を終え、次回はヨットとして帆走能力を確認し、新たな問題が出なければ、船体を息子へ譲るつもりになっているのだが・・??

 

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