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昭文社の山地図「箱根」の<難路>表示ルートを含めた「大涌谷」周回コースがガイド書で紹介されていたので、3連休の中日ではあったが、晴天予報の出た日曜日の出発を決めた。 箱根の車渋滞が予測されるが、早朝登山で、昼ごろに帰路に着けば、渋滞は避けられるとの思惑。 ◇所要時間: 5時間8分 ◇難度(犬として): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 好条件での山行日和で・・楽しく回れました。3連休中の山行でしたが、登山者には一人しか出合いませんでした。 山地図に山名記載のなかった「コンキチ山」の藪道は記憶に残るとおとーさん達が話していました。 |
4時、出発。 久しぶりに東名高速〜小田急厚木道路を使って、5時21分に須雲川ICを下りると残距離は17km。 県道732 (旧東海道) で箱根山へ上り、元箱根で国道1号線に移り、北に進んで小涌園先で県道734に左折し、箱根山の北を巻いて西進し、ロープウェイの姥子駅前に着き、無料駐車場に車を停める。(「8:35〜17:00」看板があったが実態はフリー) 既に舗装路を歩くには十分な明るさ。 気温は8度で無風・快晴。 |
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6時9分、出発。 300m先で県道735に出て、対面の森に「←大涌谷」標識を見つけ、幅広山道に進むと早くも硫黄臭を感じた。 広葉樹はほぼ落葉していたが、残ったモミジが最後の彩りを見せてくれる。 雰囲気の良い、幅広山道を登っていく。 |
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1kmほど進むと、南に尖った「冠ヶ岳」が姿を見せ、その手前の「大涌谷」が噴煙を上げていた。 6時47分、ロープウェイ「大涌谷」の駅前広場に到着。 |
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閑散とした広い駐車場先に「富士山」がスッキリ!!。 「極楽茶屋」先で「神山登山道」標識を見つけ、噴煙を上げる大涌谷を横に見ながら、灌木帯を上っていく。 駐車場から170mほど高度を上げると、早雲山からの山道が左から合流。標高1300m辺りまで上ると勾配が緩んだ。 |
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7時52分、標高1370mの三分岐に「冠ヶ岳→」標識。立ち寄ることにし、右尾根に進んでお社横を通過し、更に灌木の細尾根に進む。 7時58分、150m先の見晴の無い小広場に「冠ヶ岳」標識。 傍らの看板には<仙石原方面から見ると烏帽子に見えるので名付けられた>との記事。三分岐に戻って先に進む。 |
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8時20分、「神山1438m」へ到着。 一等三角点があったが、リョウブやアセビの林で展望は得られず・・、「駒ケ岳60分→」標識に従い、岩混じりの段差のある道を下っていく。 100mほど高度を下げると、前方に「駒ヶ岳」が姿を見せた。丸太階段を下る。 |
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8時58分、地図に「防ヶ沢分岐」と記された十字路に着く。 「駒ヶ岳」往復は省略し、西への「←防ヶ沢」標識に従うと今日、初めての登山者と交差。 9時17分、難路表示の山道が始まる三分岐点に着くと・・・、左へ「←防ヶ沢」標識があったが、北進する道は「無標識」!!。 |
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この地点が国土地理院地図の分岐点とずれているのに疑問を感じながらも、北への山腹道へ進む。 標高1185m位の高度を保った山腹道を地形沿いに進む。 左に海賊船の走る「芦ノ湖」と「富士山」の望める地点で小休止。その先もブナの大木が混じる展望の良い山斜面道を進む。 この破線表示の山道は好展望で面白いコースだが、幅狭道の左側が切れ落ちていて、これを繁茂した笹が隠しているので気が許せない。 |
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9時48分、前方に感じの良い山容の「コンキチ山」が姿を見せ、その左に「富士山」の良い眺め。 9時58分、コースは反時計回りで、苔むした岩が綺麗な「清水平」の沢を通過。 |
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10時5分、ガイド書記載の「コンキチ山」分岐に着くと、そこに朽ちかけた進入禁止の黄色テープが落ちていた。 遠目には魅力的な山頂に見えたので、上ってみることにし・・・、先行マロンも後続の妻も見えないほどの密集笹を掻き分けて上っていくと・・イバラも混じり始め・・。 態勢を低くして、藪潜りもしながら前進。 |
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10時14分、180m先の木に「コンキチ山」の小標識を見つけ、苦行終了。記念写真を残す。 10時27分、コースに戻って下山続行。 標高1180m位から幅広尾根先の下りが始まった。 落葉を終えた自然林の林床に赤い実。ミヤマシキミ?。 |
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山腹途中で小休止。下山を再開すると、ブナやカエデの自然林に色づきが戻った。 11時9分、県道に下りると、北に向かう車が動けずに大渋滞。 11時17分、姥子駅前に戻.ると、ここも駐車待ちの車で道路が埋まっていた。 帰路の対向車線は予想以上の渋滞状況だったが、下山方向は順調に走れ、1時30分に無事帰宅。 |
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