一ヶ月前、「不老山」で足を挫いた妻の足首の腫れはほぼ回復の模様。リハビリの為にと山に誘うと、標高差と所要時間が少なければ・・と云う。

マロンは昨日で3歳。14kgあった体重も1kg減量出来て体力が付いてきたようだが、現在ヒート中とのことで、おかーさんと同意見。

・・・で、所要約2時間、標高差約300mの埼玉県の「伊豆ヶ岳」をマロンの69番目の山に決定。

スギ花粉は怖いが午前中に下山してしまえば左程のことは無かろうと早朝の出発を決めて前日は就寝。

 

◇所要時間:1時間54

◇難度(犬として):易+▼+++難

マロンの日記:長い丸太階段が2ヶ所ありましたが、山道は全体的には幅広で歩きやすかった。山頂からの下りはチョッと滑ります。ダニは全然いなくて幸せ!!!

 

夜明け前の暗い中、マロンの朝ふん散歩は軽く済ませて445分、家を出る。

福生市、青梅市を通過し名栗村の「名栗少年自然の家」先で「伊豆ヶ岳→」の道標を見つける。登山道入り口脇に3台程度の空きスペースを見つけ車をとめる。(9時を過ぎれば名栗少年の家の駐車場が利用可能の様子。)

念のため、マロンには充分ダニスプレーする。

636分、「伊豆ヶ岳→」標識に従い幅広林道を進む。

300mほどで「←正丸駅3.6km」標識を見つけ、左折し杉林に下る。

 

小さな沢を渡ると直ぐに丸太階段を登ることになる。おかーさんのカウントでは約350段あったとのこと。

651分、「ここはツガの木台」標識のある小ピークを通過。左は落葉樹、右は檜林の尾根を登る。数日来、温暖な日が続いたのに今日は風が冷たい。

657分、三叉路地点に「ここは長岩峠」「正丸駅2.9km→」の標識。私達は南に進む。暫くは緩やかな山道。檜林から雑木林の尾根となり、その先は丸太階段の上りとなる。

 

 

710分、ピークに上り詰めると休憩テーブルのある小広場。五輪山山頂と書かれた手書き看板もある。休まずに通過。2分ほどで男坂と女坂標識のある分岐点に到着。

男坂を見上げるとクサリのある岩盤が聳えて見える。

登り口には「落石あり危険」の看板があり、登攀は禁止らしい。おかーさんは兎も角、マロンには100%無理と判断でき、わがパーティは躊躇なく右の女坂に進む。

檜林は落葉して裸になった自然林に変わる。

723分、「伊豆ヶ岳」山頂(851m)」に到着。

山頂広場は南北に細長く、南端の岩に登ると360度の展望。

山名由来説明板には「イズはアイヌ語で尖った山を指す」「晴れた日には伊豆まで見えるから」「ユズの木が多く、これから変化」などと書かれていた。

ムスビを食べながら小休止。おとーさんは男坂を上から覗こうと様子を見に行ったが、こちらにも「危険。ルート閉鎖」の表示。看板先の大岩を乗り越して先を覗ったが、鎖場は更にその先らしく見ることは出来なかった。

 

743分、「山伏峠」経由予定で下山開始。最初は急な下り。リハビリ足には下りがキツそう。すぐ先に分岐が現われ、「山伏峠→」標識に従い急坂を下る。下山路には赤褐色の岩が目立つ。痩せ尾根を通過。

85分、「山伏峠0.8km 伊豆ヶ岳0.5km」標識先の小ピークを通過。暗い檜林を下る。

 

813分、小社を見つけ山神様に無事登山感謝のお礼。鳥居先にはすぐに舗装路が見えた。舗装路を右に辿り、駐車場に向かう途中の車道沿いに「武川岳入口」標識と案内板を見つける。「武川岳」もマロンの百名山候補になりそうな予感。

830分、車に戻る。2時間たらずのアルバイトでマロンも左程疲れていない様子。

今日は誰にも出会わない静かな山歩きが出来た。

青梅、福生市街経由で1035分、無事帰宅。

マロンの体を調べたがダニは0匹で無事。妻の足は問題なかったが、帰宅後になって花粉症の症状に大いに悩まされた。

  伊豆ヶ岳2