連休明け。曇天が一週間続く天気予報に登山は諦めていたが、山梨県の木曜・午前中の予報が晴天マークに好転。

 

この機会を逃してはと所要時間3時間程の大月市・秀麗富岳12景「九鬼山」に登ることを急遽決定。

若干の小雨は覚悟して久しぶりに皮登山靴を車に積み込む。

 

 

所要時間: 2時間51

難度(犬として): 易++▼++難

マロンの日記: 途中は急傾斜でしたが、山頂近くまで山道に石や段差が少なく、短足マロンには歩きやすかった。小雨に濡れながら登りましたが、寒くはなかった。

 

朝、3時半過ぎ、マロンを朝フン散歩に連れ出すと道路はビッショリ濡れていて霧雨も降っていた。

 

 

天気予報を信じて352分、家を出る。相模湖先で国道20号線に合流する頃に雨は止む。大月市街を通過した先で139号線に左折。45km先の落合橋手前を川沿いに左折し、「九鬼山登山口」標識を見つけ車道終点に車を止める。(2台が限度の空きスペース)

 

6時、雨で道がぬかるむことも考慮して、上りは急傾斜コース、下りは傾斜の緩い「杉山新道」を使うことにし、少し戻って「九鬼神社」横の山道に進む。

杉、桧、松の鬱蒼とした混合林を上る山道は雨に濡れた形跡はない。コゴメウツギやヤマブキ、リンドウが花を見せてくれる。

638分、赤松林を通過。久しぶりの革靴に靴擦れを感じて小休止して踵にテープを張っていると雨が降り始め、レインコートを着用。

7時、杉林に「これより急坂要注意」の表示があり傾斜が急になる。その先に「新登山道」と「急坂登山道」の看板。私たちは傾斜の緩そうな「新登山道」に進む。「新登山道」は尾根を直登する「急坂登山道」のすぐ脇の自然林の中をジグザグに登るように付けられていた。

 

717分、「天狗岩」の看板があったがそれらしい岩は見えず。イカリソウが花を付けている。雨の中、赤松林を通過。ツツジが花を見せ、鶯がよく鳴く。レインコート着用のため非常に蒸し暑い。

731分、「富士見平」標識とベンチがある三叉路地点に登りつく。天気が良ければ富士山、三ッ峠山、リニアーカー実験線設備などが望める展望地らしいが、今日は雨と雲で何も見えない。左の山頂を目指して進む。

 

 

738分、「九鬼山」山頂(970.3m)に到着。

二等三角点と山梨百名山の標識もある。広場に木の枝で作られたテーブルとベンチ。晴れていれば北西方向に展望が利くようだが今日は周りの景色は完全に雲の中。

745分、霧雨が止まず展望も望めないのでムスビを食べながら下山を開始。「富士見平」で往路と別れて「杉山新道」に直進。

 

751分、小高い地点に「久美山」の現地標識。「鈴懸峠、高指」と「禾生駅」への分岐地点で私たちは「禾生駅→」に下る。道脇に白い小花のウツギやチゴユリが多い。ギン蘭も姿を見せてくれる。

8時、傾斜の緩まる辺りに「うさぎの広場」の看板。この尾根道は全然濡れていない。往路に比べ傾斜は緩やかで松葉の積もった柔らかい山道を下る。

 

86分、「弥生峠」「リニア見晴台」標識のある分岐に到着。山腹道と尾根道での下山路が選べ、私たちは山腹道で下山継続。木陰にキン蘭が2株黄色の花を咲かせていた。

雨の心配はなくなり、レインコートを脱ぐ。

842分、「あばら沢出合」地点でマロンが沢を見つけ喜んで飛び込む。土底の沢だったのでマロンは泥犬に変身。

851分、車に戻る。

帰路、ケージから顔を突き出すマロンの顔にダニが2匹這っていた。

1120分、帰宅。

先ずはマロンの体のダニ取り作業開始。20匹ほど取って体を洗い、更に10匹ほど除去。いよいよダニの本格活動シーズン開始の模様。

  九鬼山2