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梅雨の中休みとかで、静岡地方に晴天の予報。 久しぶりに富士山を眺めたいものだと熱海近くの「玄岳」を訪ねることにした。 ◇所要時間: 3時間4分 |
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3時、出発。町田ICから東名高速に入り、小田原・厚木道路で小田原に出て、真鶴道路、熱海ビーチラインを使い熱海に出る。4時30分、カーナビに従い、道路の入り組んだ熱海の市街を北上。 |
「玄岳ハイクコース入口」標識地点は別荘地と予想し、あたりに駐車場所を見つけられると予想してきたが、その一帯は住宅地帯だった。コース標識に従い、車で舗装急坂を上る。 簡易舗装路の終点の路肩に「玄岳ハイクコース入口」標識と「美しい高原360度の大パノラマ 雄大な富士の展望標高798.4m所要時間約2時間」看板を見つけ、50mほど後ろに駐車可能場所を見つけ駐車。近くに「××建設」会社用地があり、車の往来がある様子。 |
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4時51分、背後に昇り始めた真っ赤な太陽を見て出発。 少し先の竹薮前に「現在地 標高340m 頂上まで約2.5km 約90分」看板。 竹林を抜け、頭〜拳大の石の転がる道を上る。路肩のヤマボウシが白い花を見せる。左の枯れ沢沿いに上っていくと道の両側に玉アジサイが群落。 気温は18度で早くも汗ばみ始めた。 |
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5時17分、熱海新道を横切る陸橋につき小休止。前方上の玄岳は薄雲の中。 ハイキングコースらしく手入れはされていたが背丈ほどに密生した笹の林を通過。 尾根筋を上るようになると樹間越しに朝の太陽光が差し込む。山ツツジが蕾と花を見せた。 |
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5時51分、周りの樹高が低くなり、芝の小広場に抜け出た。東の霞の中に朝日を反射する熱海湾らしい地形が見えた。 霧の流れる笹原の芝生道を北に向かう。 5時54分、「←玄岳山頂 氷ヶ池→(約15分)」標識の立つ三分岐に着く。手造りの「リンドウ峠」標識も見られた。山頂を目指す。 |
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前方の霧の中に玄岳山頂らしい影を見つけカメラを取り出した途端、紐先マロンの横の笹原から大きな鳥が飛び立ちビックリ。雉とは見極めたが、撮影は間に合わなかった。 膝程度の笹原に霧が流れ、展望は得られないが良い雰囲気の中を進む。 |
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6時2分、「玄岳 798.4m」山頂に到着。 看板には「視界360度」と書かれていたが、周り360度は薄霧の中。上空に僅かに青空。ザックを下ろして小休止。 笹の中で鶯が鳴き交わしていた。富士山のある北西の霧は薄まる兆候が見られない。風は無く、羽虫が飛び交い始めたので「氷ヶ池」に向かう。 |
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笹の中で鳴き交わす小鳥の声に反応し、マロンが笹原に飛び込もうとするのでセーブが大変。 伊豆スカイライン道路を横切って北に延びる尾根に向かう。 この辺りから、北西に富士山が眺められる筈なのだが・・・。相変わらずガスに動きは見られない。 |
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6時26分、尾根先端から背丈ほどの濡れた笹薮の中を下る。草の下を潜行するマロンは濡れ鼠状態。 6時30分、下り終えた地点の三差路から「氷ヶ池」に向かう。 幅広道は一応、手入れされていたが、細いタケノコが一面に生長中。 |
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3分ほどで草原に出た途端、路肩の笹原からまた雉が飛び立った。 草原に珍しい白アザミを見つけ、赤アザミと組み合わせて撮影。 気が着けば「氷ヶ池」の池畔だった。 |
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6時45分、池沿いに進み、舗装路横に出たが標識類が一切無く、その先の進路が不明。 山勘でスカイラインを横切り、その先の少し細い舗装路を南に辿り、ループしてきた先ほどの太い舗装路を横切り、舗装路下のガードを潜る・・(○)。 潅木の中をスカイライン沿いに西に進む。 |
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6時57分、草道にコンクリートの展望台らしい構築物。雲が無ければ、富士山が見えるのかも・・・。上って、進路が「リンドウ峠」に向かっているのを確認。 7時4分、潅木の中の草道が伊豆スカイライン脇に近づくと、道路側が柵で閉鎖され、「危険 一般自動車道の為、歩行者の通行禁止」の看板があった。コースに自信を深めて先に進む。 |
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7時6分、山腹の急坂を上り始めた。羽虫が飛び交い、目や鼻に飛び込むので虫ガード網を被る。振り返ると伊豆スカイラインや氷ヶ池が一望。 7時17分、「リンドウ峠」に戻る。上空に青空が増えたが富士山の展望までは期待出来そうも無いので下山続行。 7時37分、陸橋に戻り、小休止。 7時55分、車に戻る。太陽の日差しが強い。 10時、無事、帰宅。 |
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左は当日のGPS軌跡。 右は現地標識の無い、「氷ヶ池」から「リンドウ峠」への経路の詳細図。 |
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