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秋の「富士山」を間近に眺めるのも良いのではと、今回は「杓子山」と「鹿留山」を南から訪ねる計画を立てていたたら、水曜日のテレビが「富士山に初冠雪」と放映。

この好タイミングを逃す手は無いと、晴天予報を確認の上、翌日の出発を決める。 (「鹿留山」の山名由来を調べると・・・ 鹿を捕ることが禁止された山とのこと)

 

◇所要時間: 4時間52

◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 「杓子山」へも足を延ばしかけると、富士山頂に雲が懸り始めたので、途中から引き返しましたが、今日のコースは意外に長距離 (10km)で、「子ノ神」へはロープの垂らされた岩場もあり、結構、疲れました。
早朝には雲一つない富士山でしたが、下山した時には殆ど雲に覆われ、早朝登山の有難味が実感出来たとおとーさんが言っていました。

 

250分、出発。

道志みち(国道413)」で「山中湖」に抜け、湖畔西の忍野村・西野から始まる「鹿留林道」で東の「二十曲峠」を目指す。

クネクネ林道で高度を150mほど上げ、「二十曲峠」に到着すると、既に数人のカメラマンが富士山を狙って三脚を立てていた。この峠は富士山方向の展望に恵まれ、駐車スペース、東屋、水場・簡易トイレがあり、カメラマンに人気があるらしい。富士山頂に初冠雪の兆候を探したが、既に雪は溶け去った様子。無風・快晴で気温は15℃。

 

536分、「山頂が色づき始めた!!」という声を聞きながら、石垣上の山道に進む。

道脇にワレモコウ、シロヤマギク、ツリガネニンジン等、秋の野草が花を見せた。
70m
ほど高度を上げ、北への平坦細尾根を辿る。下界から6時の鐘の音。

612分、「加瀬山1275m」を通過。

 

627分、東の木立が無くなり、太陽の左に御正体山が姿を見せた。草原の朝露でズボンが濡れる。ハンゴンソウが派手に黄花を見せる。

南のススキ越しに秋の「富士山」、北前方には目指す「鹿留山」前鋒に当たる「子ノ神」が大きく聳えて見える。

 

634分、「立ノ塚峠」に到着。 (当初はこの峠へ車を乗りいれようと考えたのだが、やはりマイカーでは腹を擦りそうな林道だった)

一息ついて、「子ノ神」への高度差400mの上り開始。急斜面にフシグロセンノウ、巴シオガマが花を見せた。標高1380mあたりから勾配がきつくなってきた。気温は20度だが、息が上がり汗だらけ。

標高1420mあたりで小休止。残高度は210mほど。

 

標高1430mあたりのテンニンソウ群落は花を付けていた。

711分、標高1440mあたりから、ロープの張られた露岩の急坂が始まった。

715分、岩場の上り。マロンが先頭。途中、花を付けているホトトギスを見つけ、カメラに収める。ウスユキソウも咲いていた。

719分、岩場を登りきると、右から優しそうな別ルートが合流。東斜面に巻き道があったのかも。

 

724分、標高1500mまで上り、水飲み休憩。「子ノ神」への残高度は130mほど。

上りを再開するとまた、岩場。この岩場区間は長くなかった。標高を上げるのに従い、トリカブトが増えてきた。

754分、「←杓子山 鹿留山→」標識の立つ「子ノ神」の三分岐に上り着く。

お社があるのかと探したが、見当たらなかった。「鹿留山」を目指す。平坦路の楽なこと!!。幅狭尾根に太ブナが散在。

 

82分、太ブナの立つ「鹿留山1632m」に到着。木立で囲まれた山頂には三等三角点だけで展望は殆ど無し。ムスビを食べながら小休止。

812分、「杓子山」へも足を延ばすことにし、往路に戻る。

820分、「子ノ神」の三分岐を通過し、「杓子山→」標識に従うと「杓子山」に向かって下り始めた。

 

829分、40mほど標高を下げた大きな露岩個所で左に好展望。
まだ700mほど先の「杓子山」へ着くころには富士山頂は雲に隠されてしまうと思われ、展望はここで楽しむことにした。


8
31分、富士山頂が雲に隠されたので、下山開始。

 

838分、「子ノ神」に戻り、小休止して下山開始。

岩場上で同年輩夫婦と交差。岩場はマロンを後ろにして、慎重に下る。岩場を登るときには下り時を心配したが、意外に楽に下れた。

林床に奇妙な実を付けた蔓植物を見つけ、カメラに収める。(帰宅後、図鑑で調べると、スズメウリらしい。)

932分、「立ノ塚峠」通過。

 

振り返ると、先程登った山塊はまだ夏山の姿。太陽の直射日光を浴びると、やたら暑い。
9
50分、「加瀬山」通過。

1028分、「二十曲峠」の車に戻る。富士山は四合目あたりから上が雲の中。

13時、無事帰宅。

 

「鹿留山」で見かけた野花

フシグロセンノウ

??

ママコナ

 

マツムシソウ

カノコソウ

オヤマボクチ

 

シラヤマギク

ショウマ

タチフウロ?

 

カワラナデシコ

トリカブト

ホトトギス

 

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