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7年前、初代マロンと名栗湖側から登った奥多摩の「棒ノ嶺(棒ノ折山)」を今回は南からの周回コースで訪ねることにした。 ◇所要時間: 5時間25分 |
4時50分、出発。 青梅市経由、多摩川沿いを走る青梅線の川井駅横から県道202 (上成木北川井線)を北上し、今日の下山予定地の「北川橋」バス停あたりで駐車可能地を探す。・・前後のバス停間では適地を見つけられなかったが、「北川橋」バス停横から川縁に下る分岐路を見つけ、歩きでこの先を探り、橋先に空き地を見つけた。 |
車をこの空き地に移動しようと坂を下ったが、橋巾の狭さと手前の急角度のカーブに苦戦。なんとかこれを通過して空き地に駐車。空き地からはこの橋を使わず、県道に出る道がある様子も確認できたので、安心して登山準備を整える。 6時36分、通過に苦労した橋を渡って県道に出て、登山口の「奥茶屋」目指し北に向かう。2kmほど先のバス終点の「清東橋バス停」でトイレを借用し、先に進む。 7時13分、奥茶屋地点の「棒ノ折山→」標識に従い川縁に下り、霜の付いた木橋を渡って山葵田の沢沿いに上る。 |
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沢沿いに10分も登ると体が温まり、ヤッケとフリース、手袋と耳覆いも外す。木橋で沢を渡り返しながら上っていくが山葵田は続く。 驚いたことに紐先マロンは沢の流れに入って腹ばいになった。体温の調節??。沢横の急坂には2箇所ほど鉄階段も設置されていた。 |
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7時37分、木の小社横の「←棒ノ折山1.1km」標識地点で沢と分かれ、山腹の急坂に取り付く。 1時間以上歩いたので水飲み休憩。GPSを見ると国土地理院地図コースとは随分違う場所を通過しているのが分かる。 |
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丸太階段で杉・檜林の太尾根に上ると、西は見晴らしの利く自然林が続く尾根筋を上るようになった。道脇には「関東ふれあいの道」の石標識が設置されていた。晴天の筈なのに全天に雲。 8時7分、岩が露出する杉・檜林の急斜面の途中で小休止。歩き出そうとしてGPSの方向指示異常に気づき、再設定して正常化。 「←棒ノ折山0.2km」標識を通過するあたりから残雪が見られた。 |
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8時36分、「棒ノ嶺969m」に到着。無人の山頂は10cm以上の霜柱で覆われていた。 記録写真を撮り、ムスビを食べながら展望を楽しんでいると中年の女性登山者が到着。 東には関東平野が広がり、霞の中に東京のものらしい高層建築群も見えた。 |
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私たちの下山路コースについて山頂の「関東ふれあいの道」の解説板には |
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9時1分、南東に下山開始。 残雪の丸太階段に手こずりながら10分ほどで「権次入峠」に下り、「小沢峠→」標識に従って南への尾根筋に下る。 「岩茸石山3.5km→」標識あたりから「黒山」への上り。山頂に近づくと岩階段の上りになった。 |
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9時30分、「黒山」山頂に到着。 落葉した自然林なので見晴しが得られ、北にはズングリした「棒ノ折山」、西には薄く雪を纏った「川乗山」、南にはこれから辿る尾根筋がアップダウンしながら「岩茸石山」まで続いて見えた。 |
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「小沢峠→」コースを左に見送り、南へ進んで檜林の細尾根を緩く上る。上空に青空が広がり始めた。 |
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9時55分、小ピークに上ると立ち木に手製の「逆川ノ丸841m」標識。 杉林から西斜面に抜け出ると見晴らしが利き、南西の「御前山」と「大岳山」間に富士山頂が見えた。 朝日も差し込み始めたので小休止してムスビを食べる。裸木上では数十羽の小鳥が群れて鳴き、飛び立っていった。 |
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この先は尾根が痩せて岩が露出。マロンのリールの紐が傷み切れかかったので暫定処置。僅かなアップダウンで変化の少ない杉林を進む。 |
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10時53分、小ピークに上ると前方に「岩茸石山」が姿を見せた。高度差20mほど下り50mほどを上る。結構キツク感じる。 11時7分、ピークから30mほど下ると杉林の中に「名坂峠」の現地標識。 「岩茸石山0.1km→」標識もあるが、マロンのリール紐が心配だし、以前の「高水三山」山行時、この山頂は通過しているのでここからの下山を決める。 |
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11時16分、「←大丹波・川井駅」標識に従い下山開始。 先日の強風の影響らしく林床に杉枝が一面に散乱し、山道が分かりづらい。国土地理院地図の山道は尾根筋に書かれているが、この下山路は山腹を横切って下っているので・・・??。マロンをフリーにして慎重にコースを探しながら下る。 11時23分、穏やかな尾根筋に出てはっきりした山道を緩く下る。10分ほどで沢筋に下りて左岸を下る。やがて沢に流水。20分ほど下ると山道は砂利林道になりこれを下る。 11時56分、「八桑バス停」近くで県道202号線に合流し、「北川橋バス停」に向かう。 |
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車での帰路は広場の西側の道に出て、南に進み「八桑バス停」地点で県道202に合流。 1時45分、無事帰宅。 <右は当日のGPS軌跡。 奥茶屋からの上り、名坂峠からの下りコースが国土地理院地図と違っているのが読み取れる。> |
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