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平成31年・元日のテレビが「熊野古道」を放映。

その解説に依れば、

古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり・・・「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が参詣しました。・・・

熊野本宮大社を目指す参詣道は5本あり、その中でも最も多くの参詣者が歩いたとされる参詣道が「中辺路」で・・現代でも老若男女、最近では訪日の外国人も見られるようになり・・

ということで、うまく段取りをすれば後期高齢者の私たちでも古道歩きを楽しめるのでは という気が起こり・・、ネットで情報収集の結果・・・・

いささか強行軍になりそうだが、

1車泊、1宿泊の二泊三日で

●「中辺路の山道」を歩いた後、

●「熊野本宮大社」、「熊野那智大社」
「熊野速玉神社」の三山を 訪ねる遠征計画が纏まり、

●時期は5月連休が始まる前の好天予想日を選んで
出発することにした。

 

1日目 

312()

  早朝1時、車泊態勢を整えた愛車PRIUSで自宅を出発。

「町田IC」から東名高速に入り、〜新東名〜伊勢湾岸自動車東名阪自動車道名阪国道(無料) 西名阪自動車道近畿自動車道阪和自動車道へと繋ぎ、 830分に阪和自動車道「南紀田辺IC」先の紀勢自動車道「上富田IC」を降りると残距離は17km

コンビニで昼・夜食を調達の上、スタート地の「滝尻王子」を目指し、王子先200mの無料駐車場に車を入れ出発準備。気温は11度で晴天。

 

<1日目の熊野古道歩きの実績>

 

915分、駐車場を出発。

国道を200m西に戻り、国道三叉路手前の「滝尻茶屋」から熊野古道歩きを開始。

先ずは「滝尻王子宮」に旅の安全を祈願し、「高原熊野神社3.7km」標識に従うと檜林に「急な坂道が続きます」看板。

80mほど高度を上げると岩山下の穴に「胎内潜り」標識。

 

私が試すので、抜け出す姿を撮影するよう妻にカメラを預け、穴潜り開始。

苦労して穴先に顔を出したが妻の姿が見えず・・・??
仕方なく、穴を抜けだして妻を探すと・・妻は出口を探して周囲を歩き回ったが、位置が分からず、仕方なく入口に戻ったとのこと。 杉林の尾根筋を緩く上る。

 

950分、「不寝王子」碑地点を通過し、50mほど高度を上げ、暫くは穏やかな杉林を進む。

105分、北に視界が得られ、富田川と村を見下ろし、先へ緩く上る。

1021分、地図の「371」ピークに
剣ノ山経塚跡」看板。 解説板に依れば、ここは神聖地で経典を経筒に収めて埋められていた場所とのこと。

 

小休止後、早昼食して先へ緩く下ると左の小ピークに向けて「飯盛山・展望台」標識。

1039分、「飯盛山」へ上ると・・北西に視界が得られたが、左程の見ものはなかった。

歩きやすい尾根道を緩く下ると石畳道を下るようになった。

 

1056分、舗装林道三叉路を横切り、林道と並行した尾根道を先へ進む。

116分、下りきった辺りで「針地蔵尊」を通過したが・・由来等の解説無し。

1119分、無名の小ピーク先の「夫婦地蔵」前を通過し、緩く下る。

1025分、前方に視界が開け、人家も出てきた。

 

1130分、道脇に「高原熊野神社」。小さいが風格のあるお宮に参拝して村落の石畳み道で先へ進む。

道脇を清流が流れる石畳み道を上ると沈丁花やミツマタが花を見せる。

一定斜度で300mほど高度を上げていくと妻のペースが落ち始めた。

聞けば、昨夜は1時の早出が気になって

 

眠れなかったとのこと。

1224分、小堂のある「大門王子」を通過。

1247分、標高569mの「十丈峠」を通過し、先へ緩く上っていくと、落葉樹林の広場で10人ほどの外国人の若者集団登山者が休憩中。

身振りで挨拶して先へ進む。

 


その先で「十丈王子跡」を通過。

その先約400mで「小判地蔵」を通過。解説板には・・その昔、飢えと疲労のために小判をくわえたままここで倒れた巡礼を弔ってまつられた・との記事。

緩いアップダウンの先で「悪四郎山」の北山腹を巻いて進んでいくと・・・・、

 

7時に「滝尻王子」を出発したという二人連れ女性登山者に追いつき、先行。

歩きやすくなった山道を緩いアップダウンで進むと、3つ目のピーク先は距離約1km、高度差340m程の長い下りが続く。

三分岐地点に「三体月伝説」解説板。
三体月の意味が分からず??? (
熊野大社・大斎原の解説板を読み、疑惑解消。)

 

146分、尾根筋コースが峠地形手前で突然、左山腹へ下り、すぐに右周りで尾根筋を横切って「逢坂峠」碑の立つ林道を横切り、檜林の中を九十九折で高度を急激に下げていく。

1430分、杉林をほぼ下り終えた辺りで「大坂本王子」を通過し、沢沿いに下る。

 

1449分、進路右に国道311が近づくとコース横に「道の駅・熊野古道中辺路」。立ち寄ることも考えたが・・

、「近露王子発のバス時間」が気になり、この先の「牛馬童子像」目指し、舗装林道を先へ進む。

159分、杉林の三分岐の「牛馬童子像50m→」標識に従うと、

 


小ピークに「牛馬童子像」。

今回の熊野古道歩きではこれとの対面を一番に期待していたので、ザックを下して撮影を楽しみ・・、

近露王子1.0km 」標識に従い、先へ進む。

 


200m
ほど先で一時、舗装林道へ出たが、100mほど先で再び山道へ入り、200m先で県道217へ下りると前方の橋先に「近露王子」の幟が見えた。

1533分、「近露王子」に立寄り後、

 

80m先の「近露バス停」でバスを待つ。
(
待機中、翌日の古道歩き行程が今日より5kmほど長いのは結構、キツソウなので、起点を「発心門王子」にすることを妻に提案し、了解を得る。)

1559分、「滝尻王子」へのバスが発車すると 「このバスは次のなかへち美術館バス停でトイレ休憩します」と車掌が放送したのでビックリ。

 

1633分、バスが「滝尻王子」に到着。

1639分、マイカーに戻り、今日の車泊予定地「道の駅・奥熊野ほんぐう」目指し、国道311を東進。

1720分、熊野本宮大社前の「世界遺産熊野本宮館」のバス停で「発心門王子行きバスの始発時間」を確認の上、 3km先の「道の駅・奥熊野古道ほんぐう」に移動。

コンビニ弁当で夕食を済ませ、寝袋に入りながら翌日の行動計画を詰め直し、眠りに就く。

 

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