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1週間ほど曇,雨天が続くとの天気予報だったが、明日・午前中は晴れの予報に変わった。 秩父の「城山」近くにこの時期に花期を迎える「座禅草」自生地があるのをHPで知ったので電話で管理者に現況確認の上、周回コースの途中で立ち寄ることにした。 ◇所要時間: 4時間32分 |
3時40分、出発。 青梅市〜名栗湖経由で国道299号線に出て、秩父市で国道140号線(彩甲斐街道)に移り南下し、武州日野駅先800mにある「道の駅・あらかわ」駐車場に車を置く。気温は4度で霧が立ちこめていた。 6時7分、出発しかけると眼前を秩父鉄道の電車が通過。線路沿いに舗装路を西進。 |
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約1.4km先で左後ろへ上る分岐路に「←日野白久自然研究路」標識を見つけ、「城山」への道と推測し、これに進む。「熊出没注意」看板も見かけたが、マロンの熊鈴の消音ネットを外さずに通過。(・・後刻、これを悔やむ。) 道なりに山に入って尾根を目指す。 6時37分、尾根に出てマロンに水を与えようとザックを下ろした途端、紐先にリールを付けたままマロンが山道を駆け上り、制止の声に反応せずに姿を消した。このまま放置すると紐が立木に絡まり、戻れなくなるのは必定と考え、妻とザックを残し、マロンを追って丸太階段道を急ぎ上る。 |
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階段道が左に曲がった地点では獣?を追跡するマロンは直進する筈と推測し、大声で呼びながら急斜面を直登。・・息が上がり、GPSとカメラを入れたウエストポーチが重く感じる頃、霧の中で私の呼び声に反応するような荒い息遣いと僅かな鈴音が聞えたよう・・・。草木を掴みながらその方向に登る。・・と、紐とリールを潅木に絡ませ、身動きできず、倒木越しにこちらを見ているマロンを見つけた。下に残した妻に大声でマロンの無事を知らせる。 6時46分、潅木に絡んだ紐を解き、マロンを従えて慎重に急斜面を下る。 6時51分、私のザックも担いで上ってきた妻と合流し、水飲み休憩しながら無謀で馬鹿犬の熊鈴の消音カバーを外す。ヤッケを脱いで上り再開。 整備された山道の上り易いこと。霧の中から7時の鐘の音が上ってきた。 |
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7時5分、次の尾根筋に出て、テレビ放送設備脇を通過。 7時11分、丸太階段を上りピーク通過。杉・桧林が続くが無風で湿度が高いのでスギ花粉の心配は無さそう。 電波反射板横を通過。獣の臭いがするのか紐先マロンが道脇の木立への突入を繰り返す。 7時20分、ピークで水飲み休憩。相変わらず霧で、この先に高度差100mの山が立ち上がっているとは思えない。 細尾根を通過し、また20mほどの高みに上る。 |
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少し先でまた丸太階段で10m強のピークに上るとオーバーヒート・マロンが腹ばいで喘ぐ。相変わらず無風で霧に動きなし。等高線図に現れない、10m以下のアップダウンが続く。 7時39分、自然林の尾根通過。霧が薄まり視界が100mほどに広がると霧の中から15mほどの高みが現れた。一段上るとその先は更に上り。勾配が緩んだがまだ前方に高みが感じられる。 |
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7時49分、トラ縞ロープが張られた斜面を息を弾ませ上り、途中で水飲み休憩。ピークを通過。 7時59分、「城山」への上り開始。進路方向の霧が薄まり、太陽のありかが分かり前方に高みも見えた。 8時7分、桧林の平坦コース右に「熊倉城跡」看板が立ち、桧の幹に「城山」の手造り標識。記念写真を撮って、桧林の中の一番の高みを探す。 8時10分、一番高そうな地点に立ったが、標識類は皆無。「城山」を後にして桧林を緩く下る。 |
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8時20分、尾根筋が左に曲がる地点で進路が二分岐。左折山道は下山の短絡コースに思えるが、進入禁止を意味するよう細木が渡されていた。 昭文社地図は直進を表示しているのでこれに従うと「熊倉城跡入口」標柱地点に下りきり、舗装路に合流。 |
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路肩に雪が残る舗装路を南に下る。ガスが動き始めた。 8時44分、駐車余地のあるカーブ地点。南に分岐する道に「←熊倉山登山口 日野コース」標識。いつかここから「熊倉山」を再訪問しようと妻と話しながら先に下る。薄日が差し込み始めた。 |
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8時48分、山道コースが舗装路に合流してくると思われたカーブ地点を通過したが、左斜面からの山道は見当たらなかった??。 9時、舗装路の三叉路で「山翠荘↑」標識を見つけ、「座禅草」を見るため右折。300m先の「山翠荘」のお爺さんに「座禅草を見たい」と伝えたら、「今年は株が少ないから 400円/2人 で結構」とのこと。 |
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「山翠荘」先100mに「村指定記念物 座禅草」看板が立ち、桧林の中に杭とロープで保護された園地に座禅草がポツリポツリ。 ・・で、被写体になりそうな良株をなんとか探して撮影。 <「座禅草」を見るだけなら、以前、「小倉山」を訪ねた折に立ち寄った甲州市の「玉宮ザゼンソウ公園」の方が条件は良さそう。> |
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9時30分、「山翠荘」前に戻るとお爺さんが待っていて、「節分草も見ますか?」。「近くにあるのなら是非」。道脇の柵に導かれ、「ここです」。目を凝らすと、小砂利の上に5cmほどの草丈、1cmほどの花をつけた「節分草」が小さく群生していた。 刮目しないと気づかないような小花ではあったが、接写すると結構、可愛くて綺麗な花をつけていた。 |
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9時36分、三分岐に戻り、林道を下ると水車小屋やトイレ舎のある村落に出た。道脇には「県立武甲自然公園」標柱。次の三分岐路は「←如意輪観音堂」標識に従い左折し、沢横の舗装路を下る。 9時45分、「観音堂」前を通過し、次の「←弟富士遊歩道」標識に従い、竹林への丸太階段を上る。尾根に上って丸太階段で右の高みに登る。 |
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9時51分、桧林のピークに着いたが山頂標識が無い・・??。GPSを見たら「弟富士山」は更に前方に見える2つ目の山だと判明。 丸太階段を下って上り返し、お社の赤鳥居を通過。桧林の尾根を進み、丸太階段を下って上る。アップダウンが多くていい加減疲れてきた。続いて70段を越す丸太階段を上る。 10時2分、「浅間神社」のある「弟富士山 380m」山頂に到着。山頂にはこの山に咲く草花の紹介板があった。ムスビを食べながら休む。 |
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10時12分、下山開始。 北と東方向に下山路があったので「道の駅」に近い北方向の道に進む。80mほど先で「小御岳宮」お社前を通過しその先に進むと・・・「危険 ここを下らないでください」看板。 「小御岳宮」に戻り、西へのトラ縞ロープの道を下る。 10時24分、獣除け網柵を開閉して通過。 |
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10時26分、「虚空蔵尊」社の横から舗装路へ抜け出た。道脇に「弟富士山遊歩道始まり」標識あり。「←武州日野駅」標識に従うと線路脇の食堂?のウインドに大猪の剥製が飾られていた。線路の南側の舗装路を辿り「道の駅」を目指す。 10時39分、車に戻る。上空が晴れて駐車場から南に、今日歩いた尾根コースが展望出来た。道の駅で産品を購入し帰路につく。 1時30分、無事帰宅。 |
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