マロン 満二歳の誕生日を迎える。(2006.1.18)

 

 

生後56日で我が家族になったマロンは3/日の食事を1食も欠かしたことがなく、朝夕の散歩は必ず要求。ゆるフンもフード量を少し減らせば直ぐに回復し、体調不良では一度も獣医師の世話になることも無く、早くも二歳。

旺盛な食欲にも拘わらず、相変わらずスリムで強靭な筋力を保ち、何にでも手を出し、首を突っ込む好奇心は衰えを知らず、そのヤンチャ度は相変わらず若犬並み。

秋から冬に掛けてのおとーさんの不慮の入院で2ヶ月の山歩き休止期間があったものの、それでも既に52山に登った。 (先代マロンは2歳の時で29) 一見、細身の体からは想像できないバイタリティで私達夫婦を野山に誘い出し、健康維持に大活躍してくれている。

マロン・二歳を機会に、我が家のHPをご愛読くださる犬好きの方を意識して近頃のマロンの身辺報告をいたします。

 

◇ 体重  誕生日の計測で17.2kg
生後
8週目には兄弟犬の中では一番のチビで生後1年目で15kg。山犬にするには頃合な体重・・と思ったのですが・・・体重はその後もジリジリと増加し、今ではこの犬種としては大柄な方らしい。

◇ 食欲  常に旺盛。
相変わらず
130g/回×3/日のドッグフードを毎回30秒もかけずにガツガツ食べきる。夕散歩で借畑に行くと、トマト、キュウリ、白菜、イチゴなどパクパク食べる。夕食後にヨーグルトをもらえないと一日が終わらない。

◇ 運動能力  一段と走力が付き、広場では猟犬種とだけ遊ぶ。 7時間の山歩き後でも夕散歩を要求。

◇ 命令遵守  近くにいるときには「待て」「付け」「お座り」「後へ」の命令に従うが、20mも離れると怒声で命令しないと聞こえないふりの自分勝手犬。

◇ 趣味  草原でイナゴやバッタを追いかけて食べること。 1才位までは地上に小鳥を見つけると近づいて、静かに眺めていただけだったのに、近頃は鳩や烏、白セキレイなど見つけると、忍び足で近寄り、突然ダッシュ。鳥猟犬に育てるつもりは全くないのに…。

 

 

  近頃のマロンの生活用品の紹介

二年も山歩きに同伴させていると、マロンにも山用の装備が必要と考えるようになり、試作しては山行して問題点把握・改善の結果、マロンが特に嫌がる顔を見せず装着する登山用品3点が完成。

 

 

◇ マロン用登山ザック

 私たちの体力が年齢的にも減退傾向なのに今のマロンの体力は向上の一途。
   →山での体力消費レベルを合わせるため、マロンにもザックを背負わせることにした。 

<製作上の配慮事項>
1)
藪や岩場などでもザックがマロンの行動を束縛しないよう体に密着すること。
2)
マロンの山での緊急用品(●背負われ用バック、●怪我対策用足カバー、●ダニ除去用櫛等)を収納できる大きさ。
3)
山中で出会う登山者や猟師に一見して飼い犬だと見分けられるよう目立つ配色にする。
4)
フリーの時、森の中でも居場所が分かるよう、また熊避け用も兼ねて鈴を付ける。
5)
迷い犬になったとき、保護した方から連絡頂けるよう●犬名●電話番号●住所を表示

 <結果> 一次試作品で数回の実地テストの結果、ザックと体の密着性、熊鈴の耐久性等の問題点を把握→腹帯は伸縮可能ベルト、熊鈴は揺れ範囲を限定等の改良を加える。→マロンはこれを装着されるのを嫌がる様子も見せず、森や野原を自由に走り回っている。

<素材>
●袋部分・・・100円ショップで購入のポシェット。
●ベルト・・・背中部は通常の布ベルト、腹帯部分はゴム入り布ベルト。
●熊鈴・・・100円ショップで購入の真鍮ベルを加工。マロンの胸の保護と鈴音が大きく鳴るよう、皮に金属板を付けて胸の防具とした。

  <ザックの収容物>

● 背負われ用シート

● 背負いベルト

● 怪我対策用足カバー・・・赤ん坊用靴下 とウレタンカバー

● テープ・・・(靴下着用時に使用)

● ダニ除去用細目櫛 

 

◇ <背負われ用シート> 

  <製作上の配慮事項>
1)
 マロンを背負っても、岩や鎖を掴める様に両手が自由に使えること。
2)
 5分程度背負われていても、マロンが苦痛を感じないこと。

 

◇ マロン用レインコート

 冬の雨に濡れたまま外歩きさせるのは可哀想なので、レインコートを作ってやることにした。初代マロン(コーギー種)にもレインコートを作り、雨天時には活用していたが、二代目は長足、俊足なことを勘案して製作。

<第一次試作品>

初代マロンで使用に耐えた犬用ハーネスと防水シートの組み合わせで胴体部分は問題なかったが、激しく動き回るマロンの頭部に防水カバーを固定する方法に苦慮。
防水シートで陣笠を作り、これに輪切りにした靴下を縫い付けてマロンの顔を通して常に頭の上にカバーがあるようにした。

結果・・・マロンに装着して実地テストを実施。雨避け機能は果たしたが、マロンがこれを喜ばず・・・失敗作と判断。

<第二次試作品>

野原を疾走し、森の中を歩き回るマロンの頭部を雨水から守るためには柔軟性が必要と考えているうちに・・・・板バネ(ゼンマイ)を使うことを思いついた。

防水シートと板バネを組み合わせて頭部のカバーとし、これとハーネスをマジックテープで連結。
これをマロンの頭と連動するよう、マジックテープで着脱可能にしたシートでマロンのあご部分を包みこむようにした。

胴体部分も背中に安定するように背部に裏地シートを貼り付け、腹部は片側にマジックテープをつけた腹帯を取り付けた。

防水カバーは登山用品の防水袋を購入し、2分割して胴体部分と頭部に使用。

 

マロンの頭や体の動きにうまく追従するレインコートが完成。

雨の日の散歩には必需品になった。