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大月市南に位置する「九鬼山」は既に西と北ルートを試したので、今回は東の「鈴ヶ音峠」から歩くことにした。 ◇所要時間: 4時間40分 |
4時30分、出発。 相模湖北で国道20号に合流し、西進して大月手前の「猿橋小入口」交差点を左折し、県道509号を南下。気温はマイナス5度で道の両側には除雪された雪が堆積。諏訪神社先で林道・鈴懸峠線に進むと道脇に「通行止め」看板が立っていたが、車の轍が上に続いていたので私たちもスタッドレス・タイヤなら上れるのではと先に進む。 |
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6時43分、登山口の「鈴ヶ音峠」まで残り1.8km地点で舗装林道の凍った雪に車輪がスリップを始め、登坂不能。 |
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約50分後、南斜面の「林道・鈴懸峠線」を上り始めたが、「峠」まで残り500m地点で再び凍った雪に遭遇。通過可能かとも思えたが、無理は禁物とこの地点からの出発を決める。 7時36分、舗装路でスタート。雪道先の尾根を回り込んだらその先の舗装林道の雪は解けていたがそのまま峠を目指す。
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7時45分、「鈴ヶ音峠」に到着。(峠の路肩に2台程度は駐車可) 峠の「恩賜林の由来」看板には |
尾根南面のザクザク雪を踏んで尾根筋まで上る。無風・快晴で10分ほどの上りで体が温まる。雪は少ないが山道に張り出したブッシュが煩わしい。自然林に赤松が混じったところに「立ち入り禁止」表示テープが頻繁に見られた。マツタケでも生える林なのだろうか。 |
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8時8分、「桐木差山」標識の立つピーク通過。コースに雪が少なくて助かる。朝日を背に受け尾根を進むと左に道志山塊、右の中央高速道北に百蔵山や扇山が望める。 8時14分、「高指山860m 大月市」標識のピーク通過。このあたりも木の幹に「立ち入り禁止」表示テープが多い。 |
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ブッシュを払いながら桧と雑木林の間を下っていくと前方に4つのピークが連なり、最後が「九鬼山」らしい。暑くなりヤッケを脱ぐ。 細尾根を登りピークを通過。高度で20mほど下り、直ぐに上り返す。アップダウンの多いコースだ。 |
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8時39分、ピークを通過し又下る。直ぐに無名ピーク通過。地図に「ヒノキ林」と注記されたあたりで桧林を通過。急斜面は木の根を踏みしめ、息を荒げて登る。 8時57分、ピークに近づくと右の木立が払われ、北に視界が開け、右前方に「九鬼山」が形よく聳えて見えた。景色が良いのでここで小休止してムスビを食べる。 |
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先に下って幼木の育成畑横の雪道を上り、ピーク通過。下った先はまた上り。息を荒げて上ったピークで右に方向を変え、ピークに上りついたが「九鬼山」はまだ遠かった。 9時50分、「←禾生駅」への分岐通過。この道と山頂間の雪上に靴跡が多い。すぐ先の「富士見平」標識地点では南の木立が払われ、冬姿の綺麗な「富士山」が見えたが先ずは「九鬼山」だと山頂を目指す。 |
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9時56分、「九鬼山970.3m」山頂に到着。 薄残雪の広場に二等三角点と「山梨百名山」標柱があり、この山頂から北に尾根続きで馬立山、御前山が延び、その先の中央高速道路先に西から北に大菩薩連嶺の山々、その遥か先に雲取山が僅かに見えた。 |
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10時6分、日蔭の山頂は寒いので「富士見平」で休憩することにして往路を130mほど戻り、「富士見平」の陽だまりで景色を楽しむ。 「御正体山」、「杓子山」、「三ッ峠山」を前景にして雪の「富士山」が美しい。 |
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10時20分、下山開始。 静かな森に啄木鳥が木をつつく連打音が響く。急坂下りでは落ち葉の下が凍っていて二度も転倒。途中、往路でムスビを食べた日当たりの良い地点では再び小休止してムスビを食べる。 11時9分、ピークを通過し、踏み跡を辿り急坂を下ると踏み跡が頼りなくなってきた。疑問を感じ、GPSを見たら往路の軌跡とは90度も外れて下っていた。驚いて急坂を戻る。 |
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11時13分、ピークに戻ると桧林の北斜面に山道があり、近くの幹に隠されたような「鈴ヶ音峠→」標識も見つけた。下山者に見え易いように標識位置を直して山道を下る。 11時46分、「高指山」へ戻り、パンでエネルギー補給して下山続行。 12時16分、車に戻る。 2時30分、無事帰宅。 |
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