https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4431918.html

11年前の冬、二代目マロン連れで山梨県の「大烏山」をバリエーションコースで訪ねた折、

最後に立ち寄った「小烏山」の サワラやブナの巨大古木や苔岩の景観が忘れられず・・、

近頃、バリコースで周回した人達の軌跡を組み合わせた周回コースを設定し、土曜日の再訪を決めた。

◇所要時間:  2時間40
難易度: + + +  +

(標識類が無いのでGPSに予定経路登録が必須のコースです。)

 

3時、出発。

中央高速道を利用し、434分に「勝沼IC」を降りると残距離は22Km。 「県道207(フルーツライン)」を使って北進し、14km先で県道219(クリスタルライン)に合流して更に北へ高度を上げ、
やまなしの森林100選・杣口サワラ林」看板の立つ登山口先の幅広路肩に駐車。気温は18度。        <現地の標高=1190m>

519分、出発。

 

「登山口」の「学術山行林(杣口のサワラ林)」解説を読んで林に入ると・・直ぐにサワラの巨木に対面。

雨上がりの林床に堆積している岩塊は何れも厚い苔で覆われ、古木も苔を纏って深山の森の雰囲気。

 

梅雨期の所為か、窪地に清流。

沢横に歩きやすそうな地形を見定め、慎重に上っていく。

新緑の森にサワラの巨木が妖しい姿で次々と姿を見せる。

 

足場が悪いが、苔を傷めないように慎重にコースを選んで上る。

6時、標高1260m辺りまで高度を上げ・・右斜面が斜行で登れそうな地形になったので、予定通り直角に進路変更して南を目指す。

標高1270m辺りは地形図通り、勾配が減った地形になり、苔の着いた岩が減って歩きやすくなった。

 

足元に動き!!。「ガマ」が跳ねて逃げた。

614分、標高1310m辺りまで上ると山頂方向は露岩壁が続く。このルートの参考にした登山者の軌跡 は(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2642212.html) この岩壁を登っていたが、

私達には危険と判断し、


更に南の尾根筋を下った登山者の記録コース地点まで斜行を続行。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-92409.html)

 

622分、尾根筋に到着して小休止後、

残高度80mほどの山頂を目指す。

露岩は減ったが、勾配はキツイ。

 

649分、木漏れ日の差し込む「小烏山1403」に到着。

山頂広場は針葉樹で囲まれ、視界は得られないが木の間越しに東に見える山は「乾徳山」らしい。

659分、北への急坂で下山開始。

尾根筋で50mほど高度を下げ、鞍部地点で西斜面へ下りを開始。

標高1300m辺りまで下って赤テープを見つけ、安心して下る。

 

標高1280m辺りの涸れ沢横の大トチの樹で記念写真。

下るに従い、谷間に流水が始まった。沢左岸は苔の岩が堆積しているので右岸を下る。

730分、朝の南への分岐地点を通過した沢の狭まった辺りの勢いの良い巨大木はトチの木らしい。

僅か下って炭焼き炉の跡地を通過。

巨大古木が続く。

 

下に舗装林道が見える辺りまで下っても大木が見られた。標高1180m位の登山口へ降り・・、

759分、車に戻る。

バリエーションルートを楽しむ(松浦隆康著)」の「大烏山から小烏山」には

 

「カラス」は蔵王権現の使いで、帰路途中に「蔵王権現」を祀った「金桜神社」があるとも記されていたので・・帰路途中、5kmほど下の「金桜神社」に立ち寄り、安全登山完了のお礼参り。

休日の為、帰路の高速道の対向車線は随分な渋滞だったが、こちらは好調に走れ、

1020分には無事帰宅。