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梅雨時の天気予測は難しいのかこの所、予報が良い方に外れているので、明日の山梨県の曇天予報も良い方に外れるだろうと勝手に予想し、花の百名山という「道志・二十六夜山」を訪ねることにした。

この山は初代マロンとは東から訪ねているので、今回は北からの4時間半ほどの周回コースを作ったが、マロンの暑さに弱いことも勘案し、妻の提案する 車を「芭蕉・月待ちの湯」に駐車しての往復コース を採ることにした。ネット情報に依れば、温泉前の「アジサイ」が見頃らしい。

青線は当初の計画ルート

◇所要時間: 4時間4  (うち、10分はドックランでの遊び)

◇難度(犬として): 易++▼++難

◇マロンの日記: 前半は水の多い沢沿いコース、後半の尾根道も林の中で太陽を浴びずに歩け、この季節には頃合いのコースでした。下山後はドックランでも遊べ、楽しい半日を過ごせました。

 

235分、出発。

一般道を使い、相模湖先の「日蓮交差点」を左折・南下し、県道35に移って西進。新雛鶴トンネルの5km先を左折し、山越えして「芭蕉月待ちの湯」の第二駐車場に車を停める。

450分、舗装路を西に出発。

130mほど先の「コテージ・一位の湯」建物前から左に分岐する砂利道が登山口への近道と推測し、「ドックラン」看板前、更に森を通過し、舗装路に出てこれを西進。

 

52分、三差路で「←二十六夜山」標識を見つけ、左折して舗装路を緩く上っていく。

510分、舗装路から左へ分岐する山道に「←二十六夜山」標識。(この地点に4台ほどの駐車余地あり)。杉林を500mほど進んで、「矢多沢」を丸太組橋で渡る。杉林を上っていくとヤマアジサイ、ショウマが白花を見せた。

 

539分、二分した沢の右沢沿いに上り、50mほど先で沢を渡り返す。コースは標高840mあたりで右折し、斜面を上りはじめた。

550分、大岩下を通過すると「カッちゃん坊岩」の看板。(カッちやん坊という僧の修行跡とのこと。)

555分、大岩下から豊富な流水。「仙人水」の看板があり、ここでもマロンは水に浸かって体温を冷やす。

暫くは山腹の平坦路を進み、標高870mあたりから急勾配の山腹を九十九折で上る。勾配は急だが、歩きやすい道。

周りで蝉が鳴き始めた。

 

613分、尾根に上り着くとGPSは標高1000mを表示し、山頂への残高度は300m

水飲み休憩後、幅広の尾根筋を上るとコナラ主体の林に赤松が混じりはじめた。

僅かな風を感じ小休止して体温を下げ、ため息をつきながら、ただただ上る。

テンニンソウらしい群落斜面を通過。

 

麓から7時を告げる鐘音が上って来た。

山頂下に着くと「二十六夜山二十六夜講跡地」看板と石像、その先に「廿六夜」の石碑。

7時7分、「二十六夜山1297m」山頂に到着。

南斜面は視界が確保され、雲の上に僅かに「富士山頂」、その左前に「御正体山」、北には「九鬼山」が望めた。

 

広場には朝露を付けたヤマオダマキが数株。ムスビを食べながら気持ちの良い山頂雰囲気を楽しむ。

傍らの「都留市の名山案内・・二十六夜山」解説板には
・・・日本の花の百名山に選定され・・四月下旬から五月上旬にかけて美しく可憐な「エイザンスミレ」が鑑賞できます。
山名は、江戸時代に盛んとなった旧暦の正月と七月の二十六日の夜に、人々が寄り合い飲食などを供にしながら月の出を待つ二十六夜待ちの行事に由来し・・・夜半の月光に現れる阿弥陀仏、観世音菩薩、勢至菩薩の三尊の姿を拝むと平素の願いがかなうと信じられ・・。麓の村人たちによって、遠く道志山塊から上がる月を拝む月待ちの行事が行われました。 と書かれていた。

 

723分、下山開始。

20分で「二十六夜山下山道」標識のある山腹への分岐を通過。

756分、「仙人水」の水場に戻り、冷水を賞味し、水筒水を入れ替え、下山続行。途中、一人登山者と交差。

829分、舗装路に下り、駐車場に戻る途中、「戸沢ふれあいドックラン」に立ち寄り、木のチップの敷かれた広場で10分ほどマロンを遊ばせる。

 

854分、車に戻る。駐車場の「芭蕉 月待ちの湯」解説板には ・・

昔はこの辺りに池があり、月を写した池の美しさは格別で、松尾芭蕉が逗留の折りに「名月の夜やさぞかしの宝池山」と詠んだと伝えられています。・・・市営の温泉設備・・・営業時間10:0021:00・・ 入浴料金700円・・」と記載されていた。

 

ザックを車に置き、「芭蕉 月待ちの湯」前の「アジサイの道」を見に行く。

北斜面には紫陽花が今が盛りと満開状態。



95分、車に戻り、帰路に付く。

1130分、無事帰宅。

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