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昨春、富士山の北東に位置する「倉見山」からの下山時、「御正体山」左に槍のように尖った形の良い山を見つけた。
帰宅後、山名を調べると国土地理院地図では無名ピークだが「文台山(別名:大野山)」と知り、マロンの登山候補の山に登録。

妻が次山にこの「文台山」を希望。コースは北から「尾崎山」経由で「文台山」を往復することにしたが、北斜面を上ることになるので6本爪アイゼンもザックに格納。

 

◇所要時間: 5時間37
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 入山コースが不明で荒れ窪地の急坂上りで山行が始まり、平坦路ではブッシュに煩わされ、「文台山」は急勾配、その上コースミスもあり、予想外にキツイ山行でしたが、無事終わってみれば「楽しかった」が全メンバーの感想でした。

 

5時、出発。

中央高速の大月JCTで富士吉田線に移り、都留ICを下りて国道1396kmほど南下し、東桂駅・南の古渡集落で駐車場所を探し、なんとか鹿留橋傍の路肩に1台分の駐車余地を見つけ駐車。気温はマイナス4度。

 

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71分、出発。古渡集落からの入山コースが不明のため、迷った挙句、古渡自治会館・東の道で山に向かう。(下山時、自治会館・前の道が登山ルートと判明。) 

採用した道は200mほど先の桧林で消失。仕方なく桧林を左に抜け、東に向かう細道を見つけこれを辿る。

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この道も桧林で消えたが、GPSに入れた予想コースはこの先の尾根を通過している筈だと僅かな流水の窪地を登る。

斜度が増し、息が上がり水飲み休憩。前方尾根への残り高度は50mほど。直登困難な急坂を斜行して少しずつ高度を稼ぐ。

736分、息を弾ませ細尾根に上りつき、張られた電線下を辿り、尾根筋を直登していく。

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753分、3本のアンテナが立つ地点に到着。北に都留の街が見下ろせた。上りを続けるとコースに標識テープがあり、踏み跡も山道らしくなった。桧林のピークに上りつくと前方に「尾崎山」が姿を見せた。

811分、「尾崎山」を目指し始めたが元気印マロンが伏せして休んだので小休止。尾根上りを再開すると太陽の下に二瘤の「文台山」が姿を見せた。

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819分、三等三角点のある山頂で「尾崎山968m」の手造り標識を見つけザックを下ろす。

826分、平坦尾根道で登山再開。地図の「ヤブ」注記どおり、背丈ほどのブッシュが煩わしい。

840分、小広場で左に方向を変え、標識テープに従い痩尾根先の高みを目指し、露岩混じりの小ピークに上っていく。

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846分、ピークに上る。西に「倉見山」、南西には「杓子山」が大きく聳え「富士山」を隠し、太陽の下には「文台山」が大きく聳え始めた。

ピークからは右下の桧林の脆い急斜面くだり。

5分ほどで下りきって鹿網沿いに巾狭尾根を進むとやがて東に視界が開け始めた。更に網沿いに桧林を下る。

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96分、痩せ尾根通過。

東の視界が広がり、「二十六夜山」と「今倉山」が形良く聳えて見えた。アップダウンしながら尾根を進む。

 

924分、「文台山」への上りが始まる。

高度1000mあたりまで上ると露岩が現れ始めた。残高度は200m。急坂には落ち葉が減り、寒さで地盤が締まっていて足がかりが良く助かる。

948分、少し傾斜が緩み、二瘤ピークが太陽の下に大きく見えてきた。息を弾ませ上る。この急斜面に雪が無いのは幸いだった。

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104分、「文台山 1199m」山頂に到着。

隣の「東峰」も踏もうと10mほど下った先の高みを目指す。

108分、「東峰」には標識が無く、木立で見晴しは得られなかったが、GPSの高度計は「文台山」より6m高いと表示した。記録写真を撮って戻る。

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「文台山」に戻り、朝日を浴びムスビを食べ、地図を広げて裸木を透かしながら周りの山名を調べる。

近くにある筈の「富士山」は南の「杓子山」で完全に隠され、西には「三ッ峠山」、南東に「御正体山」が望め、北の眼下に都留の街並みが広がって見えた。

1028分、下山開始。急斜面を標識テープにガイドされ九十九折を続けながら下り、25分ほどで急斜面を下り終える。

 

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1055分、標高900mあたりを緩く下りながら道脇の桧の若木に巻かれた防鹿対策らしいPPテープの色がピンクであることに気づき・・・往路ではこの色のテープは見なかった筈・・・・急ぎGPSを見ると、往路とは90度外れた方向に下っているのに気づき「ミスコース!!」。

111分、小ピークに戻ると立木に標識テープが巻かれ、左の細尾根がコースだと指示していた。

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1114分、「二十六夜山」と「今倉山」が望める好展望地でザックを下ろし、小休止してムスビを食べ下山続行。

1124分、桧林の急斜面の上り箇所に戻り、巻き道らしい道を見つけこれに進む。

緩く上りながら100mほど進むと、踏み跡は沢をトラバースして林の中に延びてはいるが獣道のようにも見え始めて心配になる。右上にも踏み跡らしいのが見られたので往路位置をGPSで確認してこれを上ることにした。

 

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1134分、尾根筋に上り、往路に合流。

1139分、小ピークに着き、小休止してムスビを食べ下山続行。

その先の下りきった地点では左の桧林の斜面下に標識リボンが見えたので先ほど断念した巻き道はここに繋がっていたらしい。

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124分、「尾崎山」に戻り、休まず下山続行。3本アンテナを通過し、道なりに下るといつの間にか往路とは違っていた。アンテナ箇所で別れたらしい。このコースにも通信線が張られていた。

1233分、「古渡自治会館前」に下り切った。(登山口標識は見当たらず。)

1238分、車に戻る。

240分、無事帰宅。

 

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