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8年前、初代マロンと訪ねた山梨県の「鶏冠山」を二代目マロンとは西の「柳沢峠」から訪ねることにした。 ◇所要時間: 4時間13分 |
3時30分、出発。 国立府中ICと大月IC間は中央高速を使い、国道20号線を西進し、新笹子トンネル先の柏尾交差点を右折。国道411号 (大菩薩ライン)で高度を上げ、標高1470mあたりの「柳沢峠」の大駐車場に車を入れる。気温は12度で空には流れ雲。 5時33分、スタート。 |
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駐車場出入口の国道側壁のコンクリート階段に「六本木峠を経て丸川峠へ」標識を見つけ、唐松林に進む。林床は背丈ほどの笹原。ミズナラ林を通過。 5時44分、三分岐に「ナラ坂」の現地標識。傍らの案内図にはクマ、リス、シカ、キツネ、アカゲラ、シジュウカラ、ヤマドリが描かれており、この山には多種の鳥獣が生息しているらしい。 |
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「熊に注意」看板もあったのでマロンの熊鈴の消音カバーを外し、右折して「六本木峠」を目指す。道脇の樹木に「ウラジロモミ」「マユミ」「ミズキ」「サワグルミ」「キハダ」等の銘板が付けられていて参考になる。 途中、息の荒いマロンに水を与えようと紐を解いた瞬間、マロンが笹原に飛び込む。小鳥の臭いか音に反応しているらしく、キツイ声で呼んでも鈴音が笹原の中を動き回るばかりで姿を見せない。 数分して汚れ顔犬が戻ってきたので水飲み休憩。上りを再開するとマロンは余剰ガスが抜けたせいか、少しはおとなし犬になった。 |
6時9分、三分岐通過。地図を見るとこの辺りでは山道が公園の散策路のように入り組んで記入されていた。「六本木峠方面→」標識に従う。 東斜面に出るとコースに朝日が差し込む。北斜面では道脇の岩が苔むしている。再び、朝日の差し込む東斜面に移る。複雑地形を等高線沿いに進んでいくので風景が頻繁に変化するので飽きない。 6時24分、幅広の三分岐路に「六本木峠」標識。右は「丸川峠 大菩薩→」で、東への「横手峠、鶏冠山→」標識に従う。小尾根を乗り越し、東斜面の幅広道を緩く下る。 |
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6時39分、砂利林道を横断。 次の三分岐は標識に従い直進すると木立越し前方に「鶏冠山」が姿を見せた。東に湧いた雲で朝日は隠されている。 6時52分、又、三叉路。右は「黒川金山跡→」。左の「←鶏冠山黒川山」標識に従う。途中、水飲み休憩。 |
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又また、三分岐。「←鶏冠山」標識に従い左へ30mほど進むと「横手峠」の三分岐。東への「鶏冠山1.2km→」標識に従い幅広山道に進む。山斜面に獣道が見られるようになり、紐先マロンの道を外す頻度が増える。 7時22分、地図に「黒川山1710m」と記載されている三分岐地点に現地名:「鶏冠山(黒川山)」標識があり、左は「←見晴台」、直進は「鶏冠神社↑」と指示。先ずは「鶏冠神社」を目指すと、100mほど先に四分岐路。「鶏冠山」への岩混じりのガタガタ道に進む。 |
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7時31分、7〜8mの岩の段差は手も使い上る。マロンは自力通過。この先は木の根が縦横に露出した下り。その先に「鶏冠神社・奥宮へ」の標識。 7時34分、「鶏冠山1716m 山梨百名山」標柱の立つ山頂に到着。 |
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下からガスが上り始め、南に見える筈の「大菩薩嶺」はガスの中。標柱に付けられていた温度計が13度を表示。ムスビを食べながら小休止。 どなたかのHPには「鶏冠山」の名はこの岩塊を東から眺めるとそれらしい形に見えると書かれているのを思い出した。 |
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7時49分、下山開始。 山頂の岩を降りると北斜面に巻き道らしい踏み跡。これを試すと直ぐ往路に戻された。次の8mほどの岩段差手前にも北側に巻き道らしい踏み跡を見つけ、これに進む。こちらは犬には結構、険しい道だったがマロンは自力で無事通過。 8時、「(黒川山)」標識地点に戻ると、タイミング良く、ガスが薄まり、薄日が出始めた。喜んで尾根筋を西に辿り、「見晴台」を目指す。 |
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8時4分、尾根先の「見晴台」着。 頭上の雲が切れて青空が現れ、やがて南に「大菩薩嶺」、西に「三窪高原〜倉掛山」が姿を見せた。北に見える筈の「笠取山」は相変わらずガスの中。 8時17分、三分岐に戻って「柳沢峠→」に従い、下山継続。一人の中年登山者と交差。 |
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8時32分、「横手峠」通過。上空は曇ってしまったが、涼しくて助かる。 8時50分、林道を横断。その先では今回もマロンが昼食を吐いた。行動中にまとめて餌を与えたのが悪かった感じ。水を与え、下山継続。今日は山野草の花が全然見られず、キノコが数種類見られた程度。 9時11分、「六本木峠」を通過。その先でマロンが僅かな流水の沢に漬かって泥犬化。 帰路は青梅街道を使い、奥多摩湖湖畔を快調に走って12時40分、無事帰宅。 |