明日午後からの1週間は曇りや雨が続くとの天気予報が出たので、折角の晴天は活用しようと、伊豆の「葛城山」を訪ねることにした。

 

 

◇所要時間: 4時間7
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 今回もあると思った道が見つからないとかで、ブッシュの中の右往左往で山歩きが始まりました。葛城山への上り下りは急斜面コースでしたが、それら以外は良い道でした。

このコースを歩きたい人は私たちの逆コースで歩くとうまく車に戻れるかもとおとーさんが言っていました。

 

440分、出発。

町田ICから東名高速に入り、沼津ICを下りて修善寺方面へ走り、伊豆中央道(有料200)に入る。

長岡ICを下りて県道130号を500mほど西進し、左折舗装路に「発端丈山ハイキングコース入口」標識を見つけ、舗装林道を長瀬川沿いに700mほど進んで下山口に予定した場所に空スペースを見つけ駐車。気温は4度。

 

635分、舗装林道を西に進む。伊豆らしく道脇には常緑樹が多く、春霞の中に梅は満開状態。

652分、国土地理院地図に点線登山道が記された地点で右折の簡易舗装路を見つけた。

道脇に「告知 無断で他人の山林に立ち入り禁ず」看板があったが、簡易舗装路を指しているとは思えず、これに進む。

 

地図コースは沢筋に描かれているが、簡易舗装路は沢筋・左岸(東側)にあり、徐々に右に外れて山道に変わり、ミカン畑横に出た。何とか、沢方向に進もうと小屋前を横切ってみたがその先は行き止まり。

75分、僅か戻ってミカン畑上に回りこむ道を見つけ、左に回りこんだが作業道の先は森で消えた。
覚悟を決め、青木やブッシュを掻き分けてGPSに記憶させた地図コース方向に踏み込んでみたが前進が困難になった。

711分、その地点に妻とマロンに待機してもらい、GPS頼りで道探しを開始。・・・・結局、40mほど下った地点で古道を発見。

725分、皆のところへ戻って下のコースを目指す。

731分、踏まれた跡の無い山道に抜け出て・・フ〜。推測するに簡易舗装路に右折し、上り始めた辺りに沢筋に分かれる山道があったのではなかろうか・・。

 

735分、尾根に上り着き、道脇に「発端丈山ハイキングコース 三津北口」標識を見つけ、安心して水飲み休憩。

バンダナで鉢巻して化繊シャツ一枚になり、この先の急斜面に進む。振り返ると先ほどコース探しで苦戦したミカン畑が北の斜面に見えた。

 

755分、ピークを通過し先に下ると西側の木立が途切れ、眼下の霞の中に内浦湾と淡島が見えた。

814分、無標識のピークに「←長浜 三津中央口」の分岐標識。4分ほど先で次のピーク通過。アオキ林から鶯の声。前方の裸のピークを目指し登る。

821分、ボウズ頭のような裸山に銀杏の木の立つ「発端丈山410m」山頂に到着。

 

北の霞の上に富士山、東にシルエットの「葛城山」が見えた。一息ついて、常緑樹の間をアップダウンしながら右前方のどっしりした山体に近寄っていく。

835分、森の中に四分岐点。

左下への簡易舗装路に「長瀬方面→」標識、正面の山を指して「ハイキングコース葛城山」標識、右への山道には「養加山 益山寺」の解説看板が立ち、
「大同三年(808)弘法大師が堂宇を建立し・・・観音堂には弘法大師とその弟子呆隣と力を合わせて彫刻されたと伝えられる一刀彫の千手観音が収められ・・・<境内ご案内>天然記念物「日本三大楓」・・・直指流開祖の墓・・・観音石仏・・等が記されていた。

折角の機会なので「益山寺」を訪ねることにして桧林を南に進む。木立の中は涼しくて汗が引く。200mほど先の案内標識で左に方向を変え、「伊加麻志神社」前の石階段を下る。

842分、「益山寺」境内に下り立つ。立派な楓と銀杏の大木に感嘆。

境内の伊豆市教育委員会による解説板には、「大楓 樹齢:八百六十年位の県下最大の楓 大銀杏 樹齢:三百五十年〜四百年」と記されていた。

観音堂の中はガラス越しに撮影。境内には古びた沢山の観音石仏が見られた。

 

858分、分岐に戻り、「ハイキングコース葛城山→」標識に従い、桧林を通過して下りながら「葛城山」に近づいていく。

916分、三分岐点に「←葛城山」「城山→」標識。右上に見える「葛城山」を目指しているのに左下にガイドされるのに抵抗を感じながらも・・・左に下る。山道は簡易舗装林道になり、マロンが溜まり水に腹ばいになる。暑さが応えるらしい。簡易舗装路を進む。

 

929分、「葛城山上り口 30分」標識地点に着き、高度差200mの上り開始。最初は裸地の斜面を九十九折で登る。キツイ上りが続く。

20分ほどのアルバイトで山頂の遊歩道に近づくと、「電気牧柵 危険 通電時間 夕6時〜翌朝730」表示の電線に遮られたが、通電時間外で問題ない筈だとマロンを潜らせて通過。その先の山頂へは遊歩道を使って上る。

 

953分、物見櫓のある山頂に到着。

山頂は公園で葛城神社、茶屋、バードランド、百体地蔵尊、源頼朝の鷹狩り姿のブロンズ像など見ものが多く、ロープウェイ駅から観光客が下りてきた。

105分、観光客を避けて電線牧柵地点に戻って小休止してムスビを食べる。

牧柵に係員が来たので柵目的を聞いたら、猪除けとのこと。下山開始。林道に下りて、右下に下る登山道を探しながら往路を戻る。

1024分、「←益山寺30分」「葛城山登り口→」標識の立つ地点から右下への簡易舗装路を見つけた。

肝心の右下を示す表示板が無いがGPSで方向を確認し、下山路と判断。地図では点線ルートだったが、簡易舗装路なので安心してこれに下ると50mほど先の道脇に「長瀬バス停30分→」表示板が落ちていた。

1038分、右から簡易舗装路が合流。更に下る。

1042分、予想通り、車の置き場所に下りきった。

今朝のミスコースが気になり、別地点に上り口があったのかも・・と車で舗装林道を上り、ダム先で「発端丈山ハイキングコース→」標識を見つけた。結局、「ハイキングコース」は「益山寺」分岐地点までの簡易舗装路らしく、私たちが辿ろうとした山道の有無の疑問は未解決のまま、帰路に付く。

1250分、無事帰宅。

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