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前回は「ハナイグチ」狙いでこの「源氏山」山行を計画したが、台風の影響で、林道が閉鎖されたため、急遽、目的地変更で対応したが、「倉岳山」山行後のネット検索で、「丸山林道の通行可」情報を得、再度、「源氏山」を目指すことにした。 この「源氏山と大峠山」は5年前、既にマロンも歩いているので、できれば別ルートでとネット検索し、浜松の方の「大峠山から尾根コースで下山」記事を見つけ、私たちはこれを逆行するコースを作り、他の登山者が登るころには帰路の林道歩きの筈と、午前中に晴天予報の出された土曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 4時間20分 |
3時、出発。 国立府中ICから中央高速に乗り、甲府南ICを下り、国道140を西進して笛吹川を渡り、県道413で増穂町を抜け、平林集落先から丸山林道に進む。 20kmほど先の「林道丸山支線」分岐まで進むと、直進2km先の「池の茶屋線分岐」への林道ゲートが閉鎖されていたので、櫛形山方向へ右折。途中、南に富士山が見えたのでカメラに収める。 「丸山支線」と「池の茶屋線」の4kmほどを迂回し、「池の茶屋峠」に進み、ゲート前に駐車。気温は11度で寒いほど。 |
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6時、舗装林道を南西方向にスタート。 閉鎖された丸山林道ゲート脇を通過し、400m先の「源氏山登山道入口」を目指す。 |
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「源氏山登山口」の三分岐を左折し、足馴線林道の閉鎖ゲートを通過。 80mほど先の「←源氏山」標識に従い、左の山道に進み、林道脇の擁壁上を南に進む。 道脇に僅かながら、茸やリンドウが見られた。 |
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左の尾根に分岐する踏み跡を見つけ、「大峠山」への尾根コースだろうとこれに進んだが、少し先で山腹道に戻された。 6時30分、山道左にロープが張られ、「危ないから、入ってはいけません」看板。 |
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尾根幅が広がり、カラマツ林の傾斜がキツクなった。台風の影響らしく幅広斜面に倒木や落枝が増え、マロンが歩きづらそう。 斜面に踏跡は見られず、適当にコースを見極めて登っていく。 採取経験のない「ハナイグチ」狙いで落葉松の多そうなコースを選んだのだが、キノコ類は僅かしか見つけられない。季節が少し早すぎたのかも。 強引にカラマツと白樺の林を上っていく。マロンの息も荒くなってきた。 |
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6時52分、斜面を上りきると木の幹に赤ペンキマーク。水飲み休憩し、尾根先に進むと踏跡が見つかった。 7時4分、左が急斜面、右は広いカラマツ林斜面を上っていく。地図の1882mピークあたりでキノコが見られるようになったが、食茸らしいものは無い。 その先は二重尾根になり、間の窪地に倒木が散乱。前方の木立越しに「大峠山」が望めた。 |
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7時20分、木の枝に赤テープがあり、下った先の崩壊斜面横に「大峠山」へ上る山道が見えた。5分ほどで大峠山コルへ降りると、右下の「大峠山分岐」からの道が合流。 「大峠山」への上り開始。カラマツ林の中にガマズミが紅葉。 急斜面を上っていくと傘が12cmほど大型キノコを見つけ、「ハナイグチ発見!!」と喜んだが、傘に粘液が無く、別物らしくてガッカリ。一応、持ち帰ることにした。(帰宅後、図鑑で調べると ウツロベニバナイグチらしく、食茸ではなかったので廃棄。) |
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7時44分、「大峠山1908m」に到着。 木立に囲まれて展望が得られない山頂なのに、一等三角点の礎石だった。ムスビを食べながら、山頂周りでキノコを探してみたが、うす暗い森に生えていたのはカヤタケに似たキノコのみ。鹿のフンが多く見られた。 7時53分、下山開始。 8時4分、大峠山コル手前のモミの木に茶色テープを見付け、前回使った近道コースだと、往路と別れて左に進む。 |
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80mほど進むと山道先は崩壊地で、そこに踏み跡が見られたので、崩壊地を横切り、先に進む。 8時11分、「←源氏山」標識のある三分岐に着き、ガスの掛かった「源氏山」を目指し、山腹道を南に緩く下っていく。 林床にシダが多い。朝日が差し込み始めた。 |
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8時23分、幅狭の沢が流水で抉られ、通過に危険を感じてマロンをフリーにし、崩壊斜面に露出した細い木の根を頼りに慎重に横切り、80mほど先で小屋跡を通過。 8時32分、山道が尾根を辿るようになり、源氏山への上りが始まる。カラマツやブナ、白樺などの自然林の林床木はアセビ。 傾斜が増し、山頂に近づくと苔むした倒木が増え、キノコが見られるようになった。 |
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8時47分、「源氏山 (山梨百名山)1827m」標柱の立つ樹林の山頂に到着。記念写真を撮りかけたら、妻が両手で44を表示。今日が結婚記念日だった。 山頂周りを歩き、「カバイロツルタケ?」をカメラに収める。 9時、下山開始。 |
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キノコを撮影しながら10分ほどで急斜面を降り切る。 9時16分、廃屋地点を通過し、その先のザレ沢は全員、慎重に通過。 9時35分、「大峠山」分岐を通過し、破砕石の山道を緩く下っていくと左下で落石音・・・カモシカ!!。 写真に収めたが、紐先マロンは何故か無反応。 |
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9時52分、砂利林道の屈曲ポイントに降りると、「源氏山登山口」標識があった。 林道を250mほど戻った「水場」地点の擁壁が大きく崩壊していたが、路面整理は完了の模様。マロンは流水で体を冷す。 400mほど先ではまた擁壁が崩れ、林道下の斜面も大崩落していた。先日の台風の影響は大きかったらしい。 |
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林道脇の富士アザミとノコンギクが秋を演出。 10時14分、登山口ゲートを通過。 10時20分、車に戻る。土曜日なのに誰にも出合わなかった。 13時40分、無事帰宅。 |
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