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◇所要時間: 3時間45分 ◇難度(犬として): 易+▼+++難 ◇マロンの日記: 前半は森の中のしっとりした沢沿いの道、後半は林の尾根道で歩きやすいコースでした。 |
東北旅行から2週間経過。テレビで梅雨の合間の晴天予報が出た。 二人と一匹は少々ダレタ体力を立て直すべく、あまり遠くなく、笹薮が少なく、歩行時間も程ほどと、少々甘い選択基準を持ち出して地図上の山を物色。 結局、国道20号線脇の「倉岳山」が選ばれた。 |
4時、家を出る。国道16号から412号に抜けて、相模湖駅前で20号線に入り西に進む。 中央本線・梁川駅前で「倉岳山」への導標を見つけて20号線を左折。 |
梁川大橋を渡り、道なりに前進。1kmほど先で舗装路右手に「倉岳山」への標識を見つけ、その先の唐栗橋手前の空きスペースに車を停める。 5時38分、準備を整え出発。まずは標識地点に戻り、舗装路から細い山道に進む。 笹薮の道は直ぐに森の中の山道に変わる。古い木橋を渡った先で恩賜林の解説板を読む。このあたりから下枝が払われ、すっきり伸びている立派な杉林を通過。 |
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登山道脇に水量の多い沢が現れ、平行するようになる。沢名は月夜根沢。 6時、飛び石で沢を渡ると丸太のベンチ。休まずに先に進む。この先でも数回、沢を渡り返すが、その度にマロンが水に入りたがる。 6時14分、飲めそうな水がパイプから勢いよくほとばしり出ている。少し傾斜がきつい沢沿いの自然林を登る。栃の大木の下で上を仰ぐと栃の大葉で囲われたドームに入った感じ。 北斜面で梅雨時のせいもあろうが、沢に水が豊富。周りの岩も苔蒸していた。 |
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前方の尾根を越して涼しい風が吹き込んでくれる。 6時40分、進路方向が左に変わり始める。5分ほど進むと沢の水量が急に減り、山道は左斜面をジグザグに詰めるようになる。 6時55分、立野峠に上り付く。尾根にはよく踏まれた一尋ほどの山道が東西に伸びており、尾根を越した先は秋山村浜沢との標識。私達は尾根筋を西に向って進む。 |
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下界から7時のチャイムが聞こえる。尾根筋では立ち木に遮られて見晴らしは全然無いが、一時、左に展望が開け道志の山が望める。 7時11分、木の間越しに小さく富士山。ほとんど雪は消えていた。見晴らしの無い自然林の尾根を更に進む。 7時16分、小ピーク通過。4分ほどで急な登りが始まる。カクレミノの幼木に混じり野茨の5弁の白花がキレイ。急傾斜の直登山道脇には紅葉イチゴの株が多く、黄色の実を沢山付けている。口に入れてみたが甘味がイマイチ。 |
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7時30分、倉岳山山頂(990m)に到着。 山頂広場には山梨百名山の標識と大月市秀麗富岳12景9番山頂の解説板。南西には道志の山並みの先に富士山。北側はすっきり延びた赤松林。朝日を浴びてマロンにパンの小片をサービスしてやる。 7時48分、下山開始。 おかーさんがスッと先行するとマロンが急斜面を走り下り追いかけて、吼えながらおかーさんの足首を噛むしぐさ。コーギーの血が騒ぎ始めたか。家の近くの公園で一番運動能力のないマロンにも体力が付いてきたと笑われる。 |
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8時13分、立野峠通過。何度も沢を渡り返しながら下山継続。マロンはその度に水で遊ぶ。 9時23分、車に戻る。 11時30分、帰宅。今日の山はヤブが無くて沢があり、ダニがいなくて距離も程ほどで、今のマロンにはころあいの山だった。 |
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