7月には首都圏にも39度を越す猛暑が襲来。

この暑さの中、夫婦共に喉がヒリヒリ、咳がゼーゼーの風邪(?)症状に悩まされ、犬連れ山歩きは秋風が吹くまで休止と決める。

…が、ノー天気・マロンだけは絶好調。朝4時には散歩の時間だと足を踏み鳴らし、夕6時には広場に犬が集う時間だと騒ぎ立て、暑さに気後れして家でゴロゴロしようとする私たちを外に引っぱり出す。

そんなこんなで日を過ごすうち、前回の山行から1ヶ月が経過。

この間に三菱車・連続リコールのニュースにも影響され、10年間愛用の我が家の三菱RVR・スポーツギアをトヨタWISHに変える話が進行。

幸いおとーさんの風邪は収束状況にあるので絶好調マロンのガス抜きとRVRのご苦労様・お別れドライブを兼ね、丹沢の「畦ヶ丸」を訪ねることにした。

先代マロンは道志側から「畦ヶ丸」に登ったので、二代目は西丹沢自然教室から山頂を目指す。おかーさんは今回も風邪が直らずまたまた留守番。

所要時間: 5時間3
難度(犬として): 易+++▼+難
マロンの日記: コース前半は大岩ゴロゴロの沢沿いコースで歩きづらかった。丸太橋やハシゴ階段はおとーさんに助けてもらい「ダッコ」という言葉を覚えました。今までの山歩きの中では一番キツかった。

 

2時過ぎに目覚め、220分に静かに家を出る。夜空は雲に覆われていた。国道246号線に出て、厚木市先のコンビニで朝食と行動食にムスビを購入。大井松田先の清水橋交差点を右折し、丹沢湖を通過。

北の空の雲が途切れて薄明るくなる頃、西丹沢自然教室の駐車場に一番乗りで到着。無人の駐車場でマロンの体にダニ忌避剤をスプレーし、出発準備を完了。

 

443分、自然教室前の「畦ヶ丸→」標識に従い、先ずは水量の多い河内川を「西丹沢公園橋」で渡る。川上に見えるキャンプ場に沢山のテントが張られていたが、まだ静まり返っている。薄暗い杉林の中を辿るうち、いつの間にか西沢に進んでいた。

 

456分、幅広の水流が落下している大堰堤は脇の急階段で通過。段差のある急階段をマロンは辛うじて登りきったが、下りはしり込みしておとーさんに抱かれて通過。

この先は林の中に沢が入り組んで流れている状況で、頻繁に丸太組橋、はしご橋を渡る。隙間のあるハシゴ橋は都度、マロンを小脇に抱いて渡る。マロンの体重があまり増加しないのを期待…。

大岩小岩の間を縫いながら赤ペンキマーク、標識、赤テープを確認しながら上流に進む。

 

515分、再び大堰提脇を通過。堰堤上は広い河原が開けており、その先は再び林の中の幅広沢の中のコース。

沢筋は湿度が高く全身、汗だらけ。意識的に水を飲みながら前進。マロンは身軽で大岩をキレイに跳び越して進む。

543分、権現山上り口の広場で一休み。上空に青空が覗き始めた。暫くは歩きやすい道を進む。

 

550分、先行マロンに気を取られて、下棚滝へのコースに誘い込まれそうになり、気づいて戻る。

6時、本棚滝への分岐を通過。その先で沢と分かれて右斜面の山道を登る。

1ヶ月ぶりの山歩きのせいか疲労を感じてムスビとドックフードを取り出し一休み。

 

626分、休憩テーブル箇所で小休止。青空に半月。ウグイスの声が聞こえる。マロンは元気で辺りの臭いを嗅ぎまわっている。

631分、道が平坦になる。ホタルブクロが目に付く。アセビの林を抜ける。左上のガスの切れ間に畦ヶ丸らしい山頂が覗く。一旦下って小沢を渡る。

640分、白ザレ場を通過。標識は「畦ヶ丸3.1km 西沢出合2.6km」。まだ半分も来ていないのに疲れを感じる。沢を渡る。

 

7時、「←畦ヶ丸1.7km」標識に「善六のタワ」の現地名。朝の太陽が杉木立越に照りつけて暑い。

77分、40段ほどの急な丸太階段。最初のハシゴ状の階段でマロンは撃退させられて、おとーさんのお世話になる。

疲労感が出てきて、撮影もメモも省略状態が続く。

 

748分、「200m先に避難小屋」の標識。先行していたマロンがこの地点で腹ばいで休んでいた。マロンも疲れたらしいので暫し休憩。

100m先は頂上だ」とマロンを励まして前進再開。あたりに薄くガスがかかり始めた。

751分、「畦ヶ丸」山頂に到着。見晴らしは全然ない。温度計は22度を示していた。ムスビとドックフードで久しぶりの登頂を祝う。

出発地点への標識は「西沢出合 4.6km」と書かれており、先ほど途中で見た標識の合計値5.7kmとは大きな差異が・・??

83分、往路で下山開始。幸いにも空は厚い雲が出てきて、暑い日の光を遮ってくれている。

846分、「善六のタワ」通過。沢筋まで下りたところで夫婦連れの登山者が登ってきたので、この地点からマロンをリードで確保。大堰提あたりでは子供づれの2パーティと交差。

 

1018分、車の待つ「西丹沢自然教室」に到着。自然教室の駐車場は満車状況になっていた。

帰路は東名を使って1215分、無事帰宅。

  山・3