関東地方は桜満開シーズン開幕。

秩父の「円良田(つぶらた)湖」近くでは既に「カタクリの花」も盛期との情報を得たので、群生地近くの「鐘撞堂山」と「羅漢山」を周回した帰路、この「かたくり」の群生地に立ち寄ることにした。

 

◇所要時間: 3時間59
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
 (ミスコースが無ければ並)
◇マロンの日記: 出足早々、ミスコースしたらしく藪や蔦に絡まれ、撤退したあとは踏み跡の無い急坂上りを強いられ、それでもマロンは紐付きだったので大変でした。
帰路の車中では・・予定通りコースは回れたし、「カタクリ」の花も見られ、充分楽しめたとおとーさん達が話していました。

 

350分、出発。

一般道で飯能市に出て、JR八高線沿いに県道30号を北上し小川町で国道254号に移り、荒川を渡り更に4kmほど北進し、左折して美里GC脇を通過し、円良田湖北端にある「円良田特産センター」前に車を置く。気温は6度。

610分、登山標識は見当たらず、地図コース通り東への舗装路に進み、最初の分岐は直進。舗装路は少し先で砂利道に変わり、道脇の梅、桜、杏が花をつけていた。

 

619分、道なりに杉林に入り、沢横の道を緩く登ると通行者が少ないらしく道に苔。その後も標識類は無く、GPSを見ると予定コースと僅かにズレ始めていたが、右斜面へ上る道は見当たらないので道なり進む。(帰宅後、GPS軌跡データを見ると・・この時点で既にミスコースしていて・・「コースは最初の分岐から約200m先で右山腹に斜めに分岐」していたらしい。)

 

 「鐘撞堂山へは地図にコース表示があるのに随分荒れた道だ」とマロンを先頭にして後続の妻と話しながら道なりに進むうち、蔦などの垂れた枝を掻き分けて進む道になった。

629分、疑問を感じながらも登っていくと右の小沢横にも微かな踏み跡(というより獣道?)。より確かな左の踏み跡を選び進んだが、蔦や藪で登れなくなった。しかし、コースは前方の尾根にある筈だと、先ほど見つけた小沢横の踏み跡に戻り、アオキを掻き分け沢沿いに上る。
やがて踏み跡が消え、尾根を目指して両手も使って強引に急坂を登る。

 

641分、尾根に上り着くと南東方向に「鐘撞堂山」が見えた。水飲み休憩して薄着になり、尾根筋を120mほど進むと尾根を横切る旧道に合流。先ほど藪で撤退させられたコースの先らしい。

「鐘撞堂山」を目指して旧道を右に進むと山道らしくなってきた。小ピーク通過。

 

657分、右下へ道が分岐。今日初めて対面した標識には「円良田あんずの里→」の文字。ここへ登り着くのが正解だったのだが、この時点では何処でミスコースしたのか不明だった。

良く踏まれた山道を鶯の声を聞きながら進む。「鐘撞堂山」と思ったピークに着いたら「鐘撞堂山250m→」標識。気持ちの良い尾根道を進む。

 

78分、「鐘撞堂山330m」山頂に到着。

桜の蕾に囲まれた展望台に上ると東〜南〜西に好展望。山頂広場の「鐘撞堂山」の解説板には

・・戦国時代は鉢形城の見張り場で、事あるときには・・・・鐘から鐘へ信号が伝達され、隣接の諸城まで非常事体勢に入る仕組み・・豊臣秀吉の小田原城征伐のとき・・落城し・・鐘も取り去られ・・(後略)

 

登ってきた中年登山者と挨拶すると山頂の満開の桜は「江戸彼岸桜」だと教えてくれた。

721分、「円良田湖→」標識に従い南に下る。高度を100mほど下げ、南に方向を代え、谷地地形横の簡易舗装路を緩く下る。20分ほどで舗装車道に合流。

743分、「少林寺→」標識に従い丸木階段で「羅漢山」へ上り開始。

 

752分、「釈尊」と「文殊」「普賢」菩薩の石像のある山頂に到着。山頂広場に「羅漢山」標識は無く、「五百羅漢と千体荒神」解説板。
・・・山麓から山頂まで510余体の羅漢石仏と千体荒神の石碑(960)はその数と保存において関東一と称されています。・・・

754分、下山開始。解説板通り、種々な顔つき、姿勢の羅漢石像が道脇に続く。

 

87分、「少林寺」まで下りて3分ほど参道を下り、車道に合流し西進。

400m先でメイン路を外し、前方に「かんぽの宿」のビルを目指す。

823分、秩父鉄道の遮断機前で折り返し、「かんぽの宿」方向に上る。

 

827分、「かんぽの宿」手前の「陣見山登山口」標識に従い、山道に進む。良く踏まれた山道を北上。

気温が上がり、水飲み休憩。ジリジリ高度を上げるとヤマツツジが朱色の蕾を開きかけていた。ピークに近づくとトラ縞ロープが張られた急勾配。

848分、石祠のあるピーク通過。東の木立の隙間に「円良田湖」が光って見えた。

 

道脇にピンクのミツバツツジが咲いていた。いよいよツツジの開花シーズンが始まるらしい。道脇にヤマツツジの潅木が多い。先に下る。

96分、露岩の急坂を登る。ここにもトラ縞ロープ。4分ほどでピーク通過。

920分、3分岐に到着。先ずは「虎ヶ岡城跡→」標識に従い、凄く急角度の丸太階段を上る。

 

925分、「虎ヶ岡城跡」山頂に到着。城跡の遺物は無く、あずまや横にやっと芽吹き始めた桜の大木が数株。ムスビを食べながら体を冷やし、下山開始。分岐に戻り、「ハイキングコース 入口へ→」標識に従い、「カタクリ」を探しながら山腹を東に下る。

951分、肝心の「カタクリ」に出会えないまま砂利林道に合流し・・??

 

騙された思いで橋を渡ると・・沢の対岸に「カタクリ見学コース」標識が沢を遡上する方向を指示。(この辺りに駐車余地あり)
100m
ほど進むと・・・北斜面にカタクリが群生。写真に収める。最盛期は既に過ぎた感じだった。群生地は3箇所あるらしいが、充分、堪能したので戻ることにした。

109分、車に戻る。

1230分、無事帰宅。

  鐘撞堂山2へ