最も寒い季節。マロンのためにおかーさんが選んだ山は雪や寒風の影響が比較的少なそうな山梨県の「兜山」。歩行時間が短そうなので、その先の「棚山」まで足を伸ばすことも計画にいれる。

 

◇所要時間: 3時間53
◇難度(犬として): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 雪山は歩きづらいし、ニオイも少なく刺激が無くて…。雪が早く解けないかなー。(岩場に出る前に一箇所、抱き上げてもらいました。)

 

 

 

5時、家を出る。国道20号の笹子トンネルを抜けて柏尾交差点を右折前進。笛吹川を笛吹橋で渡り、右折して道なりに進む。春日居小学校角を左折し春日居町駅の手前で踏切りを通過。

国道140号線を横断したところに「兜山→」標識を見つけ、これに従い果樹園の中の道に進む。前方に「兜山」らしい山が見える。

桃畑のクネクネ道を「兜山」や「春日居GC」標識に導かれて前進。太い車道(フルーツライン?)を横切り、前進して坂を上り左にカーブを切ったあたりで右下に分岐する道が現れる。分岐ポイントのガードレールに「兜山→」標識を確認して急坂を下り、標識に導かれて道なりに進む。

春日居GCのフェンス沿いに進むようになり残雪量が増え、上り坂では舗装路が凍結。スタッドレスタイヤで二度挑戦したが歯が立たず、路肩スペースに車を置き、ここから歩くことにする。

730分、出発。舗装路の雪は凍結していてマロンも時々滑る。予想外の残雪量にビックリ。

750分、「やまゆり保護区」の表示ビラ箇所でゴルフ場から離れ、相変わらずの雪道を進む。

 

 

8時、「山梨の歴史文化公園」看板の立つ駐車場に到着。

あづま屋やトイレ等の設備、「兜山」案内図が真新しい。「春日居駅 約5km」、「兜山」説明文看板、「熊出没注意」の各標識類も新しい。

「兜山 岩場コース→」標識に従い沢沿いの山道に進む。

83分、左斜面に分岐する道脇に「新設 ハイキング道 岩場近くに出ます」と地図付きの看板が置かれていた。当初計画では沢沿いに1.2kmほど進み、尾根筋で山頂を目指すつもりだったが、10分ほどのショートカットにもなるようなのでこれに従うことにして檜林を丸太階段で上る。

上るのに従い勾配がきつくなってきたが残雪は減ってきた。檜林の中の道脇に石塔のようなケルン(?)が数箇所立っていた。

818分、お立ち台のような展望所が設置されていた。南側の木が取り払われてゴルフ場を前景にして雪煙(?)を流している富士山が見える。甲府盆地の中には薄霞が掛かっていていかにも果樹の郷の雰囲気。

 

823分、急坂を上ると左斜面に大岩が増えてきた。大岩の下を通過。

835分、鎖のある急斜面を登る。先行していったマロンが急斜面を駆け下りてきて又上り、又戻ってきた。…??。上ってみたらマロンには飛び上がれない高さの大岩があった。岩場を過ぎると赤松混じりの混交林に入る。

847分、尾根に出た。当初予定の尾根筋を上ってくるルートとの合流点と思われたが標識は見当たらなかった。尾根筋ルートには15cmほどの締まった雪の上に麓に向かった古い踏み跡が残っていた。

92分、赤松林の中、傾斜の少ない雪道を歩く。軽量マロンは殆ど雪面を踏み抜かずに歩いている。

98分、「兜山 913m」山頂に到着。

柱標識に「山梨百名山」の文字。雪の積もったベンチに座って記念写真。展望はよくない。「展望台 3分」標識を見つけてこれに向かう。

雪面に踏み跡がなくズブズブ雪を踏み抜いて進む。

 

 

918分、南斜面が開けた展望台でムスビとドックフードを食べながら大きな展望を楽しむ。富士山の前に連なる山々の名前は傍らの展望写真図によると

滝子山、笹子雁ヶ腹摺山、三つ峠山、黒岳、釈迦ヶ岳(以上はマロンが登った山)
お坊山、雲母山、達沢山、大栃山、春日山とのこと。…・又、マロンの登山候補の山が増えたようだ。

928分、山頂に戻る。この雪量では棚山までは無理、と思われたが先ずは尾根先のピークに向かう。ピーク方向への雪面には踏み跡が無く、一歩一歩足を上げて歩くので緩い上りながら汗ばんできた。

 

935分、「駐車場」・「兜山」・「岩堂峠」の三分岐点を通過。

941分、右の木立の中に雪道が分岐し、木の幹に「棚山→」・「夕狩沢コース フルーツライン」標識が掛かっていた。そちらには積雪が多く、踏み跡もないので今日の棚山登山は見送ることにし、更にピークを目指す。ピーク先に雪が少なければ岩堂峠まで下りきって林道で駐車場に戻ることも考えに入れる。大きな岩の間を抜けて進む。

 

953分、「ピーク」に到着。無名峰らしく標識はなし。右前方に棚山。今日は棚山を眺めただけでヨシとして帰路につく。

1015分、駐車場と兜山への分岐に戻り、西斜面の緩やかな山腹コースを下る。自然林の中、所々に岩が露出している。

1028分、南の木々が切り払われた休憩地のベンチで一休み。マロンは私達よりよく水を飲む。ここからも富士山の展望。

1038分、赤松林の中を下る。マツタケのシーズンにこのルートを登って棚山を訪ねるのも良いかもなどと話ながら下山継続。

1050分、林道に下りきって沢沿いに駐車場に向かう。

1055分、ゲートを通過し、雪の駐車場に帰着。雪があって予想外に楽しい山行だったが、今日は車が先にあるので更に雪の舗装路をだらだら下る。途中、マロンは雪の上に実入りの栗のイガを見つけて大奮闘。車近くで同年輩の夫婦連れ登山者と交差。

1123分、車に戻る。

1410分、無事帰宅。

   兜山2へ