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二日前に東京にも初雪。このため今年の登り収めは雪の少なそうな箱根の「神山」「駒ケ岳」「お中道」周遊コースを選ぶ。

インターネットで調べると大涌谷からの入山は「有毒ガスのため禁止」とのことで、ケーブルカーで駒ケ岳山頂駅に登り、山上を周遊するという年末のお手軽山行計画に落ち着いた。明日の天気は「西の風2m、朝の気温0℃、快晴」との予報でノンビリ、ユックリの短時間山行を想定。

  所要時間: 3時間38

 

624分、ケーブルカーの始発時間(910)に合わせて、いつもより遅く家を出る。

小田原厚木道路を使い、国道1号線で箱根に上る。道脇には正月の箱根駅伝の幟が多い。宮ノ下を過ぎ、芦の湯で右折しケーブルカー駅に向かうが湯の花ゴルフ場前で雪のため「通行止め」。驚いて駅に電話を入れたら、元箱根方面から入れるとのこと。迂回してやっとケーブルカー駅に到着したら強風のため本日は運休に決まったと言われガッカリ。

一旦は帰りかけたが「早雲山」側から山上に登るルートのあることを思い出し、車を早雲山駅に走らせる。

 

922分、早雲山駅の無料駐車場に車を置き、「大涌谷80分 神山105分」標識のある駐車場脇の登山口から山に入る。暫くはヒノキ林を登る。

やがて林は自然林に代わりアセビの木が増え、ミヤマシキミの赤い実も見られる。

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高度を上げるに従い、背後には先日歩いた明神岳と明星岳の稜線が現れてくる。健脚の男性登山者が大股で追い抜いていった。

1020分、森の中に笹と雪が多くなる。前方の峰を越して強風が吹きつけ始めた。傾斜が緩み始めた地点に小さな祠。

1033分、早雲山分岐に到着。

標識は「←駒ケ岳80分」と「→大涌谷30分・神山45分」。大涌谷分岐に向かい、雪と岩の山道を緩く下る。

 

1040分、大涌谷分岐に着く。標識は「←神山40分 駒ケ岳100分」と「大涌谷15分→」。風上に回りこんだので強風が林の中にも吹き荒れている。

大涌谷側は「ハイキングコース・通行止め」看板とロープで完全閉鎖されていた。ヒメシャラ、アセビの多い山道を神山に向かい登る。

113分、前方に神山らしい山が姿を現す。西には富士山も見えるが思ったほど雪は多くない。傾斜が緩みはじめて細尾根を進む。

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118分、三分岐点に「神山5分」「冠ヶ岳5分」「大涌谷45分」の標識。幸い強風は潅木に遮られているので、冠ヶ岳も訪ねることにして社横の鳥居をくぐり、緩いのぼりで山頂に向かう。

1115分、潅木に囲まれた冠ヶ岳山頂に着く。狭い山頂には石塔と解説板。

(この山は仙石原方面から見ると烏帽子のように見えることから冠ヶ岳と名付けられ、粘性の高い溶岩が柱状のまま固まってできた山です。)

 

僅かに西側が開けて富士山が望める。吹き付ける強風に長居が出来ず、すぐに撤退。

1120分、分岐に戻り、神山に向かい雪道を急登する。

振り返ると、西方に「冠ヶ岳」が富士山からの西風をまともに受けて聳えていた。

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1130分、神山山頂(1438m)に到着。

最高点は木々に遮られて視界は得られない。

南東の一角だけが潅木がなく、陽だまりになっていて同年輩夫婦が食事中だった。

私たちもその横に場所を譲ってもらい、風を避けながらコンビに弁当で昼食。眼下前方に大島や相模湾が良く見えた。

1150分、往路で下山開始。

相変わらず強風が収まらず、休憩を取る気も起こらず、一気に下山。

13時、早雲山駅に戻る。今日、出会った登山者は8名。
今日は当初計画とは全く違った慌しくて気の休まらない登山になったが、それなりに楽しく歩けた。

帰路は、宮ノ下から車が詰まり、湯元までノロノロ運転。正月休みを控えて箱根に上って来る車も渋滞していた。

1520分、無事帰宅。

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