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「富士山スカイラインのマイカー規制」が9月10日で終了との情報をキャッチ。 ・・・ならば、「富士山スカイライン」で富士宮口・新五合目へ車で上り、宝永4年(1707年)の大噴火で形成されたという「宝永山」を訪ねることにし、早朝の天候には若干心配もあったが、金曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 3時間15分 ◇難度(犬として): 易++▼++難 ◇マロンの日記: 涼しいのは嬉しかったが、ザクザクの砂礫斜面は歩きづらい上、鳥や獣などの臭いが全然無いので楽しめず、途中で帰りたくなりました。 |
2時45分、出発。 4時、東名高速・御殿場ICを下りると残距離は35km。国道246を横切り、県道23で西に高度を上げていくと路肩に「←富士山スカイライン→」標識。 途中、「御殿場口登山道」を横切り、県道152で更に西進し、標高1460mの三分岐は県道152を維持して「新五合目駐車場」を目指す。 「富士宮口・新五合目(標高2370m)」へ上り着くと、100台以上の路肩駐車場はほぼ満杯。多くの登山者が山上へ登っているらしい。空きスペースを見つけ、駐車。無風だが、気温は9度で寒い。 5時8分、西空に17夜の月を見上げながら出発。 |
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駐車場の西階段を上って「富士山表口五合目」「標高2400m」標識前を通過すると、すぐ先に「富士宮口五合目公衆トイレ」があり、「協力金をお願いします」看板。 マロンの朝フンを捨て、協力金を投入。 その先、暫くは「富士宮口登山道」を上っていく。 |
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5時33分、標高2500mの「新六合目」にある「雲海荘」先で、「←富士山頂3.8km 240分」標識を左に見送り、私たちは「宝永山→」標識に従い、東に僅かに山頂を覗かせる「宝永山」を目指し、砂礫道へ緩く下っていく。 北に望める富士山頂に朝日が差し込み始めた。 |
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5時46分、東の稜線へ上ったところが、「宝永第一火口縁」標識の立つ四分岐。 朝日を受け始めた富士山頂から南に下る稜線が東で高まった所が、目指す「宝永山」。 雄大な展望を楽しみながら「第一火口」へ火山礫斜面を下り始めると朝日が差し込んできた。 ロープ柵に従って火口へ下っていく。 |
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6時2分、火口広場へ下り、富士山頂から宝永山へ延びる稜線の一番低そうに見える辺りへ延びる砂礫道を上る。 砂礫斜面は登りづらいのか、途中でマロンが帰りたそうな仕草??。励まして上りを継続。 |
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標高2640mまで上ると道が二分岐。右の宝永山山頂を目指す。 稜線に近づくと、西風が寒くてヤッケを羽織る。 6時54分、稜線に上り着くと、南へ僅か下った地点に「山頂標識」が見えた。 7時、「宝永山山頂 標高2693m」の大きな山座表示盤地点に到着。 |
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振り返ると、晴れ上がった空をバックに無雪の富士山が大きい。 山座盤には南に「駿河湾」と記されていたが、南眼下は雲の海。東方面は湧き立つ雲に朝日が当ってダイナミックな景観!!。 7時8分、季節も時間も天候も最良の条件に恵まれたと大満足し、往路で下山開始。 |
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砂礫斜面に斜めに朝日が差し込むと、黄葉したオンタデ群落が朝日に浮かび上がり、この景観狙いらしいカメラマンが撮影に夢中。 第一火口を通過し、緑地帯を通過すると、ホタルブクロ、富士アザミ、アキノキリンソウ、コウヤボウキが花を見せてくれた。 |
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7時45分、「宝永第一火口縁」に戻り、左に「第二火口」を見下ろしながら、稜線を南に下る。 7時51分、「←新五合目駐車場」への三分岐まで下って振り返ると、上って来たガスが大景観に変化を付けるので、暫く展望を楽しみ、満足して西の針葉樹林に進む。 |
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樹林帯では、腰に笊を付けた人に出逢ったので、「茸ですか?」と尋ねると・・、採取した「ハナビラダケ」「ショウゲンジ」「タマゴタケ」を見せてくれた。 その先で3年前に歩いた「村山古道」と交差。 8時23分、車に戻る。 10時50分、無事帰宅。 |
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