<コースと標準時間>

油山温泉→(3.1km 1:30)相沢→(1.6km 0:30)栗島・・・・・総距離4.7km

 

3年前(`96.11.22)、油山温泉先で台風による山道崩落に進路を断たれ、「油山温泉―栗島」間が未踏破となっていた。東海自然歩道歩きもあと一回で大阪の箕面山に到着か ? と言う所まで来ると、途中の空白は何かと気に懸かり、帰郷の折りを利用して歩いてしまおうと「おしどり会議」で話しがまとまる。

前回の崩壊個所はその翌年には通過可能なことを同好の士のホームページで読み取り、年明け早々、東名静岡ICを下り「油山温泉」先の山道に車を停める。

 

118分、前回には「この先、通行不能」の看板が貼られていた「相沢2.7km 油山0.2km」の指導標の立つ小橋を渡り沢沿いに山に入る。湿った沢沿いの山道にミョウガに似た植物が沢山の赤い実をつけていた。

15分ほど桧林の沢筋の山道を登り右斜面が少し開けた所で黒い樹脂板の「自然歩道標識」に出会う。矢印方向に進むと、潅木や沢に阻まれ前進困難となり・・?

雄おしどりが沢先の潅木の中に進路を探していると、右斜面の上から次の標識が見つかったとの雌おしどりの声。最初の標識の設置場所に文句を言いながら茶畑に登ると、次の標識で右斜面上のお茶運搬モノレール小屋にガイドされる。

小道は小屋を突き抜けてその先の古びた鉄パイプで作られた小橋に続く。

前回の崩落個所は左下の沢筋だった筈なので、これで前回の問題個所は通過し終えているが現地を確認できなかったのがチョット残念。

1142分、「油山峠」に登りつく。油山温泉からの標高差は200m程度。峠には休憩テーブルが2つと「油山温泉1.2 km 相沢1.9 km」の標識あり。

峠から下りに入ると「通行2人のみ」などと制限つきの木橋が幾つか現れ、やがて整地工事現場の先にリゾートホテルが一軒。道は舗装路になり更に下る。

1217分、「谷沢2.4km 油山温泉3.0km」の標識個所で舗装路は左に大きくカーブ。ここらが「相沢」らしい。沢沿いに下りを続ける。

1232分、3年前に次の行程に進む為に車を留めた相沢橋に到着。バス停名は「栗島」。

今回は特にハプニングは無かったが道が繋がったことに大いに満足。記念写真を撮って今来た道を戻る。2時過ぎ、車に戻りあたりを見回すと桜が咲いていた。静岡IC経由で17時過ぎ、町田の家に帰宅。