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富士山近傍の山を訪ねるうち何回か「キノコ採り」に遭遇。 挨拶すると、皆さん結構、嬉しそうに成果を見せてくれ、「種類や場所」などを教えてくれるので、いつの間にか私たちも「キノコを撮る」から「キノコを採る」ようになった。 6年前には「クリフウセンタケ(食)」と自己判定したキノコが「カキシメジ(毒)」だったらしく、夫婦で腹痛・下痢に至ったこともあったが、それにもめげず・、 今年はキノコ不作らしいが、近ごろ、気になり始めた富士山麓の3ヶ所の針葉樹林へキノコの有無の確認に行くことにした。 ◇所要総時間: 3時間10分 ◇難度: 易++▼++難 |
<最初の狙い地> 3時30分、出発。 中央高速を利用し、大月JCT経由で4時50分に「河口湖IC」を降りると残距離は18km。 国道139を約2km東進し、県道701に右折して南に高度を上げ、「中の茶屋」三叉路を左折して「滝沢林道」で南に高度を上げ、「滝沢林道終点ゲート」手前の空き地に到着。 丁度、東の稜線から朝日が昇り、富士山が赤い。 気温は12度で無風快晴。 (出発地点の標高は 約1810m) |
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5時48分、出発。 東斜面下へ60mほど進み、右の涸沢の堰堤上で対岸のシラビソ林へ進み、GPSに登録してきた「予定行動範囲」(Googleマップの航空写真で針葉樹林帯、且つ、国土地理院地図の荒廃地形を外した範囲をキノコ狙い地として事前登録したもの) |
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樹林の林床は予想通り、苔に覆われていたが、あまり湿り気は無く・・ それでもポツポツとキノコが姿を見せ、 「カキシメジ(毒)」、「チャナメツムタケ」、「ナラタケ」、「ナカグロモリノカサ(毒)」、「アカモミタケ」らしいキノコを見つけ、 カメラに収めながら下っていく。 |
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標高を下げるのに従い、溝の多い地形になってきた。 6時26分、東の「小富士林道」へ近づいた筈だと北へ回りこむとキノコが減った。 更に方向を西へ変え、斜面を緩く上っていくと国土地理院地図通り、涸沢状の溝が多い地形になり、雑キノコがポツポツ程度。 |
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6時37分、標高1730m辺りまで上ると、薄い踏跡が見られ、木の幹に赤テープ。 等高線で北回り込み、歩きやすい地形を選んで上っていく。 上るのに従い、3つの堰堤横を通過。 7時1分、車に戻る。 見つけたキノコのうち、確信して食べられそうなキノコのみを採取してきたので、持ち帰ったのは「チャナメツム茸2」「ナラ茸2」のみ。 |
<二番目の狙い地> 次の目的地「侭下林道」目指し、車で「滝沢林道」を下り、 7時20分、「侭下林道」へ左折し、1kmほど先の針葉樹林を目指そうとすると・・・ 200mほど先で舗装林道が頼りなさそうな砂利林道に変わり、その先の様子がはっきりしないので、 |
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7時26分、薄暗いコメツガ林へ進むと林床に苔が見られるようになったが、雑キノコが僅かに見られる程度。 森の奥へ200mほど進んでみたがキノコが少ないので南に回りながら車を目指す。 途中、「カラマツベニハナイグチ(不食)」らしいきのこを見つけ、写真に残す。 |
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7時49分、車に戻る。 ・・と、軽四輪車が「侭下林道」を西の砂利林道へ入っていった。→「侭下林道」先に「きのこ場」がありそうに思えたが・・・それは来年確認することにし、・・・「三番目の狙い地」を目指すことにし、滝沢林道〜吉田口登山道を更に下る。 |
9月末、「幸助山」からの帰路途中、「富士スバルライン」入口近くの標高900m辺りの路肩でキノコ採りの車を見つけ、立ち寄ると、収穫した多くの「ショウゲンジ」と「マツタケ(1本)」を見せられ・・、 私たちも森に入って「ショウゲンジ」が採れたので・・、 今回はそれより僅か標高の高い、「富士スバルランド」南の針葉樹林を「第三の狙い地」に設定。 |
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「中の茶屋」から「吉田口登山道」を1kmほど下り、左折して「富士スバルライン」に移って「料金所」下約900mの「富士スバルランド」のPに車を置く。 (標高は約1000m) 8時9分、スバルラインの対面の森に入り、キノコを探すとすぐに「ショウゲンジ」の幼菌を見つけ採取。 |
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車道近くは人に採られていそうなので森の奥を目指し、150mほど先で「ショウゲンジ」4本をゲット。 更に奥に進みかけると・・、籠を腰に付けた人が戻ってきたので挨拶すると、今年は「ショウゲンジだけでハナイグチは全然見当たらない」とのこと。 |
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8時43分、車道から450mほど奥まで進み、ポツポツと「ショウゲンジ」を採りながら左へ回り込みながら車を目指す。 途中、「ヌメリイグチ」2コ採取。 9時20分、車に戻る。 11時40分、無事帰宅。 収穫はショウゲンジ22 ハナイグチ3 ヌメリイグチ2 ハツタケ2 チャナメツムタケ2 ナラタケ2。 |
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