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5月連休の中断する52日、晴天予報を確認の上、登山対象を物色しているとマロンのHPで知り合った練馬のEさんから「御坂・黒岳でカタクリ群落と遭遇」のEメールを受信。

 

登山者も少なく、眼前に富士山も見られたとのことで、マロンの77番目の山が決まる。

 

 

所要時間:4時間40

難度(犬として):易++▼++難

マロンの日記:最初の登りはキツカッタが後は林の中の歩きやすい道でした。ダニは全然いませんでした。

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4時、家を出る。中央高速道を使い「河口湖IC」を下りる。河口湖大橋を(早朝のため無料)通過し、御坂道を上る。

御坂トンネル入口手前の天下茶屋横に空きスペースを見つけ駐車。富士山撮影のカメラマンの車、20台ほどが道脇に駐車していて、駐車余地は少なかった。

550分、富士山は雲の中。チャンス待ちのカメラマン達を後にして「黒岳」に出発。先ずは「旧御坂峠70分→」標識に従い標高差300mの御坂山を目指し、丸太階段を登る。

555分、「富士には月見草がよく似合ふ」の太宰治の文学碑前を通過。霧に濡れたブナ若葉の新緑が目に鮮やか。所々にミツバツツジ。石楠花は未だ蕾。

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68分、急傾斜を登り詰めると、「←旧御坂峠 清八山→」標識の立つ三叉路尾根。マロンに水を飲ませて左の御坂山に向う。小さな上り下りを続けて幅広尾根を前進。山道に沿って野草が一斉の芽吹き。広範囲にマイズル草の群落が見られた。

616分、階段の上りが始まる。

636分、ピークを通過するが上りは続く。「ツツピー・ツツピー」「ピーチ・ピーチ」と小鳥が鳴き交わしているが姿は若葉の陰。

 

645分、一本だけ石楠花が美しく咲いている先に「御坂山」山頂。ナラ林に囲まれた山頂広場にはキヌガサ草、山トリカブト、エンレイ草、カザグルマ等の若葉。見慣れない黄色の草花も。小休止して先に進む。

73分、露岩帯を通過し斜面を下る。雲は薄くなり薄日が漏れる。

75分、見晴らしのある高圧線鉄塔脇を通過。山斜面は樹種ごとの新緑で彩られていて眼を楽しませてくれる。トリカブト、マルバダケブキが多く見られる幅広尾根を通過し、狭い笹の山道を下る。

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713分、壊れかけた御坂茶屋に到着。小屋脇に御坂城址やこの地点を通過していた鎌倉街道の解説板。先に進むと尾根筋にはイチリン草の群落やウド、ヤブレガサの若芽で5月を実感。

730分、大木の根の浮き出た上り斜面にカタクリの自生群落。早朝の為、花は鶴の嘴のように閉じていた。上り下りを繰り返し先に進む。

 

 

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756分、山頂に向う急な上りが始まる。マロンも自力で頑張る。何時の間にか周りにガスがかかってきた。

811分、展望のない黒岳山頂に到着。

広場には「山トリカブト、カモシカ、クマ、マイズル草」等の解説板。この横に立つ「←展望台200m」標識に従い、大展望を期待して南に進む。

・・・と中年男性が一人、ガスに向って岩に座っていた。挨拶すると富士山の撮影チャンスを6時過ぎから待っているとのこと。

 

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私たちもガスの晴れ間の展望を期待し、丸太に腰を下ろす。・・・が、ガスに動きが感じられない。

827分、展望は諦め、往路で下山開始。

927分、高圧線鉄塔ポイントまで戻り、振り返ると富士山が山頂部分だけ姿を見せる。前景のカラマツも新芽で明るい。

花が咲くまでに7年を要するというカタクリの群落地点に戻る。木漏れ日を浴びて花弁を反り返し咲いていた。

944分、御坂山通過。

1013分、ピーク地点でマロンを休ませる。

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1030分、車に戻る。車が舗装路脇に1718台駐車。半数以上が富士山狙いのカメラマンの車らしい。

今日出会った登山者は15人ほど。河口湖畔通過に渋滞で手間取ったが、13時には無事帰宅。

 

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