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季節的に 「富士山・五合目」辺りの 秋キノコは終盤期らしい・・が、大型台風19号の来襲を翌々日に控えた木曜日に好天予報が出されたので、今年最後のキノコ狙いで「小富士」を再々訪することにした。

コースは前回同様「滝沢林道ゲート前P」を起点にして、 これまでの知見を踏まえ、途中の大きな涸れ沢を避け、且つ アップダウンを少なく 、より広範囲エリアの原生林の様子見できるようなコース(青線)を設定し、後は現地を歩きながら 地形やキノコの発生状況次第で臨機応変にコース変更することを計画に含んで「小富士」を目指すことにした。

◇所要時間:  4時間02
◇難度: + + + +
(原生林でGPSが故障する場合に備え、スマホにGPSソフト「geographica」を登録し、キーポイントをセットして持参。)

 

320分、出発。

中央高速を利用し、447分に「河口湖IC」を降りると残距離は18km
国道139を約2km東進し、「富士浅間神社東」交差点を右折して南へ高度を上げていくと・・・まだ夜明け前の山中なのに「滝沢林道」始点の「中の茶屋」三分岐で車事故に遭遇。
15
分ほどのロスで標高約1810mの滝沢林道ゲート手前の空き地に到着すると先着車が2台。 気温は4度と寒く、西に富士山が赤く色づいていた。

543分、出発。

 

車道対面の石垣上に上り、小さな涸れ沢を通過して苔むした原生林に進み、等高線を意識して小尾根を回り込んで古道跡を辿る。

556分、最初の深い涸れ沢@を通過。

今回はこの涸れ沢沿いに南を目指す予定。

 

 

意外にも、この深い抉れ地形沿いの林床にははっきりした踏跡が見られたので安心してこれを辿る。

標高1900m辺りのツガの木に青テープあり。

 

この辺りまでキノコは殆ど姿を見せなかったが、標高1940m辺りで「ハイイロシメジ()」らしいキノコを見つけカメラに収め、

更に針葉樹林帯で高度を上げていく。

 

標高1960m辺りの林床は群生シャクナゲで通過困難になり、群生帯の外側を回り込んで上る。

633分、標高1970m辺りで小さな枯沢を横切り、 予定コースとは外れ始めたが歩きやすい林床なのでそのまま南へ高度を上げていく。

 

標高2030m辺りで尾根筋を横切り、斜面を斜行して緩く高度を上げる。

「チャナメツムタケ()」らしいキノコを採取。 ケシロハツ(不食)も姿を見せた。

木立越しに朝日が差し込み始めた。好天らしい。

 

653分、標高2040m辺りで初めて「ハナイグチ」を見つけ採取。 その先でもハナイグチが5個、3個と群生。

713分、GPSを見ると・・・「小富士」の西方500mあたりまで上っているのに気づき方向を東に変え、下りながら「小富士」を目指す。 「オオツガタケ()」を採取。

 

746分、80mほど高度を下げるとロープの張られた「小富士遊歩道」に合流したので「小富士」を目指す。

753分、「小富士」に到着して石祠のある小ピークで記録写真。
快晴の空の下、富士山が立派。

759分、下山開始。

 

スコリア斜面を北へ下って針葉樹林帯に入る。

予定コースを意識しながら北へ下り、きのこを探すが意外にキノコが少ない。

「ウスタケ()」をカメラに収める。

標高1830m辺りで小枯沢を通過。

標高1820m辺りは苔むした倒木が多い。

 


8
49分、標高1780mあたりまで下ると下に「小富士林道」が見えたので林道から離れるよう進路調整して北へ進む。

標高1770m辺りで中程度の涸れ沢を渡り、前方に見える尾根へ山腹を斜行しながら尾根先を目指す。

「カヤタケ()」をカメラに収める。

 

910分、尾根@の予定ポイント先に上り着いたのでそのまま尾根を左に回り込んで下山続行。

931分、朝に通過した深い涸れ沢@の下方で浅い沢を通過。

駐車場所からのキノコ採り者が数人見られたがこの辺りにキノコは全然見られない。

 

937分、堰堤のある涸れ沢を通過して斜面を上って車道へ合流。

前回には力強く咲いていたフジアザミは既にドライフラワー状。

945分、車に戻ると車は8台に増えていた。

12時、無事帰宅。 持ち帰ったキノコ⇒

 

ハナイグチ29、チャナメツムタケ11、オオツガ茸 1

 

   小富士14