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明日は曇天ながら昼頃に僅かに太陽が覗くという天気予報。

折角の入梅期の中休みなので有効に活用しようと対象の山を物色中、テレビが赤城山の蓮華躑躅を放映し、今年の花期は2週間ほど遅れていてまだ見頃とのこと。

急遽、登山情報を収集して水曜日の出発を決める。

 

 

◇所要時間: 4時間43
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 今日は見通しが悪いからとずっと紐付き犬にされました。荒山高原と荒山への道は岩がゴロゴロしていて歩きにくい箇所もありました。
林の中では突然、蝉がバタバタ落ちてきて暴れたので思わず食べてしまいました。

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150分、家を出る。

霧雨の中、入間ICから圏央道に入り関越自動車道の前橋ICを下りる。前橋市街を通過し県道4号線(赤城道路)で高度を上げ443分、50台ほど駐車可能な箕輪の姫百合駐車場に一番乗り。

舗装路の対面に「入口 荒山高原」標識を見つけた。空は全天薄雲に覆われていた。

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447分、マロンは最初からひも付きにして丸木段差の上り坂で出発。前橋ICでは22度あった気温もここでは17度。周りの山は霧の中。針葉樹林は一段上ると自然林に代わった。

58分、上り坂に岩塊が増え始めコース両側にロープが張られている。「カタクリの自生地」の看板があるが花期は完全に終わっていた。

更に大岩ゴロゴロの歩きにくい坂をマロンに引かれて息を切らして上る。

 

520分、森を抜け出し「荒山高原」に到着。高原広場には山ツツジが少しだけ咲いていた。小休止して水分を補給し薄着になって「荒山1.7km→」標識に従い荒山を目指す。前方に荒山らしいピークが見える。

537分、山道にはコブシ大の石がゴロゴロして歩きにくい。ツツジの潅木のトンネルを潜って上っていくが道沿いのツツジは花を全然付けていない。ガスの中でウグイスが啼いている。

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544分、朱色の山ツツジが見られるようになった。

潅木のトンネルを抜けた先には朱色のレンゲツツジの10株ほどが満開状態。葉ッパは山ツツジより大きく若葉の黄緑と朱色の花のコントラストが綺麗。

上るに従い花が増えてきた。空は薄曇ながら雲に濃淡があり、晴れるかもの期待を持たせる。

 

65分、霧が深くなりツツジの花が見られなくなった。霧の中から沢の音。ミズナラの木が増えた。湿り気があるが風が吹き込んで気持ちがいい。

 

山頂に近づいたのか大岩の間を通過。

道脇に見慣れない白い花を見つけ写真に収める。
(帰宅後に調べたらガイド書に 運がよければ出会えるかも と書かれていた「クサタチバナ」の花だった。)

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621分、「荒山」山頂に到着。

木立の中の薄暗い10畳くらいの空き地に大きな石祠と三等三角点があり、手製の「荒山1572m」看板が掛かっていた。

木立の後ろに出てみるとガスの上に電波塔のある地蔵岳山頂と周りの山の稜線だけが浮き出ていていた。眺めているうちにこの山頂にもガスが上ってきた。

634分、「上の避難小屋→」標識に従い大岩の間を抜けて南東に下る。道脇に蓮華躑躅が咲いていて綺麗。
獣の臭いがするのか山道を外そうとするマロンを叱りながら尾根を下る。トリカブトも若葉を見せる。ガスの流れる段差の多い山道を下っていく。

655分、「上の避難小屋」に到着。建物は休憩舎風で立ち入り禁止の表示があった。小休止して水とバナナを摂り、「赤城温泉→」標識に従い「芝の広場」を目指す。

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76分、モミジやミズナラ、ダケカンバなど庭園風の木立の中の歩きやすい山道をのんびり下る。

ツツジ林で沢山の蝉が鳴いていた。私達の出現に驚いた蝉が数匹、下草に落ちた途端、マロンが食べてしまい舌なめずり。制止する間も無かったが羽が透き通った黄色の胴体の蝉のようだった。(帰宅後調べたら エゾハルゼミ らしい。)

724分、流水の小沢を渡る。その先の「荒山高原」の看板には下記のようにツツジの解説が書かれていた。

「荒山の東及び南の山腹は腐植質が比較的よく蓄えられた地域で、ミズナラが優先する森林である。また、南面の荒山高原一帯はツツジの大群生地として知られ、多くの種類が生えている。このツツジは5月下旬頃から桃色のアカヤシオ(アカギツツジ)、橙赤色のヤマツツジ、紅紫色のトウゴクミツバツツジ、白色のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)、白色のコメツツジ、緑白色のアブラツツジ、淡紅色で紅色のすじのあるサラサドウダンの順に咲き、一番の見頃は6月中旬で、初夏の高原に咲き誇るツツジは、実に壮観である。」

と書かれていたが肝心の「レンゲツツジ」の名前が書かれていないのは…???だった。

740分、「荒山高原」に戻る。

駐車場から登ってきた中年の夫婦登山者と挨拶し、鍋割山に向かう。幅広の丸太段差の山道を上るに従い蝉がうるさいほど鳴いていた。薄雲を通して一瞬、太陽が透けて見えたが直ぐに雲の中。

82分、ピークに上りついて山頂かと思ったが標識は無く、山道がガスの中に延びている。道脇にズミの木が見られた。

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前方の山頂らしいピークに着いたら又先がある。木立を抜け、大岩横を抜けていくと道が下り始めた。驚いて地図を取り出して調べると山頂はこれを上り返した先らしい。

ガスの中へ進む。森の中の道脇にギンランと銀竜草を見つけ写真に収める。

822分、「鍋割山1332m」山頂に到着。

露岩のころがる広い山頂には二等三角点と石のお地蔵様があった。好展望地らしいのでムスビを食べながらガスの晴れるのを待ったがガスは濃くなるばかり。

835分、展望は諦めて下山開始。

途中、2組の中年夫婦登山者と交差。

9時、「荒山高原」に戻り、小休止後「姫百合駐車場→」標識に従い下山継続。10人ほどの団体登山者と交差。小沢で汗を流して下山継続。

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930分、車に戻る。駐車場は車が30台ほどに増えて5人ほどの登山者が出発準備していた。

1225分、無事帰宅。

説明: 説明: C:\Users\matusita\Documents\HP資料\改訂版・MARRONと山歩\BUTON_49.GIF 説明: 説明: C:\Users\matusita\Documents\HP資料\改訂版・MARRONと山歩\To_Top.gif 荒山2