マロン　肝炎? を発症!!

<経緯>

3月13日(金)　千葉県の「��ヶ峰神社」へ山行。 距離11km 累積標高477mをマロン、難なくこなす。 3月20日(金)　 「翁草」狙いで 群馬県の「神成山」への山行を計画していたが、前日に天気予報が思わしくなく、月曜日への繰り延べを決めた。・・が、・・

3月21日(土)　マロンが朝食を食べ始めるのを躊躇。食欲権化犬らしからぬ振る舞いに・??　体を触わって腹部が膨らんでいるのに気づき・???。　食事は平らげたが、朝散歩に元気がなく、昼夜食を1/2に減らす。

3月22日(日)　朝から食欲なく、散歩で排便は1/3程度で、血尿しているのに気づく。

⇒　3月23日(月) 朝一で野津田動物病院へ。

病院では半年前、マロンの鼻梁の怪我を縫合手術してくれた女性医師が　歯茎を見て貧血と診断し、腹部の腫れを見て、超音波診断するとのこと。

<結果>　 肝臓の炎症がひどく、重症とのこと。

暫定処置とのことで　??を注射。発病原因は不明とのことで結局、打つ手はすでに尽きているような感じで・・飲み薬はもらえず、食事も散歩もマロン次第でよいでしょうとのこと。

帰宅後、昼に少量のドックフードを与えたが、後で庭に吐かれていたのに気づく。
マロンに明るい将来はないものと覚悟を決め、残りの犬生をできるだけ、楽しく過ごさせることにし、まずは寝小屋のある縁台へ楽に上れるよう階段を取り付け。

　3月24日(火)、　朝、擦りリンゴとパンを食べ、家周りを散歩。ドックフードを粉末にしたら食べるので昼と夜に少量与える。血尿は相変わらず。

3月25日(水)　朝、元気なので、粉末ドックフード+擦りリンゴを従来の1/2ほど与えるとうまそうに完食。朝散歩はマロンの希望コースを15分ほど(普段は５０分程度)。９時、マロンの希望で２回目の散歩を５分ほど。庭にフン2。追加階段を警戒して使わないので１段に修正。薄い血尿をし、口内が白い。

3月26日(木)　朝の粉末ドックフードを旨そうに食べる。朝散歩は1/2程度。二度目は公園の山へ上ったが、周回せずにそのまま下山。血尿の色が濃くなっている。夕散歩の途中で１分ほど立ち止まり。上腹部は太いが、下腹部はへこんできた。マロンには夏が来ないような感じ。

3月27日(金)　朝、元気なので1/2ほどの散歩。牛乳で練った粉末ドックフードを旨そうに食べる。８時、５分ほど２度目の散歩。２時、３度目の散歩は尾根を往復。フン1。血尿は相変わらず。

3月28日(土)　朝散歩は3０分ほど。９時にまた２０分ほどの散歩。食欲あり。フン2。気持ちよさそうに１日を過ごす。血尿は濃かったり、薄かったり。

3月29日(日)　朝散歩は1/2。粉末フードを旨そうに食べる。背中後ろの痩せが目立ち始めているが、９時に二度目の散歩を希望。分岐路では、家から離れるほうに曲がりたがる。19kgのマロンを抱き帰ることもありそうなので、山用に作った背負子を散歩でも持参できるよう、改良。

マロン(11歳)の症状(●腹部膨満●血尿●背部の痩せ) をいくつかの動物病院のHPで検索すると・・「脾臓の血管肉腫」による症状が一番、整合しているように思える。・・

<脾臓の血管肉腫>

おもに高齢犬(平均年齢9〜11歳)で発生する悪性腫瘍の一つで、急速な増殖と広範囲な転移を特徴とし、・・・腹部のほとんどの臓器に転移をおこし・・臓器からの出血・・。転移が進んでも末期となるまで、あまり症状を出さないのも特徴の一です。(以下略)

血管肉腫の症状

初期〜中期
　ほとんどの場合で無症状。倦怠感、軽度の消化器症状（食欲のムラ、嘔吐、下痢）。

末期
　腹腔内での腫瘍の増殖によって、腹囲の膨満などが・・。様々な消化器症状に加え、腫瘍の原発巣や、転位巣からの出血により、重度貧血、虚弱を示し、多臓器不全、出血傾向に陥ります。

血管肉腫の治療

外科手術
　・・根治的な治療にはならないものの、腫瘍による腹部臓器の圧迫や腫瘍自体からの出血による貧血を止められるなどの緩和療法として意味を持つ治療法です。・・・外科手術単独では転移後の増殖を防ぐ事はできないと考えられています。・・以下略。

抗がん剤治療

血管肉腫に対する抗がん治療は生存期間の延長に有効と考えられています。外科手術後に腫瘍細胞の数が大幅に減少したタイミングで実施することで、・・・しかしながら、急速に転移した腫瘍細胞の全てを死滅させることは困難であることから、・・以下略。

受診から１週間が経過。 再度の受診も考えたが、マロンが苦しむ様子を見せないので、手術や注射で生かされるより、短くても気持ちよく過ごすほうが良いのではと考え、血尿対策として ヘム鉄とビタミンB12を含むサプリメントを造血剤として与え、更に１週間、様子見することにした。