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岩戸山-1

年末行事も一段落したので、「日の出」展望スポットという熱海の「十国峠」経由で「岩戸山」を訪ねることにした。
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ネットで調べると、明日・元日のケーブルカーは朝5時から特別運行とのこと。)

 

◇所要時間: 2時間35
◇難度(マロンとして): 易+▼+++難
◇マロンの日記:
 予定コースは次々変更されましたが、満足して今年最後の山歩を終えました。

岩戸山2
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上図は当初の予定コース。実際は文末のGPS軌跡の通り。)

 

415分、家を出る。小田原厚木道路で箱根湯元に走り、駅手前で箱根新道に移り、箱根峠で県道20号線に乗り換え眼下の闇に街の明かりを見下ろしながら南下。熱海峠で左折し、県道11号線で姫の沢公園駐車場目指し山を下る。東の空が明ける頃、県道沿いの姫の沢公園・駐車場を見つけ車を乗り入れ、登山準備を始めたら登山靴を忘れたことに気づいた。

妻はズック、私は革靴で来たので急斜面の登降は避けたいと、急遽、出発点をここより高度で280m上の「峠の駐車場」に変更することにし、カーナビに目的地を再設定。

熱海峠の先で「熱海・日金山霊園→」標識に従い舗装路を緩く上り、10台程度駐車可能な駐車場を見つけ、車を入れる。気温は0度。

639分、ホカロン入り手袋と耳隠し、犬連れでザックを背負った姿の上に革靴・ズック履きで山行スタート。3分ほどで「姫の沢公園」前の三叉路に着き、左折して枯れ柴の大広場に進む。

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前方には十国峠ケーブル終点駅を兼ねた展望台が見え、横に富士山。東には相模湾が大きい。日の出は展望台地点で眺めようと簡易舗装路を急ぐ。

652分、無人の十国峠・展望台に到着。東の水平線に雲があるが、太陽は雲間に覗きそうな気配。見ている間に雲の縁が朱色に変わる。

十国峠は「日金山」山頂とのことで標高は771m。展望台前の広場には十国峠名の由来になった十国の名(常陸、上総、下総、安房、武蔵、相模、伊豆、駿河、遠州、甲斐)を記した石碑があった。

 

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71分、水平線の雲を染めて太陽が輝き始めた。振り返れば富士山頂が赤く色づく。

一日早い「初日の出」を見られたことに満足し、岩戸山目指して出発。

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上る朝日が水平線の雲背後に輝くと、雲は龍に変身。芝の大広場の端では、「右大臣実朝の歌碑」

<「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ」・・詩歌を愛した将軍源実朝は、この峠をいくたびも越えています。・・この歌は22歳のときに詠まれたといわれています。>を読んで通過。

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710分、姫の沢公園口を左折し、アセビや椿の林を通過し幟の立つ「東光寺」横を通過。

726分、「笹の広場」標識地点に来ると正面の相模湾に初島が見えた。「岩戸山→」標識に従い三叉路を左折し、背丈の倍ほどの笹薮の中の踏み固められた道を進む。

15分ほど歩き、雑木林に入ると前方の木立の間に「岩戸山」が見え始め、すぐに山頂への上り開始。山頂に近づくと道の両側は背丈ほどの笹薮(ハコネタケ?)

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747分、あっけなく「岩戸山」山頂に到着。

山頂からは東に朝日を反射する相模湾、西には先ほど訪ねた十国峠・展望台が意外に遠く見えた。

751分、山頂を越して東に下る。

下りになったら革靴はやはり歩き辛い。途中、同年輩登山者と交差。

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758分、分岐まで下ると、予定コースの南山腹を回って戻る道は柵止めされ、「通行止め」標識も付いていた。

あえて通行止め道を試そうかとも考えたが、分岐路脇に北側山腹の「岩戸観音」経由で往路に戻れるらしいコース表示板を見つけ、ロープ場ありとも書かれていたが、こちらを試すことにした。

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86分、「岩戸観音→」への巾狭道に進む。途中の分岐は「←ロープあり 岩戸観音」標識に従い尾根に向かう道に進む。細い山道は露岩の山腹を上り始めた。

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816分、大きな垂直岩壁に掘り込まれた「岩戸観音」前に出た。その先は露岩の急坂になり5箇所ほどのロープ場。

足場はしっかりしていたが、下りには薦められない。7分ほどで高圧鉄塔横の往路に合流し、山頂に向かう。

826分、再度、山頂に戻って休んでいた若者登山者と挨拶。

830分、下山開始。

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846分、「笹の広場」に戻り、南斜面の芝生広場を海の見える先端まで進むと水平線が左右に広がり、地球の丸みが感じられた。

朝日を照り返す海面には初島、大島、利島が浮かび、左には岩戸山、右には伊豆半島が延びている。日当たりが良いのでザックを下ろし、ムスビを食べる。

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大晦日のひと時をのんびり過ごして下山?再開。
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7分、「東光寺」前を通過。
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14分、車に戻る。

明日・元旦にはこの「初日の出」好展望地は道路も峠も大混雑だろうなどと勝手な予想をしながら、好調に車を走らせる。

1110分、無事帰宅。

 

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当日のGPS軌跡。

 

「姫の沢P」でGPSをオンしたが、登山靴を忘れたことに気づき、急遽、車を「峠のP」に移動し、再出発。

「岩戸山」を東に下った分岐では南山腹をめぐるコースが閉鎖されていたので、北山腹の「岩戸観音」コースを回り、山頂に再登頂し、戻る途中で「笹の広場」に立ち寄った。

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