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残暑も終盤らしいが、山地図で ●近場●標高の高い山を探し、山梨の「黒金山(2232m)」の南斜面へ乾徳山(南)林道が伸びているのに気づき、ネット検索してみると・・ タクシー利用で標高1550m地点から登った人たちの山行記を見つけ、晴天予報の出た水曜日の出発を決める。
◇所要時間: 5時間12分 |
2時45分、出発。 中央高速・勝沼ICを降り、甲州市の東山腹をはしるフルーツライン経由で国道140号線を北上。 「三富小学校」先2つ目の左折路を上り、「乾徳山(南)林道」で「大平荘」経由、950mほど高度を上げ、「黒金山登山口」のある「林道出合」の広場に駐車。 気温は14度で晴天。丁度、東の山並みの上に朝日が昇り始めた。 |
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5時28分、「←牛首ノタル・黒金山 2時間」標識に従い、北へ伸びる尾根道に進む。 落葉松やダケカンバの自然林の林床は膝程度の笹原だが、山道は手入れされていて歩きやすい。 200mほど標高を上げ、僅かな流水の沢を横切る。 |
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6時4分、南に「富士山」、北に「牛首」と「黒金山」が望める「ササ原展望台」標識地点を通過。落葉松林を緩く左に回り込みながら上っていく。 6時27分、尾根を外し、西斜面を辿り上ると、青笹斜面に群生したマルバダケブキ、キオンが黄花を見せた。 |
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標高1920mまで上ると、南に展望が利き、「乾徳山」の先に「富士山」がスッキリした姿を見せた。 コースは北に聳えた「牛首」山腹を時計方向に巻き、シラビソ樹林帯の中に延びていた。 |
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6時58分、樹林帯を抜け出て、「牛首のタル」に到着。 南の「富士山」周辺が霞み始めていた。 |
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小休止後、西の「黒金山」を目指し200mの上り開始。樹林帯の林床は苔むし、苔の中にキノコが散見される。気温は18℃程度だが、汗が滴る。 7時39分、「黒金山2232m」に到着。 コース標識は「←乾徳山1時間45分 (黒金山山頂) 牛首ノタル20分」 |
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南〜西〜北に視界が利き、南に「富士山」、西〜北に「北奥千丈岳」〜「甲武信ヶ岳」が連なって見える。「黒金山」の西斜面は岩稜帯だった。 7時52分、「西沢渓谷→」標識に従い、下山開始。下りではキノコが目につくので撮りながら下る。 |
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8時15分、「牛首ノタル」に戻ると「富士山」に雲が懸り始めていた。 8時29分、「牛首」を目指し、「西沢渓谷→」標識に従って東斜面に進む。 100mほど先で赤テープを見つけ、「牛首への上り口」と判断し、微かな踏み跡を辿り上り始めたが・・・ |
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踏み跡は直ぐに消え、シャクナゲ混じりの密集した灌木帯が行く手を阻む。 紐先マロンに「Go!」、「No!」、上!」、「Good!」指示して高みを目指す。 灌木を掻き分け、踏みつけ、潜り、強引に上りを続けるが、マロンの紐が灌木に絡まったりしてやたら非能率。 兎に角、進めそうな隙間を探し、高みを目指す。すぐ後ろに続く妻の姿も写真に写らないほどの藪道。 それでも山頂に近づくと歩きやすくなった。 |
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8時51分、ダケカンバらしい木に「牛首2086m」標識。苦労して登ったが、周囲に視界なし。 尾根筋の上りが余りに非効率だったので、北斜面で下れないか、様子見してみると・・案外素直に下れそうだが、この下へ「西沢渓谷」への道が来ているのか確認できておらず・・、結局は様子の分かっている尾根筋で戻ることにした。 9時1分、下山開始。 |
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私、マロン、妻の順番で藪を漕ぐ。下りながらGPSを見ると・・コースを南に外しがちなのが読み取れ、右への軌道修正を繰り返しながら下る。GPS無しでは、南斜面に引き込まれただろう。 9時29分、赤テープのある山道へ下りきった。(35mの高度差を上りは16分、下りでは28分も費やしていた。) 往路を戻る。 |
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9時32分、「牛首ノタル」に戻る。上って来た山慣れた感じの単独登山者にシャッターを押してもらいながら「牛首」の様子を話すと、やはり「藪漕ぎ」するしかないとのこと。 9時36分、下山開始。青空に流れ雲。標高1750mあたりの流水の沢で小休止するとマロンは喜んで水に浸かる。ムスビを食べ、下山続行。 10時40分、車に戻る。 1時50分、無事帰宅。 |
「黒金山」」で見かけたキノコ |
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