|
|
|
数日前、富士山南に位置する「愛鷹山塊」の「袴腰岳」近くで、満開の「アシタカツツジ」に遭遇したという情報をキャッチ。 この「アシタカツツジ」は静岡県だけに分布するフォッサマグナ要素の植物とのことで、8年前にこの花目当てで「大岳」を訪ね、それらしい残花?に対面できたが、今回もこの花狙いで、国土地理院地図コースを使い、午前中に晴天予報が出た水曜日に訪ねることにした。 ◇所要時間: 5時間28分 (「袴腰岳」という山名由来をネット検索すると・・津軽半島にある同名の山名個所に 袴をはいて座った時の形(=台形)に見えるのがその由来と記されていた。) |
2時50分、出発。 町田ICから東名高速に乗り、4時18分に「沼津IC」を降りると残距離は7.3km。 県道205を道なりで北へ高度を上げ、「沼津国際カントリークラブ」横を上ると進路を鎖で閉鎖され、右下へ下って「水神社」入口の空き地に駐車。 気温は16度で曇天。 4時43分、林道の閉鎖鎖を跨ぎ、出発。 右下に「水神社」を見下ろしながら、荒れた砂利林道を道なりに上る。 |
|
|
約1km先の三叉路のゲート横に「←愛鷹山」標識を見つけ、ゲート先の林道を道なりに進む。 5時33分、約1.3km先のカーブ地点にアルミハシゴがあり、傍らには「↑一ぷく峠を経て位牌岳」と 「←愛鷹山」標識。 はしごを上って檜林の尾根に進む。 |
|
|
森を抜けて東斜面に出ると、曇天ながら東が少し明るくなり、薄日が差し込む。 道脇に蕾を付けたコアジサイが続く。 標識に従い、自然林に入ると赤テープがコースをガイド。 標高820m辺りで、檜林尾根を横切り、西斜面を上る。ヤマツツジが朱色の花を見せた。 |
|
|
標高970m辺りまで上るとガスが流れ始め、湿った倒木下にギンリョウソウ。 標高1130m辺りまで上ると、ガスが濃くなり、思いがけなくポツポツと雨。 頭上に紫紅色のツツジが花を見せ始めた。 調べると、葉っぱが5枚で花びらは小ぶり、雄蕊を数えると10本で「アシタカツツジ」!!。 |
|
|
新緑の中にアシタカツツジが散見されるようになった。 花色も朱の強いものから紫色がかったものまで変化あり、4mほどの高木も。 標高1260m辺りまで上ると、林床が落花でピンク色。 5葉のツツジの中に1株、三つ葉躑躅も花を見せてくれた。 |
|
|
7時14分、細尾根に上り着くと「一ぷく峠(標高は1330m位)」と記された手製標識。 (実標高は国土地理院地図を見ると約1300m)。 この峠地形らしくない尾根にトウゴクミツバが華やか。 「←袴腰岳」標識に従い、霧の流れる細尾根を左下へ下る。 |
|
|
|
|
|
先へ下ると林床に早くもキノコ!!。 雨が降ってきたのでヤッケを羽織る。 7時35分、「袴腰岳1248m」に着き、ムスビでエネルギー補給して東へ下る。霧が濃くなった。 |
|
|
再び、一旦下って30mほどを緩く上り返した平坦地に「馬場平1203m」標識。 ガスの景観の中に大きな古木も。 |
|
|
晴れていれば、正面は愛鷹山の筈だが、ガスで真っ白。 8時27分、峠地形まで下り、ガスに隠された「愛鷹山」はパスして「←水神社」標識に従い、東へ下る。 |
|
|
涸れ沢を高度で70mほど下り、赤テープに従い、檜林の山腹に移って斜行して下る。 標高約990mで涸れ沢を横切り、森の中でザックを下して小休止。 |
|
|
9時5分、大きな涸れ沢を渡り、山腹を横切り下る。 9時21分、標高850m辺りでロープと赤テープにガイドされ、大きな涸れ沢を横切る。 9時24分、砂利林道に出てこれを下る。途中2ヶ所、路肩が崩落していたが通行は可能だった。 |
|