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晩秋の寒気通過後に暖かさが続いたためか、平地の林でさえも綺麗な色づきが見られる。近年まれな現象らしい。 ◇所要時間: 約3時間 (+円池探索 22分) |
4時15分、頭上に半月を仰いで出発。国立府中ICから中央高速に入り、韮崎ICを降りる。 6時14分、龍珠院前の10台程度駐車可能な空き地に駐車。気温は3度。空は晴れ始めた。 6時24分、道脇の「←荒倉山」標識に従い砂利林道を上る。周りの落葉樹にはまだ葉が残って黄色に色づいていた。 |
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2分ほど先で道が二分岐。左は「←荒倉山」、右は「←円(つぶら)池」を表示。「熊注意」看板を見てマロンの熊鈴のカバーを外し左に下る。窪んだ山道に厚く積もった落ち葉を踏みながらウネウネの山道を登る。カラマツもまだ黄葉を残していた。 進路は複雑地形の中の窪地を縫って登っていくので先にどんな景色が現れるのか判らず、新鮮な気分。 6時56分、木立が途切れて北側の景色が見通せる地点で小休止してマロンに水を飲ませる。山斜面は黄色、茶、緑の絨毯模様を見せていた。 |
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7時3分、砂利林道に出たところが平川峠。正面に鳳凰三山の地蔵岳が見え、山頂にオベリスクがはっきり。林道を左に進み、すぐに右の山道に進み尾根筋を上る。 7時11分、右の樹間越しに甲斐駒ヶ岳が姿を見せた。山頂横の麻利支天が瘤のように見えた。 |
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案山子の看板標識(?)地点で砂利林道に出てマロンをフリーにして上る。 先日、テレビの狼の遠吠え画面にマロンがピクリと反応したのを思い出し、50mほど離れたマロンに遠吠えを真似してみたらビックリした様子で一目散に駆け戻ってきた。 |
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7時29分、「熊に注意」看板の立つ林道終点に着き、「荒倉山40分」手づくり標識を見て檜林に入る。 10分ほど上ってマロンが腹ばいで休んだので小休止。 更に尾根筋を上る。雲間から太陽が出て気分が高揚。紐先のマロンがブッシュに頭を突っ込んで激しく動く。その先の道には獣が体をこすり付けたような跡が二箇所。 |
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7時52分、平坦な尾根筋を進むと北の木立が払われて、雲海の上に「八ヶ岳」が浮かんで見えた。先に進むと尾根幅が広がり始めた。 8時、落葉を終えた林の中の「荒倉山 1132m」山頂に到着。 |
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南東の木立が払われていて雲海の上に富士の山頂だけが見え、カメラを向けている間に湧き上がる雲に姿を隠す。 他方向に展望は得られないかと見晴らしの無い山頂を西斜面に進むと、こちらも木立が切り払われて、地蔵仏なる岩峯を山頂に頂き、雪を付けて朝日を浴びている地蔵岳が聳えて見えた。 |
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8時13分、短時間ではあったが、良い景色を見られたことに満足し、山頂を後に下山開始。八ヶ岳が見える場所に戻ると雲海は拡散し始めて景色がぼやけ始めていた。 8時32分、幅広林道を下る。林道の曲がり角に近づくと突然、獣が前を横切った。ハイ・テンションになったマロンをセーブしながら曲がり角を通過すると右斜面の伐採山腹を猿が3匹、鳴き声を立てながら駆け上っていった。 突然妻が立ち止まり、「往路ではこんな砂利林道は歩かなかった」という。GPSを見ると往路の経路は250mほど戻った地点から尾根筋を下っていた。朝日を浴びながら林道を戻る。 8時44分、看板風の案山子の置かれた場所が往路で林道に合流した地点だった。尾根筋を下る。これを下って、中年の5人連れ登山者と交差。 8時58分、平川峠から山道に入り、同年輩の4人連れと交差。 |
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9時24分、駐車地点に近い円池への分岐点に戻る。 これで「荒倉山」山行は終えたことにして、標識にある「円池」を見て帰ることにする。 10分足らず進むと林道が二分岐。「円池」を示す標識類が見当たらないので直進林道に進むと林道は檜林の中で終わっていた。 |
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分岐点に戻り右に曲がっていく林道に進むとカーブの先は山腹に上っていてその先に池は期待できそうも無いと判断。 戻りながら気が付くと林道が分岐した間が窪地になっていて僅かながら水が溜まっていた。結局、ハッキリしないがこれが「円池」ということにして戻ることにした。 9時46分、駐車場に戻る。車は3台に増えていた。 |
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帰路、国道20号線を南下しながら西を眺めると、先ほど登ってきた「荒倉山」が地味ながらも色づいた山体を見せていたので写真に収める。 12時30分、無事帰宅。 |
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帰宅後、私たちが見たのが本当の「円池」だったのか気になり、いろいろな方のHPを調べたら・・・・・ 似ている景色ではあるが、池畔に立派な解説看板が立っている「円池」の写真が掲載されたHPがヒット。 私たちは右の山腹に回りこむ林道先には地形から考えて池は無さそうと考えたが、あの道は更に左に回りこみ、その先に池があったらしい。 |
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