カタクリで有名な奥多摩の「御前山(ごぜんやま)」は以前より「マロンの百名山」候補だった。が、花のシーズンの犬連れ登山は遠慮してあえてこの季節を選ぶ。

  御前山にはいくつかの登山コースがあるが、

<1> 大岳山との間の大ダワからでは、あまりにも短時間。
<2>
 月夜見第二駐車場からでは、奥多摩周遊道路・開通時間の9時まで足止めされる。ということで、
<3> 急登ではあるが、栃寄森からの登山。を予定して前夜、布団に入ったが・・・・

朝、目覚めたのは6時近く。これも何かのお導き。と、おかーさんがマロンにも優しそうな<2>のコースでの登山を決める。

所要時間: 3時間40
難度(犬として): 易++▼++難
マロンの日記: 最初の下り斜面の落葉の下は一面、霜柱でおかーさんが滑った。距離は長いが尾根や山腹の段差のない道でマロンにも歩きやすかった。

 

620分、家を出る。カーナビ指示に従い五日市街道、桧原街道と進み、三頭山・「都民の森」駐車場前で奥多摩周遊道路の開門時間を30分ほど待つ。<閉鎖時間; 49月、19時―8時  103月、18時―9>

9時ジャスト、ゲートを通過し78分で「月夜見第二駐車場」(30台程度駐車可、無料、トイレなし)に到着。

 

915分、登山には珍しく、下り斜面で出発。霜柱の立つ広い斜面をカリカリと靴音をたてて下る。マロンも元気。落ち葉を掻き分け滑りおりていく。

10分ほどで「御前山3.5km 小河内峠1.2km」の標識。

「御前山」がいかにも「御前さま」といった存在感で木の間ごしに居座って見える。広い尾根筋の山道は檜林の中を緩やかに登り、やがて右側が開けた斜面に移り、自然林へと進む。

937分、小高い山へ登る道と水平の道と二手に分かれている。どちらも正規ルートらしいが私達は楽そうな水平ルートに進む。二つの道は直ぐに合流し気持ちの良い広い尾根をゆるやかに登る。

 

946分、小ピークに登ると休憩ベンチあり。マロンに水を飲ませてその先に下る。

直ぐに「小河内峠(1050m)」に到着。「御前山2.3km 惣岳山1.7km 月夜見第二駐車場1.7km」「桧原村藤原バス停3,3km」の標識。緑色に染まった奥多摩湖が木の間越しに下に見える。

この先は急な上りとなる。マロンがしきりに尾根下の森の中を気にする。山歩きに少し余裕が出来て、山の動物の臭いを意識し始めたのかも。

 

105分、枯れ斜面に柵があり、「カタクリ群生地」の看板。花が咲くまでに7年を要すと記載されていた。念のためマロンに紐をつける。15分ほど痩せ尾根の上り下りをくりかえす。

1020分、カタクリの群生地を外して山腹ルートに進む。山中には珍しく、石垣で整備された道を通過。

先に進むと南斜面の広い急な上り斜面に出る。ここにも柵とロープが見られ、今は全面、落ち葉に覆われているが、カタクリの群生地との看板が立っていた。

1037分、「惣岳山(1341m)」の柱標識と「小河内峠1.7km 御前山0.7km」の道標。丸太の腰掛となぜかドラム缶多数。休まず先に進む。

 

左右をロープの柵でガードされた落葉し尽くした林の中の尾根道を下り上る。霜柱が次第に長くなる。
南に富士山が姿を見せる。

1047分、「御前山0.3km」標識個所。見晴らしの良い岩で老登山者が一人、景色を楽しんでいた。雰囲気を乱さないよう静かに先に進む。

 

1051分、展望が開ける地点。真南に雪の富士山。休憩テーブルでマロンの記念写真を撮っただけで先に進む。

1054分、「御前山 (1405m)」 山頂に到着。

落葉し尽くしているので木の間ごしに四方の山々が望める。

 

 

少し早いが昼食とする。

その間にも登山者があり、4人ほどの登山者と挨拶。マロンは「アレ、尻尾どうしたの」「うちも犬連れて山を歩いてたが年取って死んじゃってね」「カワイイ」「よく登ったね」などと話し掛けられていた。

往路で下山開始。先の見晴らしのよい岩の所で地図を広げで回りの山を眺める。マロンの登った「三頭山」や「雲取山」も近くに見えた。

下りはマロンも楽らしく能率よく下る。

127分、小河内峠通過。

往路の下りは帰路には登り、最後に登りで終わるのは初めてだと話しながら駐車場に向かって登る。

1255分、車に戻る。

 

帰路は青梅街道で帰る。福生市あたりで少し渋滞。往路の五日市街道を使って帰ったほうが良かったみたい。

1530分、帰宅 冬なぎの一日。マロンは夕方の散歩にも左程疲れた様子を見せず、山犬度向上の様子。

  御前山・2