100山に登る (3歳7ヶ月マロンの近況) |
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二代目マロンは生後4ヶ月目にして相原・七国峠でアウトドアの楽しみを知り、それから3年2ヶ月。前々回の白州・日向山で100山をクリアーしました。 いまだ気力・体力が増強傾向のマロンに対し、体力維持が精一杯の私たち夫婦。 両者の折り合いをつけられそうな山を見つけるのに苦労している今日この頃です。 |
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成長の現況 1) 体重 ブリタニー・スパニエル犬種の標準体重はメス13kg 雄15kgとガイド書に書かれているが、マロンは既に18.3kg !!。 体重推移グラフを見る限り・・・更に体重は増加しそう。 15kg位までは崖を背負い上げるのにも左程苦労はしなかったのですが・・・・・・・。 2) 性格 ●人好きな性格は若犬時代に勝るとも劣らない。道で声を掛けてくれる人(特に犬を連れたご婦人)には駆け寄って背中を擦り付けて熱烈歓迎の挨拶。 ●他犬に対しては・・・若犬時代には喜んで遊んだのに1歳を過ぎて山行頻度が増えた頃から、他犬を避けるようになった。気を許して遊ぶ犬は1〜2割り程度。近所のドックランに伴っても飼い主達の蔭に隠れるようにして他犬と遊ばない。我が家の飼い方がそうさせたのか1歳で実施した去勢手術の影響なのか原因は??。 ●土に下りている鳩やカラスに対して・・・若犬時代は近寄り静かに眺めていただけだったのだが・・・、1歳を過ぎたころから鳥猟犬の血が騒ぎはじめたらしく鳥が飛び立つ瞬間に猛烈にダッシュ。 ●山の獣・・・、山中で獣(鹿やリスなど)の姿を見つけるのは視点の高い私たちの方が早いが、臭いに気づいたマロンは激しく猛り立ち、紐付きで無ければ鉄砲玉になって森に飛び込む。ドックランで他犬を避けて小さくなっているマロンからは想像もできない姿。 ●遊び・・・・逃げるものを追い、隠れたものを探すことに結構夢中。→草原での虫採りや草原や庭での「ネズミ(毛糸を編んだ投擲物)」の捜索はいつまでも続けたがる。 |
夏山歩きの対策 |
夏山でマロンは腹這いになって休む姿をちょくちょく見せた。当初は歩き疲れかと思ったが、夏季以外では長時間歩いても腹ばい姿を見せないことから、これは体温を冷やす姿と判断。 足裏以外に汗腺が無いという犬の体温発散能力はかなり低いらしく、マロンはこの犬種として体毛が短い方なのに特に暑さに弱いらしい。・・・・で、マロンを夏場の外歩きに連れ出すには体温上昇を抑える何らかの対策をしてやる必要に迫られた。 |
1) 霧吹き器の採用 |
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体温上昇したマロンの体を冷やすには??と、考えているうち・・・・ 丁度このころ、テレビで従来の殺虫スプレーの代わりに「氷殺ジェット」なる-40度Cの冷却スプレーのコマーシャルを見た。 早速、購入して自分の腕に軽く噴霧してみると瞬間的に冷えることが分かりこれで一件落着かと思ったが、注意書きをよく読むと・・・ 「万一、誤って肌にかかった場合は直ちに水でよく洗うこと。」の注意文もあり・・・不採用決定。 更に種々考えて・・・・裁縫用品の霧吹き器で体毛に水を含ませ、気化熱で体温を下げては・・・と思いつく。うまい具合に結合部のねじサイズがペットボトルの口に一致していたのでザックにも格納しやすく、安全で効果的な冷却用品が手に入った。 |
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2) 夏山用ハーネスの製作 |
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マロンの体からの放熱面積を増やすため、2つのザックを外した夏山専用ハーネスを作った。 なお、トランシーバーは防水カバーに入れた上、着脱可能にし、熊鈴は山中以外では鳴らないように細工。 |
装備品の更新 |
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1) レインコート 体が大きくなったのでレインコートを更新。前作に対し頭カバーとハーネスの結合部分を改良。 |
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2) 遊具 |
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草原でボールを追いかけ咥えて戻り、これを投擲者に渡さず、取られまいと逃げ回るゲームがマロンのお気に入り。 ゴムボールは以前、飲み込んだことがあるので今度は飲まれないように毛糸の袋にスポンジを押し込み、更に遠方に投げられるようにヒモを付け、「ネズミ」と名づけたマロンの遊具が完成。 二つのネズミを交互に投げることでマロンをこちらのペースで走り回らせることができるようになった。 |
マロンの血統書 |
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先日、山中で同じ犬舎出の犬と出会い交歓できた。これに味を占め、近隣やネットで兄弟犬や同犬舎犬と出会えればこれ又楽しからずや・・・ということでマロンの身上書をご紹介いたします。 |
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猟犬血統書
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犬籍登録番号 |
618652 |
犬名 |
マロン・ドゥ・アダチセキヤ |
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犬種 |
ブリタニー スパニエル |
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出生日 |
平成16年1月18日 |
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犬舎名 |
アダチセキヤ |
父母 |
祖父母 |
曾祖父母 |
サシェム・ド・スゥ・レ・ヴィヴィエール |
オディ・ド・スゥ・レ・ヴィヴィエール |
エリック・デルメベレグリノッティ |
ラム・ド・スウ・レ・ヴィヴィエール |
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オンデ・ダアルヂェヴィーユ・アン・ |
CHP-PAラオス・ドュ・ボワ・ド・ヴォシェル |
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レェ・ド・サン・リュバン |
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ローラ・ドゥ・アダチセキヤ |
ガオ・ド・サンチュガン |
CH・TR・スカ・ド・サンチュガン |
ドゥシュカ・ド・サンチュガン |
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ジャーダ・デ・サンチュガン |
CH・IB・TR・ヴィドックU |
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ドウシュカ・ド・サンチュガン |
マロンの兄弟・姉妹犬の情報 |
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2008年5月 彼女は猟期には京都府の丹後半島で鳥猟犬として活躍しているとのことで、猟期外は体重が18kg位になるが猟期には激しい運動量で16kg位になり、大柄なのは父親似と書かれていた。 (マロンは現在、19kg) マロンも生まれ持った本能に任せて森の中を走り回らせてやれるといいのだが・・ |
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2011年9月 お便りに依れば、我が家のHPで「アダチセキヤ犬舎」を知って茶々嬢を家族に迎えられたとのことで、うれしいお便りだった。 マロンと同じく茶々嬢も猟犬ではないようだが、富士山麓に在住し、ご夫妻の山歩きに連れ出してもらえるという恵まれた環境。 |
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パーソナルナビゲータ ( GPS ) |
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犬連れでの山行では勝手犬マロンの行動に気を取られて地図や標識の確認を怠ったり、分岐点を見落としたりしてのコースミスを数回経験。 これからは更に登山者の少ないマイナーな山やコースを歩く頻度が増えそうなので、ミスコース防止のためハンディGPSを装備することにした。 |
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機種選定 →高感度SiRF STARVチップ搭載することにより、これまで衛星信号の受信が難しかった樹林帯や谷間などでも受信能力が向上したという |
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GPSMAP60CSx日本版の特徴 (カタログより抜粋) 高感度SiRF STARV GPSチップ搭載 |
購入後、15回の山行に持参して使用してみた感想。 ●山行時は腰バンドに吊るし使用しているが片手で着脱、操作が可能で使い勝手が良い。 ●出発前にPCで作った予定コースをGPSに移し、登山中はこの予定コースに現在地が乗っているかを確認しながら歩けるので安心感大。(分岐点への接近、離脱も事前にセットすればアラームを鳴らせることが可能) ●帰宅後は軌跡データをPCに移すと、休憩した場所やコースの詳細が再現できて結構、楽しめる。 ●衛星電波の受信能力は高くてこれまでの山行でデータが途切れたことは無い。 |
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GPSの使用実績例(左図) <2007.9.14 浅間隠山登山> ● 二度上峠で電源をONして、 ● 駒髪山の鳥居マークを通過し山斜面を彷徨った挙句、 ● 強引に高度差30mほどの斜面を登って尾根に達し、二度上峠に戻る。 ● 二度上峠から舗装路を車で二度上峠下駐車場に移動。 ● 二度上峠下駐車場から浅間隠山を往復。 ● 駐車場に戻り、電源を切り忘れ、GPSを車の後部座席に置いたまま帰宅。結果、家までの軌跡が残された。 |
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