寒さは厳しいが明日は好天との天気予報。

「山にでも行こうか」と云うおとーさんの提案にマロンは大賛成。

おかーさんは「近くて、南斜面で、短時間で上れて、林道を使わず行ければ」ということで、登る山は飯能市北の「日和田山」に決定。歩行時間があまりに短いので、その先の「物見山」まで足を伸ばすことにする。

 

 

◇所要時間: 2時間20
◇難度(犬として): 易+++▼+難
(
女坂登降ケース 易+▼+++難)
◇マロンの日記:
 日和田山への男坂の岩コースを助けを借りずに上り切り、少し山犬になったような気がしました。

 

5時、気温はマイナス2度。いつもより多く着込んで、星空の下を出発。

国道16号線を入間市小谷田で左折して国道299号線に入り、飯能警察前を右折し県道30号線へ進む。猿田交差点を左折し県道15号線で元宿の町へ入る。(カーナビが飯能市中心部を避けるコースをガイドしたらしい。)

 

「日和田登山口→」標識を見つけ左の小道に入り、P看板を見つけ車を置く。(この近辺に駐車可能スペースを探したが、この無人・有料(300)駐車場以外には見つけられなかった。)

645分、駐車場先100m程で「県立奥武蔵自然公園」の立て札や「日和田山→」標識が立つ登山道入口を見つけ山に入る。木立の中の幅広の山道は石畳が敷き詰められていて、昔から山頂の神社へ多くの参拝者が登っていただろうことが推測できる。

道脇に「スズメバチに注意」看板。マロンが以前、茂来山で刺されたことを思い出させたが、今はオフシーズン。「奥武蔵自然歩道」標識の立つ檜林の幅広山道を気持ちよく進む。

 

653分、登山道は石造りの大きな鳥居先で男坂と女坂に分かれていた。女坂は帰路に使うことにして男坂に進む。

僅か下った水場箇所から岩稜のゴツゴツ・ガラガラした急坂が始まった。

山全体が大きな岩塊で出来ているような感じで、岩稜を右に左にかわしながら登っていく。場所によっては手も使う箇所もあったが、マロンは勢いを付け、大きく跳ね上がって通過している。

77分、露岩帯を上り詰めると、女坂との合流箇所に木造の二の鳥居が立っていた。

「日和田山」とは「日当たりの良い山」から名付けられた山名だろうとガイド書に書かれていたが、朝日に照らされたこの一帯の雰囲気は山名通り。

南側が大きく開けて眼下には巾着田、右前方に奥武蔵の山々、その左に丹沢山塊、その後ろに富士山が冬の姿を見せていた。

 

715分、展望を十分楽しんで「日和田山0.05km 高指山0.75km」標識に従い、金刀比羅神社脇から山頂に向かう。

718分、石塔、歌碑、ベンチのある「日和田山 305m」山頂に着く。木立越しに関東平野が広がって見える。ここでは休まずに「物見山」を目指し北方に下る。

 

723分、巻き道に合流し高低差の少ない幅広山道を北西に辿る。道脇に「雑木林の管理」の説明板。

733分、「赤トンボの話」の説明板。少し先に「もぐら塚」の説明板。子供づれには喜ばれそう。

740分、舗装路に合流。右50mに電波塔の建つ「高指山」。左に進む。路肩の何箇所かの柱に「迷い犬」の張り紙。…・・マロンは鳥猟犬の血のせいか、目を離すと私達と離れて平気で山の中に入っていくし、呼び返す犬笛にも即、反応しないことがあるので、他人事と思えない。無線装置で何か良いものがあれば良いのだが…調べてみよう・・など考えながら歩く。

 

745分、舗装路は森を外れて数軒の人家の近くのあずまやと公衆トイレ前を通過。2分ほど先で、右に「物見山」への登山道が分岐しており、これを辿り檜の森に入る。

右手にお社、その先で左手に高圧線鉄塔を見ながら緩く上っていく。

8時、朝日の当たる「物見山375m」山頂に到着。

南に高指山が見える程度で見晴らしは殆ど無い。気温は6度。この山は低くても一等三角点(補点)があるとガイド書に書かれていたので、これを探す。東に50mほど進んだ森の中で18cm角の標石を見つけ満足。

直ちに往路で帰路に付く。

852分、女坂をダラダラと下る。途中、8人ほどの登山者に出合う。7分ほどで男坂に合流。

95分、車に戻る。

混雑に遭うことも無く、1050分、無事帰宅。

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